興趣つきぬ日々

僅椒亭余白 (きんしょうてい よはく) の美酒・美味探訪 & 世相観察

対岸の桜

2012-03-31 | 季節の移ろい


毎年、ひと足先に咲く桜です。
木が小ぶりで花の赤みが少し強く、ソメイヨシノではないようです。


こちら側の土手に咲くソメイヨシノは、まだ蕾です。 
でも、大分膨らんできました。 週明けにはほころびるでしょう。


今日は風の強い日でした。
所どころ砂ぼこりが舞って、マスクをして歩きました。

低気圧が通過していったようです。 昼下がり、雨になりました。

 

 


 

ネコヤナギ。

柔らかな猫の毛のような花穂が消えて、すっかり花が開いてしまっています。
久しぶりの散歩で、今年はビロードのような猫毛、見そこねてしまいました。

 

 



 

コサギ。

これから暖かくなってくるので、せいぜい散歩をしようと思っています。
腹回りも気になるし・・・。


梅見酒

2012-03-25 | 美酒・美味探訪


一酌散千憂  杜甫
花問一壺酒  李白

一梅酌温酒  余白  (大詩人たちと並べては畏れ多いのですが・・・)

 

酒は土佐鶴、肴は白ミル貝。 (メニューは 『体脂肪ヨハクの自宅食堂』より)

発売されている本ではありません。 念のため。


水仙

2012-03-25 | 季節の移ろい


わが家の水仙が咲きました。

朝日に輝いています。

 

 


 

勿忘草。

ワスレナグサです。 冷たい空気にまだちぢこまっています。

 




 

 

梅の花がやっと満開。

今年は例年よりずっと遅い開花でした。
冬が寒かったせいか、木が老いたせいか・・・。



今夜は燗で、梅見酒だネ。


ひと筆削り

2012-03-17 | My Favorite Things

鉛筆削り器で削った削り屑を、途中で切らさずに削ることができました。

So what?   (だから何だってぇーの?)
と言われても困るのですが・・・。 


ともあれ、わたしは昔から不器用で、リンゴやナシの皮を途中で切らさずにむいたことがありません。
鉛筆削り(ナイフ)で鉛筆を削るのは、今でも不得手です。(自慢にならないって)


寒桜

2012-03-08 | 散歩、時々旅


  温(ぬく) む陽に漸く微笑む寒桜   余白御粗末

一昨日(6日)時点の、新宿御苑の寒桜です。

前日の冷たい雨が上がり、陽射しが出て、気温がどんどん上がったこの日、固く蕾を閉じていた寒桜もようやくほころび始めました。

例年だと2月には咲き切っているのとのことでしたが・・・。

 






でも、少ない花だからこその有難みも出ます。

 







旧御涼亭。

台湾風の建築様式です。


新宿御苑には、わたしは初めて訪れました。

だだっぴろい空間が広がっているところかなと思っていましたが、そんなことはありません。
庭園と池がいくつかあるのですが、数ある樹林にさえぎられ、全体を一望できるところはなさそうです。
地面も高低に富んでいて、景観に変化が感じられました。

ところどころにある芝生の広場と植栽の数々はどれもきれいに手入れされ、その近くにある茶室や休憩所からゆっくり眺めることができます。

新宿御苑は、65種1300本の桜が植栽された都内随一の桜の名所なのだそうです。
4月中旬~下旬がお花見のベストシーズンとのこと。 そのころに行くのもいいかもしれません。


北緯36度線、地球の風景

2012-03-02 | 時には芸術気分


『えほん 北緯36度線』
(小林 豊 ・ 作/絵
 をご紹介します。

東京から地球をまっすぐ西へ、 「北緯36度線をぐるりと辿る旅」 の絵本です。

港町、歴史を刻む木造家屋の町、レンガ造りの家の建つ大陸内部の町、砂漠の町、戦火の傷跡の残る町・・・さまざまな地域と、そこに暮す人々の姿が描かれています。
著者の小林豊画伯は、各地域のそれぞれ特色ある景観のみならず、その中で生きる人々の生活の匂いまでをも写し取っています。

生きる喜びとは何か、人と人との連帯とは何か・・・この絵本は、格調高い絵を通してたくさんのことを語りかけてきます。









1999年、今から13年ほど前に初版が発刊されたものですが、上野公園の 「上野の森美術館」 で開催中の 「北緯36°線 の風景 小林 豊展 (日本画と絵本原画) を、昨日訪れるまで、この絵本のことは寡聞にして知りませんでした。








上野の森美術館 です。

ここで今開かれている 「北緯36°線 の風景 小林 豊展」(来週火曜日、6日まで) には、 『えほん 北緯36度線』 の原画のほか、小林画伯が世界を回って素材を求めたタブロー(絵画作品) の力作も多数展示されており、きわめて充実した展覧会となっています。

なお、 『えほん 北緯36度線』 は、ポプラ社・刊、定価:本体1300円。 「北緯36°線 の風景 小林 豊展」 の売店でも購入できます。








上野公園の桜は、まだ開花の兆しがありません。
今年は寒かったせいか、2月に咲くといわれる寒桜もまだ蕾の状態でした。