目白まで行ってきました。
時計店・日本堂さん(上の写真)で、わたしの腕時計の分解掃除をしてもらおうと思ったからです。
なぜここで分解掃除かというと、4年ほど前にここで電池を替え、その時そう思ったのです。
電池を替えるついでに、裏ぶた辺りの汚れをていねいに拭き取ってくれた、かなり高齢の主人は、時計の分解掃除の時期について聞いたわたしに、分かりやすく説明をしてくれました。
「この時計(わたしの)は、新しい電池を入れると三年は保ちますが、それが1~2年で止まるようになったら、その時が分解掃除の頃合ですよ」と・・・。
それを聞いていてわたしは、この方は誠実で、仕事がていねいで腕がよく、地元の人々の信用を得ながら長年やってきたのだろうなと思いました。
また、わたしの時計も、時期が来たらここで分解掃除してもらおうか、とも思いました。
その後、ここで入れてもらった電池は2年半ほど保って切れ、ほかの店で新しい電池を入れたのですが、それが先日、1年ほどで針が動かなくなってしまったというわけです。
ところが今回、ご主人はまだお元気かなあと思いながら日本堂さんを訪れて、ご主人が二年ほど前にお亡くなりになったことを知りました。
奥様が出てこられて、そう話してくれました。もうすぐ三回忌なのだそうです。
今は同じ店内でせんべいを売っている息子さんが、時計の販売と電池交換だけをしているとのことでした。
奥様に4年前のことを話すと、とても喜んでくれました。お悔みを述べ、店を出るわたしを、ていねいに見送ってくれました。
そのあと、池袋を経由し神保町に向かい、ここはビヤホール・ランチョンです。
黒生ビールと「自慢メンチカツ」。
ビールは普通の生ビールを飲んで、これが2杯目です。
日本堂のご主人のご冥福を祈り、往く夏を惜しみながら、しばしゆっくりした時間を過ごしてきました。
それで結局、時計の分解掃除はどうしたのか、というと、東武百貨店池袋店の時計コーナーにたのみました。
リューズ交換も要るとのことで、最低でも2万円はかかりそう。高いですね。
分解掃除の仕上がりまで、一か月半から二か月みてくれと言われました。
日本堂のご主人のことは、4年前の記事でもとり上げています。↓
http://blog.goo.ne.jp/kyusan2/s/%C0%C4%BD%D5%A4%C8%A4%CF
ご高覧いただけましたら幸いです。