興趣つきぬ日々

僅椒亭余白 (きんしょうてい よはく) の美酒・美味探訪 & 世相観察

夢とロマン

2014-11-30 | 美酒・美味探訪

晩酌は、先日南会津に行ったとき買い求めた「花泉 ロ万(ろまん)」。

福島県は南会津町、花泉酒造の純米酒(無濾過一回火入れ)です。

ロ万 ろまん ・・・なによりもネーミングがいいですね。
飲み手にとっても楽しく、作り手の酒造りに対する夢とロマンが伝わってきます。

味も、飲み口のよい、とても美味しいお酒でした。


冬に咲くバラ

2014-11-25 | 季節の移ろい

今朝は雨になりました。
冷たい雨です。

この時季、わが家の庭にバラが咲いています。

立冬が今月の7日でしたから、今は暦の上ではもう冬。
冬に咲くバラというわけですね。

名前は‘プレーボーイ’。
わたしのようなバラです。(うそです)


周囲が暗いのは、カメラのフラッシュがたかれて(光って)しまったからです。
雨の日の朝は、なかなか明るくなりません。一定の明るさがないと、自動的に光ってしまうのです。

その代わり、雨に濡れた花びらと葉が光って、それなりにきれいです。


暦の上だけでなく、実際の冬も、もうそこまで来ています。


市川夕景

2014-11-16 | チラッと世相観察

会合があり、千葉県の市川に行ってきました。

会合まで少し時間があったので、タウンウォッチング。

上の写真は街角のカレー屋さん。
幌型の庇の破れ具合がいいですね。幌の色の褪せ具合もいい。

意図して出せる味ではありません。

 

 




小路に入るといくつか商店が並んでいました。

ここは雑貨屋さん。「家庭用品の店」とあります。
タイル用のブラシや庭掃き用ほうき、籐製のゴミ箱からトイレットペーパーまで売っています。

ここはきっと昔からあるお店なのでしょう。近頃こういう店をほとんど見かけなくなりました。

 

 




八百屋さん。

果物を中心にした小ぎれいなお店。こういう店も少なくなりましたね。
スーパーなどに、とって替わられてしまうのでしょう。

 

 

 

酒屋さん。

入口右脇に猫がいて、店の中から外を見ていました。

 

 


             

近寄っって、猫がこちらを見たらシャッターを押そうと思ったのですが、この猫、わたしを見ようともしません。
完全無視。

ベンチ状の台にスペースがあります。そこがいつもの所定位置なのでしょう。

生意気な猫です。生きた招き猫か、はたまた生きた魔よけか。

 

 

 



小ぶりな小料理屋さんがありました。

いい雰囲気です。こういうお店は十中八九、ママさん一人でやっている店ですね。
分かりませんが・・・。

居酒屋大手のチェーン店などが増えて、近頃はこういうお店も少なくなりました。


旨みと香りのハーモニー

2014-11-14 | 美酒・美味探訪

今年もハムを作りました。

毎年寒くなると作っています。

添加物、保存料、着色料のいっさい無い手作りハムです。

塩、砂糖、胡椒を豚肉のかたまりによく揉みこむ作業、燻煙前にタコ紐でキリリと巻き締める作業がわたしの担当です。(どちらも力仕事)

 

 

 


今年もよく出来ました。

市販のものとはひと味もふた味も違う、旨みと薫煙香の濃いハムです。
朝、パンとコーヒー、野菜サラダとともにいただきます。(すべて自家用)


ふた冬前に作ったときの記事です。作る工程を書いています。(ご参考まで)
http://blog.goo.ne.jp/kyusan2/e/de3f57597821096d4d7b98cf41c368ca


乗馬初体験

2014-11-09 | 散歩、時々旅

乗馬体験会に行ってきました。

ここは東武動物公園脇にある東武乗馬クラブ&クレイン(埼玉県宮代町)です。

上の写真の中に、馬に乗ったわたしがいるわけではありません。
皆さん、中級以上の方々でしょう。

なぜなら皆、馬のコントロールがウマいからです。歩かせたり歩みを止めたり、方向を変えたり早足に走らせたり、そろって同じことをしています。

これは初心者には無理だと思います。

わたしは、馬に乗るのは今回が初めてでした。といって別に、乗ってみたかったわけではありません。

「一度どうしても馬に乗ってみたい。でも一人で行くのはいやだ」
という、家内のわがままにムリヤリ付き合わされてしまったのです。(かわいそうに)

でも、来たからには乗るしかありません。‘馬には乗ってみよ’というではありませんか。

 

 

 

 

手前の馬が、わたしの乗ったシアトルスタークス号。奥が家内の乗ったピューレックス号。

二頭ともオスで、歳は二十歳過ぎとのこと。馬の歳はその四倍が人間の年齢に当たるといいますから、80過ぎのおじいさんたちです。
文字通り、馬齢を重ねてきたわけですね。

同じく馬齢を重ねつつあるわれわれにピッタリです。

写真は、これからインストラクターの方々が、二頭に鞍などの馬具をつけるところです。
(インストラクターは、女性と男性二人がついてくれました。二人とも若い方です)

「鞍のヒモを腹に締め付けると、嫌がって首を振ることがあるから、今のうち鼻先を触ってもいいですよ」
と言われて、鼻をちょこっと触ってみると、毛並みがザラザラして、意外と固い感じがしました。
そりゃあ、犬や猫の毛並みとは違いますよね。

馬には、触ったのも初めてでした。

 

 

 

 

これがわたしの乗馬姿です。(馬しか見えないなあ)

写真の右上、後方に見える馬に乗っているのは小学生だそうです。
とても上手に乗っています。

小学生でも、体重500キロを超える大きな馬を乗りこなすことができるのですね。


実際、馬に乗ってみて、意外と‘恐さ’は感じませんでした。
インストラクター付きだったからかもしれませんが・・・。

10分もすると、馬が歩く時の上下左右の揺れにも慣れてきました。

「歩け」の指示は、専用ブーツをはいた両脚で馬の腹を強めにたたく。
「止まれ」の指示は、手綱を両手で手前にグイと引く。
方向を変えさせるには、曲がる方向の手綱を手前に引く。
一つの動作が終わるごとに、馬の首を手のひらでパタパタパタとたたいて、ほめてやる。

などを教わり、結局、馬上にいたのは3~40分ほどだったでしょうか、体験乗馬は終わりました。


インストラクターに何回も注意されたのは、「姿勢をよくしなさい」ということでした。
背筋を伸ばし、肩の力を抜いて、前方遠くを見る(ようにする)のがよいそうです。

「堂々としていないと、馬になめられるからですか?」
と聞くと、
「いえ、馬にとってそれが一番楽なんですよ」
という答えが返ってきました。

おそらく姿勢を正すことによって、乗る人の動きが馬に最も素直に伝わり、人も馬の動きに順応しやすくなるのでしょう。
‘人馬一体’の境地は、そうして生まれるにちがいありません。

わたしも小学生の時からやっていれば、現代の曲垣平九郎(まがきへいくろう・講談「寛永三馬術」の登場人物。江戸時代の馬術の名人)になれたことでしょう。(ムリムリ)

 

 

 

厩舎も見てきました。

この乗馬クラブには馬が150頭ほどいるそうです。


紅葉の南会津・檜枝岐、露天風呂巡りの旅

2014-11-05 | 散歩、時々旅

先週末、友人たちと5人で、福島県の檜枝岐(ひのえまた)南会津町へ、車で行ってきました。

今回は露天風呂、共同風呂を徹底して巡る、一泊の旅です。

上の写真は檜枝岐の共同風呂、駒の湯。 

 

 



同じく檜枝岐の燧の湯(ひうちのゆ)

旅の一日目は晴れ。天候に恵まれました。
外気はかなり冷たく、秋も終わりに近いことを感じさせます。

この日は南会津の温泉宿に泊まり、もちろんここでも温泉に入り、お酒も(たっぷり)いただきました。

 

 

 

 

 

二日目。こちらは南会津の木賊(とくさ)温泉地区にある無人の岩風呂です。

開けっぴろげの小屋が、川の縁、水面の間近にあります。

 

 




中はこうなっている。

混浴ですが、ここに着いたとき、男性客が2~3人いただけでした。

二日目はあいにく雨にたたられましたが、南会津はどこも紅葉の真っ盛り。それなりに風情のある景色を楽しむことができました。

 

 

 

 

こちらは南会津の湯ノ花温泉地区。川の中に見える小さな小屋が、共同風呂の石湯

 

 

 

 

近づいてみると、小屋は片側が大きな石にかぶさっています。

 

 

 



中はこうなっています。

ここも無人で混浴。やはり女性はいませんでした。


今回まわった共同風呂、露天風呂はこれだけではありません。
全部で6~7か所だったでしょうか、数も正確に覚えていないくらいです。


共同風呂を巡ってみて感じたのは、どこの湯も保守管理がよくなされているということでした。
無人の湯も、清掃と湯の管理が行き届いています。

集落の財産として、村(町)の人たちが大切にしてることが窺われます。
(無人のところも保守管理のための入浴料が要ります―近くの店などで入浴券を買う)


ともあれ今回は、露天の開放感とともに、心の解放感も味わう旅となりました。
(今回の写真は下から二つめの写真を除いて、すべて同行のY.T.氏撮影)