興趣つきぬ日々

僅椒亭余白 (きんしょうてい よはく) の美酒・美味探訪 & 世相観察

酸いも甘いも嚙み分けて

2024-01-23 | 美酒・美味探訪

和歌山県の農家さんから、通販で柑橘類を買いました。

上の写真は柑橘類の ‘三役揃い踏み’。(五役だけど・・

後列左から(大きいほうから)バンペイユ(晩白柚)、ブンタン(文旦)
前列左からハッサク(八朔)、温州ミカン、柚子。(温州ミカンと柚子はわが家で生ったもの)

 

 


   

これはバンペイユを半分に切ったところ。なんと半分は分厚い皮です。

一口に柑橘類といっても、大きさだけでなく色も形もまったくちがうのですね。

金子みすゞ(詩人)なら、
「みんなちがって、みんないい。」
と言うかもしれません。


形や色だけではありません。味もちがいます。
甘いの、酸っぱいの、甘くて酸っぱいの、などなど・・・。

大谷祥平選手なら、
「酸(す)い甘いも嚙み分けましょう」
と言うことでしょう。(言わないって)


「寒起こし」で耕し初め

2024-01-14 | 菜園の四季

おととい、わが家の菜園に耕しに行ってきた。
今年初めての菜園行きである。わたしの ‘耕し初め’。

何回か書いているが、わが家の菜園は、家内が近所の農家さんから畑を借りて、自分でやっている。

わたしはたま~に、半強制的に駆り出され、いやいや手伝わされているという次第。

どの野菜をいつ、どの畝に植えるか、肥料や耕しの年間作業計画は、家内がぜんぶやっている。わたしは指示待ち族。

おとといのわたしの作業は、二畝の「寒起こし」。
土の表面が凍っていて、スコップでは歯が立たないほど固かった。
3本鍬を振り下ろして掘り起こすと、岩のように凍った表面の土が、ぼろッと少しずつはがれてきた。

寒起こし(寒中耕起とも)とは、寒のいちばん寒い時期に地中の土を掘り起こし、外の冷たい空気にさらすとともに、日中の陽に当てることである。

こうすることで地中にいる害虫の卵や雑菌が駆除され、土自体も中に浸み込んで凍った氷が溶け通気性が良くなり、ふんわりやわらかくなるという。

土起こしは、真夏の「マルチ張り・太陽熱の取り込み」による害虫・病原菌退治とあわせて、「健康な土作り」の重要な一環である。

この畝には5月にトマトを植える。

 

 


   

キャベツの畝では、トンネル(おおい)を取ると、順調に育っていた。
3月には食べ始めることができるようだ。

年間を通して、無農薬の新鮮な野菜を、ふんだんに食べることができるのは、一つの幸せと言っていいだろう。


初詣2024

2024-01-04 | 季節の移ろい

  明けまして おめでとうございます
     本年もよろしく お願い申し上げます


きのう3日、近くの氏神様に毎年恒例の初詣に行ってきた。
神様にお願いしたのは、例年通り家族の健康と家内安全。

お御籤も引いた。

すると今年は「末吉」。
「吉」の中でもいちばん下のランクで、神様のお告げによると、わたしの今年の運勢はかならずしも良いとは言えないようだ。

しかしネットをちょっと調べてみると、末(すえ)(これから先、将来)は吉になる、とも読めるようで、そこに希望を託そうか。

お御籤の下部の諸解説のなかにも、「これから運気が上向いてくる」というような意味のことが書いてあった。
(お神籤をすぐに結んできたので、文面を正確には覚えていない)

おもしろいのはその文章に続けて、「‘御守’ を持つとさらに良い」と書いてあった。
神様も商売が上手いな、と言ったら叱られるか。

ただ、実は、きのうはカメラ(スマホ)を持っていくのを忘れてしまったのだ。ポシェットに入れて玄関において、そのまま出てしまった。
(上の写真は今朝、散歩の途中、神社に再び寄って写したもの)

最近は、年のせいかよく物忘れをする。

「何事をするにも、忘れているものがないか、一つ一つ確認しながら慎重にやれよ」
というのが、神様のわたしに対する「今年のお告げ」なのかもしれない。