興趣つきぬ日々

僅椒亭余白 (きんしょうてい よはく) の美酒・美味探訪 & 世相観察

サラエボのチキン・ペースト

2008-11-30 | 美酒・美味探訪
東欧帰りの方のお土産です。
パンにぬるのが普通の食べ方ですが、少しだけ日本酒のつまみにしてみました。

口に含むと最初は淡白ながら、やがて濃厚、芳醇な旨みが口いっぱいに広がります。

合わせるのは、浦霞純米(燗)。 コクがあるのにクセのない酒。
“東欧の美味” を引き立てつつみずからをも失わない絶妙のアンサンブルを奏でてくれました。

祝・安馬大関昇進

2008-11-27 | チラッと世相観察
古い話になるが、大鵬、柏戸が登場したとき、中学の同級生だった物知りのT君が言った。
「‘呼び出し泣かせ’だ」

“呼び出し泣かせ” ・・・つまり大相撲の呼び出しにとっては栃錦(トチニシキ)、若乃花(ワカノハナ)というような五音節の四股名(しこな) がリズムをとりやすく、タイホウ、カシワドは四音節なので節(ふし)まわしがむずかしいというのだ。

(なるほど)
と思って、そのことを数十年経った今でもよく覚えているのだが、先の九州場所の番付表を見ても五音節以外の四股名は結構多い。

朝青龍、琴欧州は六音節だし、白鵬、魁皇は四音節、把瑠都、出島は三音節で、安馬はなんと二音節である。

安馬は大関昇進を機会に四股名を日馬富士(はるまふじ)に変えた。 五音節である。
呼び出しの人たちも喜んでいるかもしれない。


新大関日馬富士は幕内最軽量であるにもかかわらず、相撲勘の良さと熱心な稽古でこの地位をつかんだという。 喜ばしいことである。
緊張感のある相撲で角界の八百長疑惑を吹き飛ばしてもらいたい。

凛とした怒り

2008-11-22 | チラッと世相観察
さいたま市で開かれた 「北朝鮮による拉致問題を考える埼玉県民の集い」 に行ってきました。

拉致被害者横田めぐみさんの母親、横田早紀江さんも参加するとのことで、その話を直接聞きたかったからです。
新潟出身のわたしは新潟市で拉致されためぐみさんのことを他人事とは思えません。


娘が突然いなくなって31年、その悲しみ、苛立ち、怒りはどれほどのものだったことでしょう。
いまだに出口の見えない状況の中にあっても、母として十分成し遂げたと思えるよう最後まで頑張りたいと語る早紀江さんの凛とした姿に、わたしは涙が止まりませんでした。


拉致問題を核問題などとともに 「包括的に」 解決していくという考え方にわたしは賛成できません。
足に大きな大きなトゲが刺さっているのにそれを抜かないで、体の「慢性病」が治ってから・・・などと言っているに等しいと思うからです。

拉致問題を個別的、具体的に解決できなくてなんの 「外交」 でしょう。


政治家や治安当局者はもちろん、国民皆が拉致被害者とその家族の人たちの悲しみと怒りを自分のものとし、行動していかねばならないのだという思いを強くして帰ってきました。

幸せの居酒屋

2008-11-22 | 美酒・美味探訪
昨晩は友人たちと神田司町の居酒屋 「みますや」 へ。

みますやは、たくさんのお客の笑顔であふれていました。
若い人も女性も数多く見られます。 会社帰り、同僚たちと来ている人が多いのでしょう。

金曜日の夜、気のおけない仲間たちと一週間の仕事からの解放感の中でともに過ごすひと時・・・これこそサラリーマンの幸せです。


刺身も煮物も焼き鳥も、どれもボリュームがあって美味。しかも安い。
100年余の歴史を誇るみますや、さすが酔客の心をしっかりつかんでいました。

コサギの飛翔

2008-11-18 | 散歩、時々旅
コサギが飛んでいるのを撮るのは、結構むずかしいです。

飛んでいるのを見つけてカメラを準備するのでは間に合わないし、
スイッチを入れているときに飛んでくるとはかぎらないし、
えさをついばんでいるところを見つけても、10分も15分もそのままで、
いつ飛び立つかわからないし・・・。


でも、コサギは飛んでいるときのほうがやはり美しいですね。

コサギの鳴き声

2008-11-18 | 散歩、時々旅
2羽のコサギが一緒にいるのを見るのはマレです。


コサギの鳴き声を初めて聞きました。

 グワー ギャー

と、それはその姿に比して、あまり 「美的」 ではないように思いました。


つがい(オスとメスのペア) なのか、そうでないのか。
求愛行動なのか、痴話喧嘩なのか。


・・・わかりまへん。

井口文秀・絵本原画展のご案内

2008-11-15 | 時には芸術気分

数々の名作絵本を残した童画家、井口文秀(いぐち ぶんしゅう)の絵本原画展が、来月12月7日から銀座で開催されます。


井口文秀「童画の世界」
 ―生誕100年回顧展・子供たちへの熱いメッセージ―
   12月7日(日)~12月13日(土)  (2008年)
    銀座 井上画廊 (銀座3-5-6 <松屋前>)
    AM11:00~PM6:00
    (初日PM1:00から。最終日PM5:30まで)


井口文秀
  童画家。 1909年~1992年。 絵本、児童書さし絵の世界で活躍。
  『ふうれんこのはくちょうじいさん』(小峰書店)
  『つるにょうぼう』(神沢利子・文/ポプラ社)
  『ベトちゃんドクちゃんからのてがみ』(松谷みよ子・文/童心社)など作品多数。

  長女で日本画家の向井康子氏が補筆し、親娘二代にわたって完成させた絵本
  『たかしとお花ぎつね』(大石真・文/PHP研究所 2007年刊)
  の絵も展示されています。
  
  たかしとお花ぎつね | 大石真作 井口文秀絵 向井康子絵 | 書籍 | PHP研究所


Do you know who she is?

2008-11-15 | チラッと世相観察
ビルに掲げられた大きな写真。
どこかで見たことのある顔だな、と思ったら、女優の宮崎あおいです。


NHKの大河ドラマ「篤姫」も好評で、テレビのコマーシャルにもたくさん出ています。
今一番のっている女優の一人ですね。
                           (新宿三丁目にて)

尻に敷くなっ!

2008-11-13 | 美酒・美味探訪
パンが焼けました。

右半分は普通のパン。 左はキャラメル(糖分)と乾し葡萄が入っています。
こねた直後、イースト発酵前は同じ大きさでした。

キャラメルを入れるとイースト菌が活性化しないのでしょうか。


でも旨みは凝縮していました。

小型ショールダーバッグ

2008-11-08 | My Favorite Things
あちこち探して、ようやく気に入ったものが見つかりました。
縦24センチ×横21センチの小さなショールダーバッグです。


ショールダーバッグとはいえ、上部に持ち手がついているのが持ち替えるときなど意外に便利なのです。

内側にもポケットが豊富。 貴重品などもきれいに仕分けできます。

携帯、カメラ、メガネに手帳、予備の簡易バッグからなんと軽量傘まで入ります。
裏側のオープンポケットには文庫本もサッと入れることができます。


ちょっとした外出にぴったり。
さあ、どんどん出かけよう!

成功の秘訣は

2008-11-01 | チラッと世相観察
中古車販売店「みんなの車屋さん」の電光掲示看板です。

自店の広告はほとんどなく、いつも “人生訓” を流しています。

写真の 「成功の秘訣は・・・」 のあとに続く言葉は、何だと思いますか?





      ↓
      ↓
      ↓

「・・・成功するまでやり続けること」 でした。
 (なるほどぉ。   ←わたしの感想<以下同じ>)


ほかには、こんなものもあります。
「評論する人は多いが、実践する人はとても少ない」
 (そうそう、そうなんだよ。人の批判ばっかりしているヤツがいるよなあ)

「どうにもならないことは、忘れることも大事なこと」
 (そう、できてしまったこと、起きてしまったことは仕方ないし・・・)

「つらいと思っては駄目。 あたりまえのことと思ってみる」
 (これはなかなか深いなあ。腹をくくることも大切なんだよね)


通りがかりにこれらを見て、励まされる人もきっと少なくないことでしょう。