興趣つきぬ日々

僅椒亭余白 (きんしょうてい よはく) の美酒・美味探訪 & 世相観察

初恋屋夕景

2014-07-27 | 美酒・美味探訪

猛暑が続いています。

こういう日は、夕方には冷たいビールで涼まねばなりません。

というわけで、25日(金)は、いつもの仲間が田端の初恋屋に集結。‘納涼会’を行いました。

生ビールで涼んだあと、

「じゃあ、お銚子、二本ね」

と頼むと、亭主が持ってきたのは、

 

 

 

 

ドーンと、一升ビン。

今の時季ここ初恋屋は燗をしないので、勝手に飲んでくれというわけです。
このメンバー(7人)はどうせ一升ではおさまらないのを、亭主はよく知っています。

酒は高清水の辛口。 


一升ビンにはコップが似合いますね。女性ももちろん‘コップ酒’。

この集まりには正式名称があるのですが、無理強いにつながるので原則お酌を禁じていて、「手酌の会」または「預けどっくりの会」という別名を持っています。

これからは、「コップ酒の会」、「預け一升ビンの会」と呼ぼうか。


月見草の花

2014-07-14 | 季節の移ろい

夕方になって月見草の花が咲きました。

近所のお宅からいただいた鉢植えです。 


月見草は、夕方に開花し朝には萎んでしまう‘一夜花’なのだそうですね。


‘一夜妻’ではありませんよ。‘一夜花’です。


ともあれ白い色が清楚で、なんとなく儚い感じがします。


 ♪ はるかに海の 見える丘
  月のしずくを すって咲く

  夢のお花の 月見草
  花咲く丘の なつかしの
              「月見草の花」より(作詞:山川 清、作曲:山本雅之) 


月見草は儚く美しい、「夢の花」なのですね。




*以下、翌朝(7月15日)追記

‘一夜を過ごした’月見草は 、花の色が変わっていました。(下)
ほんのりと、ピンク色に。

不思議ですねぇ、可愛いですねぇ。

   


権力の抑制均衡のメカニズム

2014-07-05 | チラッと世相観察

目白の学習院大学です。

ゆったりとした敷地に洒落た建物。とてもきれいなキャンパスですね。

きのう(7月4日)、小雨降る夕どき、この学び舎で青春を謳歌する若い学生たちのなかに、チラホラとふだんおそらく見かけないであろうおじさん、おばさんたちがいました。

なにを隠そう、わたしもその中の一人でしたが・・・。


きのうは6時から、「立憲デモクラシーの会」主催の、公開講演会があったのです。

公開講演会のテーマは、

「集団的自衛権を問う—— 立憲主義と安全保障の観点から」

でした。

7月1日の集団的自衛権行使容認の閣議決定を‘容認’できないと思うわたしは、日本の憲法学の権威である学者の先生方が立ち上げたこの会(立憲デモクラシーの会)の講演会に、勉強のため訪れたというわけです。


会は三谷太一郎東京大学名誉教授(政治史)の基調講演をはじめ、盛り沢山な内容でした。

三谷先生は、江戸時代の幕藩体制の昔から、日本には「権力の抑制均衡のメカニズム」があったことを、歴史的事実をもとに格調ある講義口調で説いておられました。

権力の暴走に対するチェック・牽制機能は、江戸時代から一貫して日本人のDNAの中にあったのですね。


しかるに今回の「集団的自衛権行使容認」の閣議決定はなんだったのでしょう。

明らかな憲法違反(第九条)であるにもかかわらず、政府は何のチェックも受けず(国会からも裁判所からも、そして大方のマスコミからも)、好き勝手に物事を決め、進めているように見えます。

これを権力の暴走と言わず何と言ったらよいのでしょう。


この講演会の中で発言を求められた、同じく東京大学名誉教授の樋口陽一先生(憲法学)はこのようにおっしゃっていました。
「これは長期戦になる」と。

閣議決定されたからもうお終い、ではないのです。

憲法違反の閣議決定がいつのまにか既成事実化され、勝手に周辺の法整備をされ執行されることがないよう、わたしも集団的自衛権行使反対の‘戦い’に参加しようと思っています。

 

 

 



500人ほども集まったと思われる今回の講演会には、おじさん、おばさんだけでなく、たくさんの若い人たちも見受けられました。

とても心強く思いました。


路面電車とバラの街

2014-07-04 | 散歩、時々旅

都電荒川線「大塚駅前駅」近辺の沿線には、バラがたくさん植えられています。

大塚は‘路面電車とバラの街’だったのですね。
‘居酒屋の街’かと思っていました。

物事は一面だけを見てはいけません。


上の写真は6月の28日に撮ったものです。
もうバラは終わりかけていました。5月から6月の初め頃がピークだったのでしょう。

来年はピーク時に来て、‘バラと居酒屋の旅’をしようと思います。
これがほんとうの「酒とバラの日々」・・・。

 

ところで話題はガラリと変わりますが、わが家では今、物をどんどん捨てています。

6月に廊下とダイニングキッチンの床の貼り替えをしました。それをきっかけに、家全体の余分なものを捨てることにしたのです。

暮らしの、思い切ったダウンサイジング。わたしももう、それをせねばならない歳です。(気分は若いけど)
 

わたしの領域では本が問題。

今回もすでに相当捨てましたが、愛着があって捨てきれない本、大切な人からいただいた本、買ったけどまだ読めてなく捨てがたい本もたくさんあります。

それに、興味を持った記事の載っている雑誌も結構あります。

 ♪ 男ごころの 未練でしょう

今わたしは、まだ未練のある本と雑誌に、‘見切りをつけ、別れを告げている日々’です。