興趣つきぬ日々

僅椒亭余白 (きんしょうてい よはく) の美酒・美味探訪 & 世相観察

茶碗酒

2019-09-23 | 美酒・美味探訪

最近ときどき、晩酌に ‘茶碗酒’ をしている。(写真)

茶碗酒は「猪口」や「ぐい飲み」で飲むより、酒の味がワンランク上がるような気がするからだ。

おそらく(お茶)茶碗で飲むと、あるまとまった量をくいっと一度に口に含むことができるからであろう。
「量も味の内」と言うではないか。(聞いたことないなァ)

ともあれ茶碗酒は、一人で気がねなく自分のペースで飲めるので、酒の味に集中できる、とは言えそうだ。

 

 

   

ところで、いちばん上の写真の、茶碗酒を載せたコースターは、長年親しくさせていただいている作家の方にいただいたポルトガル土産である。

分厚いコルクの表面に、陶器の装飾タイルが埋めこまれている。

 

 


   

コルクの厚さが1センチほどもあるので、ワイングラスを置いても猪口を置いても、コチッとやわらかく接触音を吸収してくれる。

気に入って、いつも晩酌に使っている。

(上の写真の酒は福岡県久留米市・池亀酒造の「池亀 純米吟醸無濾過 ひやおろし」。くせのない爽やかな味わいの酒でした)


とりあえず一歩

2019-09-18 | 随感・偶感・歳時感

このところぐっと涼しくなって、わたしにとっても早朝ウォーキングはずいぶん楽になった。
(上の写真は今朝5時過ぎ。明るくなるのがずいぶん遅くなってきました)

とはいえ、朝早くに歩き始めて5か月ほどになるのに、いまだに家を出るまでが億劫である。

エイヤッと気合をいれないと、最初の一歩がふみ出せない。
靴下をはきながらテレビなどを見ていると、アッというまに10分、15分が過ぎてしまう。

そこで最近は、「歩くのは10分でもいい。とりあえず一歩」と自分に言い聞かせ、家の外に出ることを心がけている。
顔など洗わない、ましてやひげなど剃らない。とりあえず外に出る。

この「とりあえず取りかかる」精神が、ものごとを成しとげるコツかもしれないなどと、いまさらながら思っている次第。

 

 


   

毎日歩いていると、同じ人が決まった時間に歩いたり、走ったりしているケースが多いのが分かる。

わたしのように健康のためかもしれない、あるいは鍛えるためかもしれない、それが習慣になっているのだ。
「習慣は第二の天性なり」「習うより慣れろ」「習い性となる」・・・ほんとうにそのとおり。それが力になっているのが見てとれる。

自分の好きなことを長く続けているというだけでなく、好きでないことでも何かを成しとげようと思ったら、「習慣作り」にも意志の力が必要なのであろう。


月より団子

2019-09-13 | 随感・偶感・歳時感

きょう9月13日は十五夜。

十五夜というのは、きょうが旧暦の8月15日にあたるからですね。

十五夜といえば、仲秋の名月と月見団子。

でも、残念ながらきょうは曇りで、十五夜お月さんには会えませんでした。


家内が団子を作りました。(写真)

 月がなければ 月見はできぬが
 月がなくとも 団子は食える

 

 



   

タレをからめて、みたらし団子でいただきました。


三田夕景

2019-09-08 | 散歩、時々旅

真夏の暑さがぶり返した一昨日、さる会合があって三田まで行ってきました。
ここは、JR田町駅前の歩道橋から見た第一京浜。

“炎暑の第一京浜国道”
というヒット曲は、なかったですよね。(あるわけないよ)

超高層ビルもできて、この地域も発展しているようです。

 

 

 

    

夕日に映える東京タワー。

三田からだと、こんなに近かったのですね。

 

 


   

慶応大学三田キャンパス東門。

美しい(よく見えないけど、そうにちがいない)女学生がキャンパスを後にする図、です。(「女学生」って、古い言い方だなあ)
落ち着いた身なりから、学生というより若いのに教師か講師というような立場の人か。(詮索はいいって)

 

 


    

三田での用が済んで、食事会もなかったので、池袋の居酒屋「三福」でちょっと一杯。
寄ったのは数か月ぶりです。

キャンパスでの若き女性との出会いもいいけど、昭和のおじさん(わたし)にはこちらのほうが合っているなあ。

 

 

      

三福名物 「マグロのユッケ」。


履き潰す

2019-09-02 | 随感・偶感・歳時感

ここ数か月よく歩いているせいか、買ってから20年ほど経つ経年劣化のせいか、ウォーキングシューズがだいぶヘタってきました。

革に穴が空きそうなところもあります。“履き潰す” 日もそう遠くないことでしょう。

この5月にクッションの効いたインソール(敷き皮)を靴の中に入れました。
靴がヘタって足に馴染んできた上に、インソール効果で着地感覚も軟らかくなり、履き心地はぐっと向上しました。

インソールを入れたのは、ふだんウォーキングをまめにしている友人のマネです。
友人はスニーカーを買うときに、専門店でインソールも見つくろうほどの本格派です。

インソールは足周りの筋や関節を、ウォーキングやジョギングの着地ショックから守ってくれるとのことでした。

ところで、ヘタってきたウォーキングシューズの履き手(わたし)も、近年 ‘経年劣化’ が進み、だいぶヘタってきました。
“歩き潰される” ことのないよう、ウォーキングも無理せずにやっていきたいと思っています。