各党のマニフェスト(政権公約)がほぼ出揃いました。
「総選挙はマニフェストを競う選挙だ」
という声をこのところよく耳にしますが、それには少し違和感を覚えます。
これからのことより、これまでのことをまず問いたい。
「政権与党の実績を評価する選挙」
であってほしいと思います。
とくに過去数年の政治がどうだったか。 それは弱者切り捨ての政治であり、格差拡大の政治ではなかったのか。
そうではない、現政権も前政権も、その前の政権も善政を敷いてきたではないか、と考える人ももちろんいることでしょう。いろいろな考えがあってしかるべきです。
いずれにせよ、政権与党のやってきたことに対して国民が審判を下すのがこんどの選挙の第一のポイントなのだと思います。
同じ理由から、「総理を選ぶ選挙」でも「政界再編の枠組みを問う選挙」でもないと考えます。
ここで、今の政治状況、経済状況に関し、苦難のなか勇気を持って発言し続けている植草一秀氏のブログを、再度紹介いたしておきます。テレビ、新聞だけではなかなか得られない新鮮な情報に満ちています。
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