興趣つきぬ日々

僅椒亭余白 (きんしょうてい よはく) の美酒・美味探訪 & 世相観察

忘れるための手帳

2016-11-27 | My Favorite Things

来年用の手帳を買いました。

今年と同じCanpusのA5判ノート型です。

昨年は銀座の伊東屋までわざわざ買いに行きましたが、今年は池袋東武7階の伊東屋をのぞいてみると、そこにありました。

右が来年用、左が今使っているものです。

 

 

    

表と裏の表紙の内側に、古い封筒を自分で袋状に加工して貼り、さまざまなものを入れています。

裏表紙の内側には、住所録、「おくすり手帳」、付箋、各種割引券など。個展の案内ハガキ、コンサートチケットなどもここに。
(手帳は外で落としてもいけないが、家に置き忘れてもいけない)

表表紙の内側には、外出時などに思いついたブログテーマやいろいろな着想をメモ片にメモし、とりあえずここにほうり込んでおく。
(そうしないとすぐ忘れる)

パソコンからプリントアウトした地図、経路・運賃情報などは、二つ折りにして、裏表紙側にはさみ込んでおきます。

 

 

   

来年用の手帳にも、さっそく手製の袋を貼りつけました。
右端の飛び出ている部分には、小型シャープペンシルを差し込みます。


外山滋比古氏は著書『知的生活習慣』(ちくま新書)の中で、「書いて忘れる」 ことの大切さを説いています。
忘れて頭をカラッポにしたほうが、新しい自由な発想が生まれやすいからだそうです。

メモをし、さまざまなことを書き込む手帳は、わたしにとっても ‘安心して忘れる’ ことのできる一つの方法になっているかもしれません。

‘外山流知的生活習慣術’ の一端をこの手帳で実践し、懐はもとより頭もカラッポにしていきたいと思っています。

http://blog.goo.ne.jp/kyusan2/e/396ab4cbb9e511498d2cd6d33ea1a2c7


November Snow

2016-11-25 | 季節の移ろい

昨日、11月24日は、関東地方にも初雪が降りました。

初雪が11月に降るのは、東京都心部では54年ぶりだそうです。
テレビで言っていました。(上の写真はお昼頃のJR十条駅前)

10月は長雨が続き、爽やかな秋晴れの日が少なかったのに、11月に、後半とはいえ、もう雪とは・・・。

わたしがこのひと月ほどで1キロ近く太ったのは、新米が美味しかったためでなく、会津旅行で食べ過ぎたためでもなく、カラリと晴れたウォーキング好適日が少なかったせいなのです。
(何事も他人のせいにする人っていますよね)

ところで、11月の雪ということで、むかし聴いたブラザーズ・フォアの「November Snow」という曲を思い出しました。
きれいな曲ですが、どこか淋しさの漂う曲でもありました。

今日は一日たいへん寒い日でした。爽やかな秋の日は、もう今年は終わってしまったのでしょうか。


雨上がりの銀座

2016-11-19 | 散歩、時々旅

銀座に行ってきました。
ある方の個展を覘くためです。

ミキモトでは、もうクリスマスツリーが飾ってありました。
早いですね。

朝まで降っていた雨も、ようやく上がってきました。

 

 

    

こちらは、サルヴァトーレ フェラガモ銀座本店。
こげ茶の色合いはシックですが、白い縦の線が派手さを演出しています。

目立つので写真を撮って、あとでネットで調べると、最近リニューアルオープンしたサルヴァトーレ フェラガモ銀座本店のようでした。

おそらく、銀座でないと似合わないビルかもしれません。

 

 

    

個展のあった「ギャラリー惣(そう)」。銀座七丁目の一般のビジネスビルの3階にありました。

静かで小ぢんまりとしたいい画廊でした。

 

 


   

お昼は銀座七丁目の蕎麦の「よし田」でコロッケそばを、と思ったのですが、目当ての場所の辺りをいくら探しても見つからず、しかたなく一丁目の「岩戸」まで歩き、まぐろ重。970円。




   

岩戸には何年かぶりで来ました。むかし何回か来たことがあります。昼だけでなく、夜も・・・。

擂り胡麻をまぶした漬けマグロのまぐろ重は、むかしと変わらぬ味でした。とても美味しかったです。
味噌汁はしじみ汁。その辺の店の味とは一味違います。旨味があります。良かったら御代わりを、というので、御代わりをしました。
   

 

 


   

銀座四丁目、天賞堂の角の愛のキューピッドです。

このキューピッドとわたしは、実は仲良しなのです。いつも少し会話をして帰ってきます。

わたし 「やあ、しばらく。元気だったかい」
キューピッド「なんだ、おじさんか」
わたし 「なんだ、はないだろ。せっかく寄ったのに」
キューピッド「それは失礼。おじさんこそ元気だった? で、今日は何で銀座に来たの」
わたし 「いやあ、フェラガモで、財布でも買おうと思ってね」
キューピッド「フェラガモ? ほんとう? おじさん、フェラガモって顔してないよ」
わたし 「失礼な。顔で買うわけじゃないだろ。でも、バレたな。実は知り合いの個展があってね」
キューピッド「あ、そうなの」
わたし 「ところで、蕎麦の『よし田』って無くなったの? いくら探しても無くてさ」
キューピッド「よし田はね、移転したんだよ。七丁目から六丁目に」
わたし 「そうか、それじゃあ、ここで聞いてから行けばよかったな」
キューピッド「そうだよ。銀座のことは何でもぼくに聞いてね」
わたし 「うん、分かった。これからはそうするよ」

わたしとキューピッドは、再会を約束して別れたのでした。

http://blog.goo.ne.jp/kyusan2/e/b92f9245ef8352b59132c97b3faa9279


会津 2016秋、味わいの旅

2016-11-13 | 散歩、時々旅

福島県の会津に、友人たちと一泊で行ってきました。

この5年間毎年、男ばかり5人の同じメンバーで、会津各地を巡っています(車で行きます)。

今年は、柳津(やないづ)町、三島町、湯川村、会津坂下(ばんげ)町の、奥会津方面に行きました。  

上の写真は、福満虚空藏菩薩圓藏寺から見た柳津町。柳津町は、ちょうど紅葉の真っただ中でした。

 

 

     

圓藏寺境内の紅葉・黄葉は、色がはっきりしていて、とりわけきれい。

 

 

   

平安初期に始まるこの寺の長い歴史の中で、境内の樹木も昔から町の人々に上手に守られ、育てられてきたからでしょう。

ここは、春には桜の名所としても有名とのこと。

 

 

  

圓藏寺は、白い岩肌の山の上に建てられたとても立派なお寺でした。
上の写真は仁王門と本堂。

われわれ5人は皆、信心深いので、虚空藏様の智慧をいっぱいいただいてきました。(というこにしておこう)

 

 

   

昼は、柳津町観光物産館清柳苑で、ソースかつ丼。柳津町はソースかつ丼の発祥の地なのだそうです。

ここは、とんかつをタマネギとともに卵でとじたかつ丼でなく、ご飯の上に生の細切りキャベツをのせ、その上に薄焼き卵、その上にとんかつをのせて、たっぷりソースをかけたかつ丼です。

ソースの味は、なぜかわたしが小さいころ故郷で味わったソースの味を思い出させてくれました(故郷は新潟県の田舎町。柳津町からそう遠くない)
懐かしさもまじったせいか、とても美味しかったです。

このあとわれわれは、三島町の「早戸温泉つるの湯」、柳津の「西山温泉せいざん荘」に寄り、それぞれ日帰り入浴をして、宿の柳津町町営・つきみが丘町民センターに入りました。

宿でもまた温泉に入り、ゆっくりお酒を楽しんだことはいうまでもありません。(長くなるので詳細は省きます)

 

 

 

   

翌朝、つきみが丘町民センターから見た柳津町。只見川は、湖と見紛うほどゆったりした流れです。

一日目は小降りの雨が降ったり止んだりでした。山にはまだ雲がかかっています。

 

 

   

二日目の最初に寄ったのが、湯川村の勝常寺。

ここも柳津の圓藏寺と同じように、平安初期に建てられたとされる歴史のあるお寺です。

 

 

   

国宝の薬師如来坐像、日光菩薩立像、月光菩薩立像をはじめ、国の重要文化財などの仏像が多数祀られている名刹です。

 

 

   

お寺の若いお坊さんに、各仏像について丁寧に説明していただきました。

 

 

   

そのあとに寄ったのが、会津坂下の恵隆寺。

空はしだいに晴れて、日が射してきました。

ここには通称「立木観音」といわれ、高さ8.5メートルの大きな千手観音像が堂内にあります。

「ころり観音」とも呼ばれ、極楽往生を心願すれば、長患い無く ‘ころり’ と旅立てるといわれている。そのせいか、お年寄りの参拝客も多く見られました。

あと会津坂下で寄ったのは、酒蔵3軒(豊国酒造、廣木酒造、曙酒造。いずれも酒の仕込み時期なので、外から見ただけ)、春日八郎ブロンズ像、「春日八郎おもいで館」などです。

春日八郎は、会津坂下の出身だったのですね。

 

 

  

   

昼ご飯は桜肉(馬肉)を食べさせる店、「坂下ドライブイン ほり(堀)」で、桜肉さしみ定食と桜鍋をいただきました。
どちらも実にウマかった。


たっぷり見て、食べて、飲んで・・・。会津は5年目の今回も、ほんとうに楽しく、味わい深い旅でした。

*写真協力:Y.T.氏。


田端、秋夕景

2016-11-07 | 季節の移ろい

ここは、JR田端駅北口を出たところにある跨線橋の上です。
この先に田端新町があり、その奥に続く街が尾久(おく)です。

 

 

   

跨線橋の柵にこんな表示を見つけました。
25000ボルトの電流が流れている電線が、近くにあるようです。

その電線に直接触ったら、どうなるのでしょうか。想像もつきません。

 

 

    

柵の網目からのぞいてみました。

操車場です。

以前来て知ったのですが、ここは新幹線の操車場。
25000ボルトは、きっと線路の架線を流れている電流なのでしょうね。

ということは、新幹線というのは、どこでも25000ボルトで走っているのでしょうか。

 

 

 

     

この近くの初恋屋で、親しい友人たちに会いました。

 

 

    

   刺身の盛り合わせ。
   これで四人分。新鮮美味。この日はこれが二桶の席でした。