興趣つきぬ日々

僅椒亭余白 (きんしょうてい よはく) の美酒・美味探訪 & 世相観察

自家製スモークサーモン

2013-01-28 | 美酒・美味探訪

燻製の香り高い、とても美味しいスモークサーモンが出来上がりました。

晩酌のつまみに日本酒でいただきましたが、このスモークサーモン、味が濃いので、
きっとワインにも合うと思います。


 

 

刺身にできるサーモン(解凍もの) を、ソミュール液に一昼夜漬け込み、
そのあと二時間ほど水で塩抜きします。

ペーパータオルで水をよくふき取り、冷蔵庫で半日乾燥させたあと、
低温で燻煙。 (専用電熱器を入れない)

     ソミュール液 : 食塩と砂糖、各種ハーブとスパイスを溶かし込んだ液。
                   サーモンの余分な水分を抜き、香りをつける。

                    http://www.kunsei-meijin.com/kunsei/11kunsei-somyuru/

 

 

冷燻、3時間。

キリッと寒さの厳しい日が燻煙日和です。

 

 

中はこうなっています。

 

 

 



燻煙が終わりました。

素材の脂が浮き出てきています。


これを冷蔵庫で一晩寝かして、出来上がり。


手作りハム

2013-01-20 | 美酒・美味探訪

わが家のハムができました。
毎年冬場に作っています。

凝縮した肉の旨みと、豊かな燻製の香りのあるハムになりました。
蓄積した内臓脂肪と、豊かな腹肉のもとにもなります。

食べ過ぎに気をつけよう。

 

 

 

 

たっぷりの塩・胡椒を摺り込んでよく揉み、冷蔵庫で一週間熟成させた豚肉を、
流水で塩抜きしたあと、晒に包み、タコ糸でキリリと巻き締めます。

この ‘揉み’ と ‘巻き締め’ がわたしの仕事。

よく乾燥させ、庭の隅で三時間燻煙します。

 

 

 




中はこうなっています。

 

 

 

 

燻煙が終わったら大鍋に入れ、80度で2時間ボイル。
沸騰してしまわないように気をつけます。

ザルに取り、一晩乾かし、ようやく出来上がり。

美味しいものはやはり、手間と時間がかかるようです。


白い別世界

2013-01-14 | 季節の移ろい

今朝になって降り始めた雪が、昼過ぎには10センチほどになりました。

14日、 「東京都心、横浜で初雪を観測した」 とニュースで言っていましたから、
ここ埼玉で降っている雪も 「初雪」 だったのでしょう。
同じ関東なのですから。

都心と横浜に恨みはないけど、  「この冬、埼玉で初雪!」  と、
ニュースでまず言ってほしかった。 (言わないって)


むかしむかし、雪国 (新潟) で育ったわたしは、
「ほら、早く起きなさい。 雪降ったよ」
と冬の朝、母に起こされ、眠い目をこすりながら窓の外に見た真っ白な世界に、
胸がときめいたものです。

そこには、昨日までとは違う「別世界」 があったのです。


今、埼玉で雪景色を見ても、胸ときめかないなあ。

明日は冷え込むそうです。 湿った雪は凍るかもしれません。
ちょっとカッコ悪いけど、滑り止めのついたブーツをはいて出かけようか。


あん肝

2013-01-06 | 美酒・美味探訪

自家製のあん肝です。
鮟鱇の肝を蒸したもの。 日本酒に最高です!

あん肝は、街の居酒屋のメニューにもよくありますが、美味しいあん肝に出合うのは稀です。
それは生臭さが容易に抜けないからです。


生臭さのない美味しいあん肝を作るには、うちの山の神によると、
「魚屋三代目さん」のブログが参考になるそうです。(下記URL)


紅葉卸に白髪葱を添えて、柚子でいただきます。
これは最高に美味しい一品でした。

あん肝は、世界三大珍味とされるフォアグラより旨い、ともいわれます。
フォアグラをじっくり食べたことはないけど・・・。

酒は秋田由利本荘市の酒、雪の茅舎純米吟醸。

http://nsakanaya.exblog.jp/8904177/


削ぎ落とす

2013-01-01 | 季節の移ろい

 明けまして おめでとうございます

  本年もよろしくお願い申し上げます。

元日、午後、初詣に行ってきました。
例によって、家の近くの氏神様です。

今年は例年より人出が多いように思いました。
景気の先行きに対する不安など、人々の気持ちを反映しているのでしょうか。

それに、若い人がずいぶん多いな、と感じました。
これは、こちらが年取ったせいかもしれません。


「お父さんの今年の resolution(決意)は何?」
と、お正月で帰省していた息子に問われました。 わたしは即、

「削ぎ落とす、だよ」

と答えました。

いえ、これは今年の思いつきで言っているのではありません。
数年前にそう思い、なかなかできないでいることなのです。

何を削ぎ落とすか。
それは、まず腹の肉と飲み代(のみしろ)ですね。

そして、やることをしぼって、ためこんだ本や資料も、思い切って捨てていこうと思っています。