興趣つきぬ日々

僅椒亭余白 (きんしょうてい よはく) の美酒・美味探訪 & 世相観察

初詣2025

2025-01-05 | 季節の移ろい

  明けまして おめでとうございます
   本年も よろしくお願い申し上げます


2日の午前、近くの氏神様に初詣に行ってきた。わが家の年初恒例の行事である。

今年も家族皆の健康を祈願し、御札を買い、おみくじを引いてきた。

 

 


     

おみくじはめずらしく大吉であった。

去年は末吉だったので、大幅にランクアップである。

といっても末吉の去年はまずまずの一年であったし、今年もまずまずであればいいな、と思わないでもない。

でもそれを言っては身も蓋もないので、今年は縁起がいいことを信じて、明るい気持ちで過ごそう。(宝くじでも買おうかな)


皇帝の名を冠した花

2024-11-25 | 季節の移ろい

本ブログで一年前に記事としてアップした皇帝ダリアを、今年も見に行ってきた。

今年も去年に劣らず見事に咲いていた。大きいものは、高さが5メートルは優にありそうである。







    

デジタル大辞泉によると、「皇帝」とは「天子または国王の尊称」とある。
また「『皇』は美しくて大であること、『帝』は徳が天に合する」という説明もあった。

「合する(がっする)」という言葉は初めて知ったが、徳が天に合するとは「天に恥じないすぐれた品性と風格を持つ」というくらいの意味であろう。

なるほどこの花にふさわしい名前である。

わたしなどさしずめ「後亭(こうてい)(尻に敷かれて目立たない亭主<わたしの造語>といったところであろうか。


秋の朝焼け

2024-09-15 | 季節の移ろい

わが家から見た今朝の東の空。真っ赤な朝焼けだった。

ことわざ辞典を見ると、「朝焼けになると雨になる」という言い伝えや俗信が各地にあるようだが、夏から秋への季節の変り目、長い間に人々に蓄積されてきたこの経験則は、かなり当たっているように思う。

スマホに送られてくるウエザーニュースを見ると、「週後半は秋雨前線が南下。雨の降り方に注意」とあった。
*(『故事俗信ことわざ大辞典第二版』<北村孝一監修/小学館>)


またウエザーニュースには「彼岸の入り(19日)までは残暑が続きそう」ともあった。

もうこの暑さ、いいかげんにしてほしい。


できるだけ背伸びせずに

2024-07-05 | 季節の移ろい

今朝、庭のカサブランカが咲いた。わが家で毎年咲くカサブランカは、大きな白ユリだ。

美しい見栄えのする花だが、心持ち下を向いて咲くので、控えめな雰囲気をただよわせている。
背伸びしたりかっこつけたりしない、わたしの好きな花の一つだ。

白いカサブランカの花言葉は「無垢」。

「無垢」をデジタル大辞泉で引くと、「煩悩のけがれを離れて、清浄であること」という仏語の意味があった。

煩悩のかたまりであるわたしではあるが、カサブランカを見習って、せめてできるだけ背伸びせずに日々過ごしたいものだ。

 

 

 

   

南東の窓の外に鉢植したゴーヤ。

つい先日植えたばかりなのに、どんどんツルが伸びて、二階のベランダ下まで届いた。
なんというたくましい生命力。

緑のカーテンとして、この夏の強い日差しを、少しはやわらげてくれることだろう。


季節の便り・・初夏編

2024-06-02 | 季節の移ろい

梅干し用の梅が紀州から届いた。
毎年お願いしている梅農家さんからの南高梅だ。

この梅農家さんによると、今年は雹に打たれたりなどして、「たいへんな不作」とのこと。
わが家の分は今年の1月にお願いしていたので、なんとか送ってもらうことができた。ラッキ~!

箱を開けると、熟した梅の香りが部屋いっぱいに広がった。
今年も美味しい梅干しにありつけそう。

 

 

 

   

これはわが家の菜園から、先週収穫してきたニンニク。

晴れた日に網の籠に入れて、干しているところ。

 

 

   

このあとザルでも干して、梅雨前にヒモに吊るして家の中で干す。

ニンニクは乾燥すると保存がきくので、何か月ももつ。
しかしわが家ではさまざまな料理によく使うので、3、4か月でなくなってしまう。

 

 


   

これはわが家の庭に咲いたフリージアというバラ。

一輪、先日模様替えしたばかりのわたしの書斎に、やってきた。

わが家のフリージアは、秋にも初冬にも咲くが、初夏に咲くのがいちばん元気できれいだ。


雨の朝

2024-05-20 | 季節の移ろい

きょうも雨の朝となった。
このところ雨の日が多い。これを走り梅雨というのだろうか。

きょうは二十四節気の一つ、「小満(しょうまん)」だそうだ。

角川の「俳句歳時記 第四版」によると、小満とは「万物しだいに長じて満つるの意」とある。

なるほど、わが家の菜園の野菜たちも今、しだいに「長じ」つつあり、「満つる」日も間近である。(もう満ちているのもある)

雨はうっとうしいが、水は野菜たちの成長にはなくてはならないものなのだ。

上の写真はわが家のアジサイ(アナベル)
咲き切ると花の色は白くなりキレイだが、薄緑色の小さい花も葉もなかなかいい。しっとり雨に濡れているところがアジサイらしい。

 

 

 

     

サボテンの花も今朝咲いた。こちらも薄いピンク色がとてもキレイである。

せっかく咲いたのに、雨の日は蜂も蝶もこないかもしれない。
サボテンの花は一日でしぼんでしまうのに・・。


今を謳歌する花々

2024-04-19 | 季節の移ろい

ローズ系の花は、わが家の花壇に咲いたカスミソウ。

これだけいっせいに咲くと、なかなか見事だ。

 

 

   

小さい花を大きくアップ。

今が盛りのカモミールも、ここでは準主役である。

 

 

 

   

花壇のチューリップはそろそろ終わりか。

 

 

   


白いチューリップは、花びらがたくさんある品種だった。
いわば “八重チューリップ” 。

ちょっとめずらしい。

 

 

 

  

ナニワイバラが今年も咲いた。

花々はつぎつぎに咲き、そのときどき、「今」を謳歌する。


花びらの多い桜

2024-04-07 | 季節の移ろい

ミョウオンザワハタザクラ(妙音沢旗桜)は、きのうの時点で満開を少し過ぎ、下部に葉が目立ってきた。

この桜は新座市の妙音沢緑地内に発見された新品種である。一つ一つの花の花弁数(花びらの数)が多いのが特徴。

したがって花にボリューム感があり、加えて色が真っ白で、木全体に花が咲きそろった姿は、なかなか見事である。

満開のピークを過ぎたとはいえ、まだまだ見ごたえがあった。

 

 

 

   

わきの解説板を読むと、普通の桜の花弁数は5枚ほどなのに対し、ミョウオンザワハタザクラは5~10枚という。

普通の桜と同じ花弁のほかに、雄しべが変化した旗のような形をした花弁ができるのだそうだ。
「旗桜」という名前はここから来ている。

上の写真は少しアップして撮ったもの。どれが旗の形かは分からなかったが、花びらの数が多いのは見てとれた。


ヒヨドリは家族

2024-03-29 | 季節の移ろい

わが家の庭の ‘野菜くず捨て場’ にやってきたヒヨドリ。
少し警戒しながら、菜園で穫れたキャベツをついばんでいた。

部屋の中からガラス戸越しにそっと、アップで撮った写真である。

 

 

 


   

このヒヨくん、時折首を上に上げる。

食べたものをのみ込んでいるのか、旨え~と感嘆の声を上げているのか。

春キャベツは柔らかいし、これは無農薬だし、美味しいと思っているにちがいない。

韓国語に、「家族」を表す식구(シク)という言葉がある。
漢字で表すと「食口」。

同じ家に住み、寝食を共にする(同じものを食べる)メンバーであれば、「食口」と言っていいようだ。

これと同じキャベツの中心部は、わが家で食べた。このヒヨドリは家族である。

ヒヨくん、“口減らし” などしないから、安心しな。


花の季節が始まる

2024-03-17 | 季節の移ろい

わが家の花壇にラッパ水仙が咲いた。

真ん中の二つは一週間ほど前に咲いたのに、まだぜんぜんしおれていない。

スイセンは長持ちする花だったのだ。

 

 


   

花壇にはほかにもいろいろな花が、日々大きくなっている。

チューリップはまだ背が低いのに、葉の中にもう花の蕾を抱えている。

このあと一気に伸びて開花するのか、それともこういう種類なのか、楽しみに見ていこう。

きょうは彼岸の入り。本格的な花の季節が始まる。


初詣2024

2024-01-04 | 季節の移ろい

  明けまして おめでとうございます
     本年もよろしく お願い申し上げます


きのう3日、近くの氏神様に毎年恒例の初詣に行ってきた。
神様にお願いしたのは、例年通り家族の健康と家内安全。

お御籤も引いた。

すると今年は「末吉」。
「吉」の中でもいちばん下のランクで、神様のお告げによると、わたしの今年の運勢はかならずしも良いとは言えないようだ。

しかしネットをちょっと調べてみると、末(すえ)(これから先、将来)は吉になる、とも読めるようで、そこに希望を託そうか。

お御籤の下部の諸解説のなかにも、「これから運気が上向いてくる」というような意味のことが書いてあった。
(お神籤をすぐに結んできたので、文面を正確には覚えていない)

おもしろいのはその文章に続けて、「‘御守’ を持つとさらに良い」と書いてあった。
神様も商売が上手いな、と言ったら叱られるか。

ただ、実は、きのうはカメラ(スマホ)を持っていくのを忘れてしまったのだ。ポシェットに入れて玄関において、そのまま出てしまった。
(上の写真は今朝、散歩の途中、神社に再び寄って写したもの)

最近は、年のせいかよく物忘れをする。

「何事をするにも、忘れているものがないか、一つ一つ確認しながら慎重にやれよ」
というのが、神様のわたしに対する「今年のお告げ」なのかもしれない。


控えめに香りを放っている

2023-12-25 | 季節の移ろい

黄色いバラは、フリージアという名前のバラ。厳寒の今の時季にも咲くたくましいバラだ。

本ブログに登場するわが家のバラの中で、まちがいなくいちばん登場回数が多い。初夏にはもちろん、夏にも秋にも、そしてこのように冬にも咲くからだ。

わたしにとっては ‘ブログネタに困ったときのフリージア’ である。

鼻を近づけてみると、わずかながらもちゃんと香りを放っている。


 雨にも負けず 
 夏の暑さにも 冬の寒さにも負けず 花開き
 いつも控えめに 香りを放っている
 なにごとも周りのせいにはせず 
 ひたすら わが道を歩む フリージア
 そういう者に 私はなりたい (賢治風) 


みごとな皇帝ダリア

2023-11-28 | 季節の移ろい

少し遠出をした散歩道に、みごとな皇帝ダリアを見つけた。

高さが4メートルほどもありそう。それが10本以上並んでいる。

 



   
   

ここは道路に面した細長い土地。
後ろの家の敷地前にあり、敷地の横幅をこえているので、市の公共地かもしれない。





   
   

茎は太くて節があり、まるで竹のよう。これでなければ上にたくさん花の咲いている重みを支えきれないのだろう。

皇帝ダリアは間近で見ると、花というより木のようであった。


コスモスはいまが盛り

2023-10-26 | 季節の移ろい

コスモスの花が、いま盛りである。

ここは近くの農家の畑。毎年ここにコスモスが咲く。
朝の8時くらい。みな太陽のほうを向いている。

これも「向日性」か。

 

 

 

   

ここの農家さん、知り合いなので、許可を得て少しいただいてきた。

午前中の陽光を背に活けてみた。
コスモスは、光のくるほうに向けてほしかったかもしれない。


「秋告花」の代表

2023-09-24 | 季節の移ろい

きょう、お彼岸の墓参りをしてきた。

このところぐっと涼しくなり、きのうまでの秋雨前線の雨も上がって、爽やかな、うってつけの墓参日和となった。
「暑さ寒さも彼岸まで」とはよく言ったものだ。

暑すぎた夏もようやく終わり、名実ともに秋が始まるのだろう。

 

 


   

お墓までの道筋に咲いた彼岸花。

彼岸花はどんなに暑かった夏でも、きっちり、律儀にお彼岸のころに咲く。
「今年は暑かったから早めに咲きました」などとはいわない。

‪‘秋告花’ という言葉はあまり聞かないが、この際この律義さを買って、「秋告花」の代表に任じてあげよう。