興趣つきぬ日々

僅椒亭余白 (きんしょうてい よはく) の美酒・美味探訪 & 世相観察

梅干しの干し初め

2024-06-27 | 美酒・美味探訪

先日、梅雨の晴れ間に、わが家では梅干しを干した。今年の ‘干し初め’ である。

梅干しを干すには、時季がまだ早いんじゃない? 
と思われるかもしれないが、梅雨のうちに一度干しておくとカビにくくなる、というのが家内の持論。
毎年梅雨のさなか、天気予報を注意深く見ながら、晴れて暑くなりそうな日をねらって、干してきた。

家内は梅一つ一つを漬け樽から取り出し、ザルに並べていく。やわらかい皮が破れないようにゆっくり、ていねいに扱わねばならない。

この日は幸い強い日照りの日だった。5時間ほど太陽にあて、また樽の梅酢のなかに一つ一つ慎重にもどした。

 

 

 

     

わが家でも梅干しを本格的に干すのは、梅雨が明けてからである。

わたしが自分でやるわけではないが、梅干し作りは気を遣い、手間のかかる作業だと思う。

おかげさまで、わが家では今年も美味しい梅干しに恵まれそうだ。


小玉スイカの収穫

2024-06-19 | 菜園の四季

おととい、わが家の菜園から小玉(こだま)スイカを1個、収穫してきた。

この時季、小玉スイカの生長は早い。三日ほど見ないとぐんと大きくなっている。

とくに雨の日のあとは、生長が早いようだ。

 

 

   

おととい穫ってきたものは、長いほうの直径が19センチ。先日スーパーで見たものよりは大きい。

わが家の小玉スイカ第1号は、「一郎(いちろう)」と名付けようか。
菜園の小玉スイカの畝には、二郎、三郎、四郎・・が控えているから。

今の時代、名付けるなら一子(いちこ)、二子、三子・・がいいかな。(でも「〇〇子」は、今の時代っぽくない気もする)

 

 

   
   

つぎの日、‘一郎’ を冷やして切ってみた。

熟れているかどうか心配だったが、杞憂であった。甘くて、味もとても良い。

わが家の菜園での小玉スイカ初栽培は、大成功。「案ずるより産むが易し」デスネ。


菜園は夏収穫スタート。2024・6月

2024-06-15 | 菜園の四季

わが家の菜園の小玉スイカが大きくなってきた。

上の写真に写っているのは、この小玉スイカの畝でいちばん大きく、直径18センチ。

そのほか大小とりまぜて、この畝に15個ほど育っている。
そろそろ食べ始めることができそうだ。

 

 


    

トマト。

これは苗屋さんで買った「こいあじ」というネーミングのトマト。
4月に苗で植えて、こんなに大きくなった。

赤くなったものを先日一つ食べたが、実際に味が濃く、美味しかった。

 

 

 

    

ナス、「筑陽」。

これも食べ始めている。タテ半分に切って、油炒めにすると最高に旨い。皮はやわらかい。

 

 


    

ピーマン、「京鈴」。
これもやわらかい。焼いても煮てもいい。


これからトマト、ナス、キュウリなど、夏野菜がどんどん穫れてくる。

 

 

 

    

今朝の収穫。

ブロッコリー、インゲンはもう終盤である。

 

 

 

     

これは二日ほど前に収穫したキャベツ。うーむ、デカい。

家に持ち帰って計ったら、3キロもあった。「初秋」と呼ばれる人気品種で、ふつうは1・3キロほどといわれているのに。
自家製のボカシ肥料(有機肥料)で育てたので、そのせいもあるのだろうか。

食べてみると、柔らかくやさしい味であった。この味は、ほぼまちがいなくボカシ肥料のおかげである。

わが家の菜園では、キャベツは春、夏、秋と、できるだけ一年を通して食べられるよう、時季をずらして植えている。


楽し嬉し懐かしの新潟旅

2024-06-05 | 散歩、時々旅

新潟に一泊で行ってきた。同窓会出席のためである。

上の写真は新潟市のシンボル、萬代橋(ばんだいばし)
ここ新潟市は、幼少期と若い頃に過ごした、わたしにとっては、特別な町、愛着のこもった町だ。

つぎの予定まで時間があったので、ひさしぶりに萬代橋を見ておこうと、新潟駅から歩いてやってきた。

石造りの風格のある橋である。






  

ゆるやかなアーチ型橋脚がつらなっていて、デザインとしても美しい。

萬代橋は、昔はもっぱら「万代橋」と書かれていたように記憶しているが、今は橋近くの案内板を見ても、すっかり「萬代橋」表記に変わってしまったようだ。
(町名や近くの施設は「万代」のまま)

新潟市としては橋の風格を旧字体に込めたい、という意図もあったのであろうか。しかしわたしの個人的な感覚としては、万代橋のほうが好きだ。

万代橋という文字の字面(じづら)自体に、わたしのさまざまな思い出も愛着もこもっているからだ。

 

 

 

   

近くの新潟日報本社ビル(メディアシップ)20階の展望台から見た萬代橋。
日本一の長江、信濃川の最下流は、たっぷりの水をたたえ、ゆったりと流れていた。

橋のむこう側の繁華街をこえた先には、日本海が見える。

雲がなければ佐渡が見えるのだが、この日は残念ながら佐渡方向の雲がとれなかった。

 

 

 

   

こちらは展望台から北側を見た景観。信濃川の河口が望める。

手前の橋は20年ほど前にできた新しい橋、柳都大橋(りゅうとおおはし)
この橋も、わたしの若い頃にはなかった。

その先、右側に立つ高層ビルは、朱鷺メッセ(見本市や会議を行うコンベンションセンター。ホテルなども入った複合施設)

 

 

 

   

ここは万代シテイバスセンター内にある立ち食いそば、うどんの店。

ここのカレーライスが美味しいことは、市外から来る観光客にも、つとに知られたところ。
わたしも食してみんとて、実は昼時をねらってやってきたのだ。

 

 

 

       

写真はミニカレー430円。

ミニカレーのほかに、中550円、大670円もあったが、食べ過ぎて夜の同期会の宴会に障ってもいけないので、ミニカレーにした。

写真のカレーのわきの黒いものは、わたしの定期券入れ。これで大きさが分かってもらえるだろうか。これでも十分食べ応えがあった。

味はかなり辛(から)いというのが第一印象。タマネギがスライスしたり刻んだりしないままたくさん入っていて、三枚肉も入っていて、甘みと旨みも広がってきた。

評判通りの美味しいカレーであった。・・満足。


同期会は新潟市から車で30分ほどの、月岡温泉のホテルで行われた。
15人ほど集まった会であったが、学生時代には話したことのなかった人とも今回ゆっくり話すことができ、楽しい、うれしい会となった。

 

 


    

翌日帰り際に、新潟駅南口の酒店、ぽんしゅ館で買った鶴の友の4合瓶。
鶴の友は昔飲んで、美味しかったという記憶がある。関東圏では手に入らない。

新潟旅の思い出を反芻しながら、味わって飲もう。


季節の便り・・初夏編

2024-06-02 | 季節の移ろい

梅干し用の梅が紀州から届いた。
毎年お願いしている梅農家さんからの南高梅だ。

この梅農家さんによると、今年は雹に打たれたりなどして、「たいへんな不作」とのこと。
わが家の分は今年の1月にお願いしていたので、なんとか送ってもらうことができた。ラッキ~!

箱を開けると、熟した梅の香りが部屋いっぱいに広がった。
今年も美味しい梅干しにありつけそう。

 

 

 

   

これはわが家の菜園から、先週収穫してきたニンニク。

晴れた日に網の籠に入れて、干しているところ。

 

 

   

このあとザルでも干して、梅雨前にヒモに吊るして家の中で干す。

ニンニクは乾燥すると保存がきくので、何か月ももつ。
しかしわが家ではさまざまな料理によく使うので、3、4か月でなくなってしまう。

 

 


   

これはわが家の庭に咲いたフリージアというバラ。

一輪、先日模様替えしたばかりのわたしの書斎に、やってきた。

わが家のフリージアは、秋にも初冬にも咲くが、初夏に咲くのがいちばん元気できれいだ。