興趣つきぬ日々

僅椒亭余白 (きんしょうてい よはく) の美酒・美味探訪 & 世相観察

ナニワイバラ

2013-04-28 | 季節の移ろい

わが家の生垣は今、ナニワイバラが真っ盛り。


向こうからやってくるのは、自転車に乗った野球少年です。

 

 

         

     今日は小学校のグランドで野球の練習があります。

 

 

 




庭にはバラが咲き始めました。

これはダブルデライト
色と香りの「二重の喜び」という意味だそうです。

 

 




カモミールも、今が盛りです。

カミツレともいいますね。
これこそ香りの花。 甘い香りがします。


花を摘んで半日ザルで乾かし、ガーゼに包んでお風呂に入れます。


自転車安全利用五則

2013-04-21 | チラッと世相観察

自転車安全利用五則」 というものがあることを、先日初めて知りました。

先週終わった 「春の全国交通安全運動」 のPRポスターの中に、この
「自転車安全利用五則」 という文字が、隅のほうに小さくあったからです。


ネットで調べるてみると、以下の通りです。

++++++++++++++++++

自転車安全利用五則

①自転車は、車道が原則、歩道は例外

②車道は左側を通行

③歩道は歩行者優先で、車道よりを徐行

④安全ルールを守る
 ・飲酒運転は禁止
 ・二人乗りは禁止
 ・並進は禁止 (自転車と自転車が並んで走ること)
 ・夜間はライトを点灯
 ・信号を守る
 ・交差点での一時停止と安全確認

⑤子どもはヘルメットを着用

++++++++++++++++++


これは、ほんとうにその通りです。

歩道は、歩行者が優先なのだ!

と日頃からわたしは、怒りにも似た気持ちで、そう思っておりました。

歩道をわが物顔に、ベルを鳴らしながら (なかにはスピードを
落とさずに) 追い抜いていく自転車があまりにも多いからです。

自転車は車両(軽車両) なので、車道 (の左側) を 通るのが
原則なのですが、車の通行量の多いところではむしろそれは危ないので、
歩道を使うのもやむを得ない感じもします。しかしそうであれば
自転車は、歩道では歩行者に遠慮しながら通ってほしい。 


何年か前、新大久保の通りで、歩道を歩いていたときのことでした。

自転車に乗ったおじさんが後ろからベルを鳴らし、わたしと同行者を
わきによけさせ追い抜くと、自転車を止めて後ろを振り向き、
厳かな声で、こうのたもうたのです。

「道は、真ん中を歩かないように」
「・・・・・」


また家の近くのバス停で、こんなことがありました。

バスが来て、ドアが開いたので、乗ろうとすると、
左手から立て続けに鳴らされるベルの音がし、見ると女子高生の乗った
自転車が猛スピードで、こちらに近づいてくるではありませんか。

その時は朝で、その女子高生は遅刻寸前だったのかもしれません。

わたしが除けずに、そのままバスのステップに近づいていれば
100パーセントぶつかっていたタイミングでした。

道路交通法では、自転車の歩行者妨害は 「3ヶ月以下の懲役、または
5万円以下の罰金」 と定めています。

ケガでもさせたら、当然それでは済みません。
刑事では過失致死傷罪が適用され、民事では多額の損害賠償責任を
負わねばならない場合もあります。

そうなればその女子高生、遅刻どころの騒ぎではありません。


ちなみに前述の ‘新大久保のおじさん’ の場合は、ベルをリンリン鳴らし
歩行者を退かそうとした行為で、「2万円以下の罰金、または科料」 です。

人にお説教を垂れる立場ではないのです。 
 

「歩道は歩行者優先」 であることのほかに、道路は左側を走らねばならない、
イヤホンを耳にはめ音楽などを聞きながら走ってはならないなど、
自転車に乗る人の守るべき事柄は、まだまだたくさんあります。

「自転車安全利用五則」は、いったいどれだけの国民が知っているのか。
まさかわたしだけが知らなかったわけではないでしょう。

‘新大久保のおじさん’ も明らかに知りませんでしたし、わたしの周囲の
人たちにちょっと聞いても、知っている人は一人もいませんでした。 

「春の全国交通安全運動」 のPRポスターも結構ですが、ほんとうはこの
「自転車安全利用五則」の中身のような具体的な内容を、繰り返し繰り返し
訴え、周知徹底してほしいものです。

自転車にまつわる交通事故が増えているという報道もあります。

できれば小中高などの学校でも教えてほしいし、自治体の広報でも取り上げてほしい。
内閣府、文科省、警察庁、都道府県警察、各自治体責任者に強くお願い申し上げて
おきたい。(大きく出たねえ) 

http://www.npa.go.jp/koutsuu/kikaku/bicycle/pdf/bicycle_leaflet.pdf


卓上小コンロ

2013-04-14 | My Favorite Things

焼酎を温めるための卓上用小コンロを買いました。

固形燃料を使います。

焼酎と水を5:5または6:4の割りで合わせ、火にかけます。
注ぎ口からほんのりと湯気が出てきたら飲みごろ。
目の前で見ているので、温め過ぎることはありません。

なかなか楽しいです。

 

 



中央が卓上小コンロ。
ネットで買ったのですが、思いのほか小さく、じゃまにならず、
気に入りました。

手前は左からマッチと燃えさし用小皿、固形燃料、火入れ(固形燃料受け)と
火消し蓋です。

 


 

 



実際にやってみて初めて知ったのですが、固形燃料はいったん封を開けると、
密閉した容器で保存しなければならないのですね。

揮発性があるのです。 外気にさらしておくと無くなってしまうかもしれません。
(見ていると、固形燃料が燃えるというのは固体が液化し、その液体が気化し、
 それが燃えるということのようです)
 

プラスチックの密閉容器を固形燃料入れに使いました。(左)

右はいったん火を消して、次にまた使うためにしまっておく入れ物です。
(海苔の佃煮の空き瓶を利用)
 

思いのほか手間がかかるなあ、というのが正直な実感です。
でも ‘楽しみは手間のかかるもの’ なのでしょう。

 

ところで、「小鍋」があればこの小コンロで一人か二人用の ‘小鍋立て’ ができます。
「小鉄板」があれば、新鮮なイカが手に入ったときなど、わたと味噌で和えたイカ焼きもできます。
「小網」があれば、板海苔を軽く焙ってもいい。

小鍋、小鉄板、小網、これがあればわが家も ‘小料理屋’。
こんど浅草のかっぱ橋道具街に行って探してこようかな、などと夢を広げています。
 

飲むこと以外に夢は無いの? と言われそう・・・。

(あまり、ありません) 


最高に美味しい蒲鉾でした

2013-04-09 | 美酒・美味探訪

尾道の桂馬蒲鉾商店のカマボコを、ネットで買ってみました。

「きょうのおつまみ」というブログで桂馬蒲鉾商店のカマボコを見て、
とても食べたくなったからです。
http://blog.goo.ne.jp/qooboy/e/23d8814561bbc2cea002b0911e48b427

 

実は、雑誌「サライ」の去年の12月号で、桂馬蒲鉾商店のカマボコを志賀直哉も
好きだったということを読んで知っていたので、一度食べてみたかったのです。

桂馬蒲鉾商店は、今年で創業100年だそうです。

 

 

 

 

わたしの購入したのは「はじめてセット」。初めての人のためのお試しセットです。

箱を開けると、なんとそこに直筆で書かれた一筆箋が入っていました。(写真)

日々全国からたくさんの注文があるだろうに、ここまで一つ一つに心を込めた対応を
しているのですね。

ネットでも送付日と着日をきっちり確認していました。新鮮なものを届けるために
細心の注意を払っているのです。実にすばらしい。


味も予想にたがわず、最高に美味しいカマボコでした。弾力があり、濃厚かつ深い味。


またぜひ頼んでみようと思います。


「王になった男」

2013-04-08 | 時には芸術気分

韓国映画「王になった男」を、新所沢の「新所沢レッツシネパーク」に
見にいってきました。

大変おもしろい映画でした。
朝鮮王朝時代、第15代王・光海君の影武者になったという男の話です。

王と道化男という、まったくキャラクターの違う二役を、主演のイ・ビョンホン
見事に演じきっていました。

たまたま王の代役をさせられた男が、民を忘れ利権に凝り固まり、王毒殺や
王妃追放の謀略をめぐらす重臣たちと渡り合います。


緊張感に満ちた展開ながら、時折リアリティのあるユーモアも織り込まれています。

練り上げられた脚本と、イ・ビョンホンを中心とした俳優たちの名演技。
世界的に見ても、おそらく近年指折りの秀作であろうと感じました。

 

 

 

 

 

新所沢には初めて降りましたが、駅近辺はマンションが多く、広い公園もあり、
とても都会的できれいな町でした。

住宅地として新しく開けた街なのですね。

 

 




新所沢レッツシネパークやPARCOのある西口と反対側の、東口方面を駅から見下ろすと、
タクシー乗り場が見えました。

止まっていたのは、なんと白い色のタクシーばかり。

これがほんとうの ‘白タク’ です。


芽吹きの頃

2013-04-05 | 季節の移ろい

春を象徴する色としてわたしが一番にあげたいのは、

‘若緑’

です。 芽吹きの色ですね。
 

新しい命が萌え出す色です。

 

 

 



桜も花が散ると、葉が萌え出てきます。

花もいいけど、葉桜もいいものですよね。

 

 

 

 



ハナミズキの葉も萌え出てきました。

これは若緑ではなく、薄紅色ですが・・・。 









花と子犬と少年と。

少年が子犬を抱いていました。

絵になるなあ、と思って写してみました。


一途にマイ焼酎のおじさん

2013-04-03 | 美酒・美味探訪

昔から日本酒一辺倒だったわたしが、このところ焼酎をよく飲んでいます。

なぜ焼酎を飲み出したのか。
それは一年ほど前、黒糖焼酎 「朝日」 を池袋西武(デパート)で入手したからです。
奄美諸島・喜界島の焼酎です。

朝日はほんのりと黒砂糖の香りのする味の濃い焼酎でした。そしてわたしに
「また飲みたい」と思わせてくれた初めての焼酎だったのです。

森伊蔵、伊佐美などといった、美味しいとして名の通った焼酎ではありません。
たまたまわたしの好みに合っていたということなのでしょう。


それでは、なぜ池袋西武で朝日を手に入れたのか。
それは池袋西武の 「酒売り場」 で、朝日だけを一途に買いにきたおじさんを
目撃したからです。

おじさんは和洋酒が無数に並ぶ広い酒棚を一瞥もすることなく、「朝日」 と一言
店員に告げ、朝日30°の一升瓶を手にすると、レジで買い求め、サッとその場を
去っていきました。

朝日を買うこと、それだけを目的に来たのです。

(どんなに美味しい酒なのだろう)
とそれを見て思ったわたしは、自分もその日それを買って帰り、
‘朝日一途マイ焼酎おじさん’ の仲間入りをしたというわけです。


今では朝日だけでなく、芋焼酎などのほかの焼酎にも目覚めてしまいました。
いくつかの焼酎も、わたしの愛飲酒ラインナップに組み込まれてしまっています。

「あの人、あまり来なくなったなあ」
と、日本酒の銘酒を揃え待っている近所の酒屋さん、思っていることでしょう。


焼酎はお湯割りが好みで、黒ぢょかまで買ってしまいました。(上の写真)

キッチンのコンロで温めるのは、しばらくそこについてないといけないので、
近々食卓に置ける小コンロも買う予定です。