興趣つきぬ日々

僅椒亭余白 (きんしょうてい よはく) の美酒・美味探訪 & 世相観察

茶濁散歩

2022-07-28 | 散歩、時々旅

このところ早朝5時過ぎに歩いている。

日が昇ってしまうと、もう暑くて歩けなくなるからだ。

といっても、正直なところ一生懸命歩いているわけではない。せいぜい30分ほど、汗まみれにならないうちに帰ってくる。

これを自分で「茶濁散歩(ちゃだくさんぽ)」とひそかに呼んでいる。(御茶を濁して帰ってくる)

まあ、まったく歩かないよりは健康効果があることだろう、少しは。

それに無理して茶濁散歩ならぬ ‘汗だく散歩’ をして、熱中症になっても、誰もほめてくれない。

歩いていると、朝食前なので、空腹を感じてくる。これがなによりの健康の証(あかし)ではないか。

 

 

 

    

これはアオサギのようである。

この川ではシロサギ(コサギ、チュウサギなど)はよく見るが、アオサギを見るのはめずらしい。

しばらく見ていると、わたしを警戒してか、飛んで行ってしまった。


 

 

 

   

電線に止まったチュウサギ(だと思う)

川の中に入っているシロサギはよく見るが、電線に止まったのを見たのは初めてだ。

東のほうを向いている。昇りつつある朝日を見ていたのだろうか。


恵みの美味

2022-07-24 | 美酒・美味探訪

ナス、トマト、オクラ、わが家の菜園で穫れた野菜に、豆腐、海老を加えた揚げ出しです。

野菜作りから調理まで、この上ない手間とさまざまな工夫が、このひと皿に凝縮しています。

美味しくないわけがない。恵みに感謝しつついただきました。
(右斜め上の小鉢は自家製の柴漬け)

 

 

 

   

菜園のナス。

上の写真中央のナスが、少しピンボケ。わたしのようなナスです。(惚け茄子)

 

 

   

同じくトマト。

これはミニトマト。ほかにふつうの大きさのトマトも育てています。


あきらめない雨垂れ

2022-07-15 | 随感・偶感・歳時感

LITTLE THINGS MAKE A BIG DIFFERENCE

これは布製買い物袋の ‘縫い付け表示’ にあった言葉だ。


   


品質表示ではない。なにかことわざのような、名言のような響きがある。

わたしなりに日本語に訳すと、

「小さなことも、たくさん集まれば、大きな変化を生む」

ということになるだろうか。
(THINGSが複数形なので「たくさん集まれば」としてみた)

「塵も積もれば山となる」
「千里の道も一歩より始まる」
「始めの一歩 末(すえ)の千里」
「一人の文殊より十人のたくらだ」
 (何事も大勢で相談すればよい考えが生まれる。「たくらだ」は愚か者の意。
「雨垂れ 石を穿(うが)つ」
 (小さな事でも根気よく続ければ大きな事を成し遂げられる。
      『故事俗信ことわざ大辞典第二版(北村孝一・監修/小学館)の解説による

などのことわざが思い浮かぶ。

「選挙」にも同じことが言えないだろうか。
一票の力は一見無力に見えても、たくさん集まれば、政治を変える。

税金にしても、年金・介護・医療などの社会保障にしても、政治のあり方は実は日々の暮らしに、将来の自分の生活に直結する。

「投票」は政治、いや、生活を変えていく得難い機会であり、貴重な “権利” (生存権)なのだ。

正直なところ、わたし自身無力感を感ずることが多いのだが、どうせ変わらないと棄権するのでなく、自分で求めて見聞きし、考え、この権利を行使したいものだ。

小さい雨粒ながら、あきらめない雨垂れになりたい。


菜園からの夏の贈り物

2022-07-04 | 菜園の四季

菜園から連日、夏野菜を収穫しています。

トマトは真っ赤、完熟です。

そのほか、ナスにキュウリにオクラ。

オクラが代表して歌っていますよ。

 ♪ オクラ(ぼくら)は みんな 生きている
  生きているから 旨いんだ

たしかにどれも最高に旨い。味が濃くて甘いのは、新鮮さのせいですね。

 

 

 


   

菜園現況。

手前の背が高いのは、ナスとキュウリ。その奥にトマトが続きます。(菜園は家内がやっています)


 

 

 

   

菜園盛りの朝食。

サンドイッチの中には、トマトとキュウリに自家製ハムとマヨネーズ+(プラス)カラシバター。(パンも自家製)

野菜サラダの真ん中には、キャベツの千切りと、上にタマネギのスライスが載っています。
キャベツもタマネギも、わが家の菜園で育ったもの。

サラダにはドレッシングのほかに、ここひと月ほど、エゴマ油かアマニ油を、小さじ一杯分かけています。
どちらも「オメガ3」が豊富で、体によいのだそうです。テレビでいっていました。
(わたしはテレビを見て、コーヒーを淹れて、食べるだけ)


「表現を強める副詞」さまざま

2022-07-02 | 韓国文化垣間見

月2回通っている韓国語講座で、ネイティブの講師の方が、韓国語の “表現を強める副詞” をいくつかピックアップしてくれた。
日本語でいえば「非常に」「とても」「きわめて」「大変」などの強調の副詞。以下「強調語」)

日頃、日本語でも「強調語」の語彙不足を感じていたわたしは、講師の話を興味深く聞いた。
(このブログでも「非常に」「とても」「大変」くらいしか使えていない)

授業でメモしたものに、辞書などで調べたものを加え、以下に列挙してみる。

≪韓国語の強調語≫
굉장히(クェンジャンヒ) すばらしく、ものすごく、実に
극도로(クットロ) 極度に
(クェ) かなり、なかなか、ずいぶん
너무, 너무너무(ノム、ノムノム) 度を越して、すごく、~すぎる、めちゃくちゃ
대단히(テダニ) はなはだしく、きわめて、まことに
되게(トゥエゲ) すごく、とても
(ッタク) きっぱりと、ぴたりと
매우(メウ) 大変、とても
많이, 많이많이(マニ、マニマニ) 多く、たくさん、たっぷり、めっちゃ
몹시(モプシ) ひどく、とても
무척(ムッチョク) 非常に、大変
상당히(サンダンヒ) 相当に、かなり
심하게, 심히(ㇱマゲ、シミ) はなはだしく、はげしく、ひどく
(ッソク) とても、非常に、(否定文では)あまり
아주(アジュ) とても、大変、大いに
엄청나게, 엄청(オムチョンナゲ、オムチョン) とてつもなく、どえらい
완전(ワンジョン)完全に、すっかり、まじで、超
은근히(ウングニ) ひそかに、人知れず、どうしてなかなか
정말, 정말로(チョンマル、チョンマルロ) なるほど、ほんとに、心から
제대로(チェデロ) きちんと、がっつり、思い通りに、(否定形の前で)ろくに
진짜, 진짜로(チンチャ、チンチャロ) ほんとに、本気で、まじで
참, 참으로(チャム、チャムロ) 実に、ほんとに
크게(クゲ) 大きく、大変
확실하게(ファクシラゲ) 確実に、しっかり
훨씬(フォルシン) ずっと、はるかに

以上ざっとあげてみたが、わたしの韓国語力では、それぞれの語のニュアンス、適切な使用場面、書き言葉向きか話し言葉向きかなどは、正直なところ分からない。
韓国語学習の道は遠い。


この機会に日本語の強調語も集めてみた。語彙不足を少しでも解消し、より魅力ある文章を書ければと思うからだ。
以下の通りである。

≪日本語の強調語≫                                                                                                    
いっそう いたって いちじるしく 一段と いとも(厳かに、簡単に) 大いに 思いのほか かなり きわだって きわめて けっこう 言語に絶する ことのほか この上なく 最高に さらに 至極(ごもっとも) 実に 真に ずいぶん すこぶる ずっと 相当(高価な) たいそう(立派な) 大変 とてつもなく とても<迚も> とびきり なかなか なみはずれて はなはだしく はるかに 非常に ひときわ ほんとうに まことに まったく 見事に 見るも(無残な) めっぽう(強い) 目にあまる 猛烈に・・・など、ほぼ無限にありそう。

日本語の強調語も、広い範囲から意識して探し、自分の表現内容や文脈、好みに合うものを、積極的に使っていくことが大切なのであろう。
魅力的な文章を書く道も、また遠い。

2022.7.2

*上の写真はパンジー。イメージは子犬のよう。本記事と関係ありません。