興趣つきぬ日々

僅椒亭余白 (きんしょうてい よはく) の美酒・美味探訪 & 世相観察

潔く、嘘も偽りもなく・・・

2016-04-24 | 季節の移ろい

スズランのほかに、わが家の庭には今、さまざまな花が咲いています。

ナニワイバラも咲き始めました。(上)

一点のくもりもない白です。

ナニワイバラについては、拙ブログでは、ほぼ毎年記事にしていますので、いつもご覧いただいている方には、
「またかい」
といわれそう。(スミマセン)

去年までは、垣根の全面にたくさん花を付けましたが、去年の秋、枝を刈り込んだので、今年は少しだけ。

それでもまた、たくましく、元気に咲きました。

 

 



ナニワイバラの花は、開ききると花面が水平になるくらいまで開き、そしてすぐに散ってしまいます。

潔く、嘘も偽りも、隠し立てするところもない。‘潔白’を絵に描いたような花です。(見習わねば)

 

 

 

 

これは今年の花壇。

チューリップが終わり、今はカモミール、ワスレナグサ、虹色スミレ、ラベンダーなどが賑やかに咲いています。

 

 

 

   

  カモミール

カミツレともいいますね。

香のよい花です。もう少したくさん咲いたら、摘んで、少し乾燥させ、お風呂に入れます。
リラックス効果があるのです。


下は 数年前にアップした、花がたくさん咲いた時のナニワイバラの記事です。
あわせてご覧いただければまことに幸いです。
http://blog.goo.ne.jp/kyusan2/e/1260b32335825e72bc740e2ee2559b81


スズランの花が咲きました

2016-04-21 | 季節の移ろい

わが家の庭の隅に、今年もスズランの花が咲き始めました。

上の写真では、右下に遠慮がちに咲いています。

 

 

 

 

いつもはじっこに、葉の陰に隠れて、しかも下を向いて、白い小さな花をつけます。

控えめなところ、まるでわたしのようです。(ほんとうかい)

 

 

 

 

でも、よく見れば、こんなに美しい。

清純無垢を絵に描いたような花ですね。

摘んだりせず、ソッとしておいてあげましょう。


新宿の超高層ビル街

2016-04-17 | チラッと世相観察

西新宿に行ってきました。

高校の同期会があったためです。

ひさしぶりに高層ビル群を間近で見上げると、めまいがして、体のバランスを失いそうになります。

田舎者のおじさん(わたし)でも、慣れれば平気になるのでしょうか。

 

 

 

 

これは新宿アイランドタワー。

同期会は、ここの地下1階にあるレストランでありました。

懐かしい顔が集まりました。

 

 

 

 

これは東京都庁。

その威容はまさに現代の城です。

日本一豊かな財政を誇る東京都を象徴する建物と言っていいかもしれません。

まさに‘東京藩’の城ですね。

でも、ここの首長は決して‘殿様’になってはいけません。
なぜなら、現代は、主権は首長にあるのでなく、あくまでも国民(都民)にあるのですから・・・。

豪華大名旅行などと揶揄されるような、自分も含めた高額海外出張など、国民の理解が得られなければ、ゆめゆめしてはいけません。


「畑仕事は一石五鳥」(畑の掘り起し2)

2016-04-09 | 菜園の四季

先月このブログで、家内のやっている家庭菜園の‘畑の掘り起しを手伝った’という記事をあげたら、学生時代からの親友S君からメールをもらいました。

なんとS君も、昨年から家庭菜園を始めたのだそうです。

それを受けてのわたしの返事の中に、
「家内は畑で野菜を育てているけど、オレは家で自分の腹の肉を育てている」
と書いたら(半分冗談、半分本当)、すぐに以下のようなメールをもらいました。


「余白君、畑仕事は想像していたより遥かに想像力、洞察力を働かせ、面白く、認知症の予防にもなります。

貴重な労働力は奥様孝行になるのはもちろん、無料で「ライザップ」並みに弛んだおなかを引き締めることができます。

したがって、糖尿病の予防・メタボの解消に絶大な効果があります(本人<S君>が実証済み)。

また、一仕事をした後の酒も、グーンと美味しくいただけますよ。一石五鳥ですね。ぜひとも続けてみてください」

なにをやらせてもすぐ一流になるS君。さすがのメッセージです。

これに野菜を美味しく食べて、より健康になれば、‘一石六鳥’というわけです。


このS君のメッセージを受けて、というわけでもありませんが、今日また畑の掘り起しに行ってきました。

上の写真は、一畝の真ん中を深く掘り進んだところ。

 

 

 



堆肥と牛糞を入れて・・・。

 

 

 



再度土をかぶせ、整地。

この畝には、連休の頃、トマトとナスをうえるそうです。

 

 

 

  

  ‘ライザップ菜園’全景。

今日の所要時間は一時間ほど。今回は前回より集中して(一生懸命)やったせいか、大変疲れました。

弛んだ腹を引き締める道は遠そうです。


http://blog.goo.ne.jp/kyusan2/e/33bc5609e99cf108bae7384852ff617a


あるがままの自分を

2016-04-04 | 美酒・美味探訪

新大久保のコリアタウンに行ってきました。

上の写真は、JR新大久保駅から歩いて3分ほどのところにある全龍禅寺の西門です。
小さな扁額に、

「露堂々」

と書かれています。

ネットで少し調べてみると、「明歴々」と対になって、「明歴々 露堂々」として使われる禅語のようです。

「明歴々」は初めて見る言葉ですが、「露堂々」という言葉自体は以前から知っていました。

実は2~30年も前でしょうか。NHK教育テレビの宗教の時間で、どこかの高僧がこの言葉を話していたのです。

「見栄を張ることなく、あるがままの自分を堂々とさらけ出せ」

というような意味だと、その時わたしはわたしなりに理解し、メモ帳に残し大切にしていた言葉でした。
(その高層の名前はメモにはなく、覚えていません)

 

 

      

今ネットで見ると、この禅語は単に心構えを説いたものでなく、もう少し深い意味がありそうです。

でもまあ、当たらずとも遠からず、そう外れてもいないようです。

人は自分を実力以上に見せようと背伸びすると、ほかの人の目が気になり、逆に堂々としていられなくなるものです。

自分の実力(のなさ)を素直に認め、背伸びせず、どっしりと地に足をつけて生きることが大切なのでしょう。

この言葉を知ってから2~30年。
自分に対する他人の評価をつい気にしてしまうわたしは、未だに露堂々の心境には至っていないのを認めざるをえません。

 

 

 



コリアタウンに来たのは、親しい友人たちとの集まりがあったからです。

場所は「生マッコリ家」。

 

 



日本で醸造したマッコリを、生のままで飲ませてくれるお店です。

奥の料理は海鮮チヂミ。チヂミで生マッコリ。これは抜群の相性ですね。

生マッコリは、保存のためか、半分シャーベット状態で出てきます。さっぱりとした美味しい味でした。

料理はどちらかと言うと上品な盛り付け。でもとても美味しかったです。