興趣つきぬ日々

僅椒亭余白 (きんしょうてい よはく) の美酒・美味探訪 & 世相観察

春の植付けが始まった

2024-02-29 | 菜園の四季

きのう、わが家の菜園を耕しに行ってきた。

菜園は今、春の植付けが始まった。

上の写真はわたしが耕したところ。
一度耕し、石灰をまき、それを混ぜこみながらもう一度耕した。

二週間ほど後には有機肥料も入れて、4月にタケノコイモ(サトイモの一種)を植える。
タケノコイモは去年作って、たいへん美味しかったからだ。

タケノコイモは、ふつうのサトイモほどの粘り気はないものの、やわらかくて甘みがあり、クセがない。
煮物にはこのほうが向いているかもしれない。

 

 

 

   

これは家内が種イモを植付けたジャガイモの畝。

ここにも去年植えて美味しかった「北あかり」と「アンデス赤」を植えた。

ジャガイモはタマネギとともに、料理への応用範囲がきわめて広い。
わたしはポテトサラダが大好きである。

このほか、近々植付けるのがゴボウとニンジン。

今年もわが家の食卓には、たっぷりの野菜が登場する。

 

 

 

   

これはいま生育中の野菜の一つ、ニンニク。

寒い冬を越えて、たいへん元気がいい。

その右の畝にはタマネギ。まだ小さいが、これも元気だ。

 

 

 

   

春キャベツのトンネル(おおい)を開けてみた。

順調に育っていた。

わが家では、キャベツは毎朝サラダにして食べている。

 

 

 

   

これはわたしの散歩道対岸の河津桜。今年も咲いた。

もう満開だろうか。

河津桜はソメイヨシノより赤みが濃い。桜はやっぱりこれぐらいの濃いピンクがほしいな。


枝ぶりすっきり 梅花しっとり

2024-02-22 | 随感・偶感・歳時感

わが家の梅が今年も咲いた。

例年より花数が少ないのは、枝の剪定をしてもらったからだ。
といってもプロの庭師を呼んだわけではない。

昨年末、伸びすぎた金木犀を市のシルバー人材センターに頼んで伐ってもらった折、わきの梅の木も ‘ついでに’ 伐ってもらったのだ。

来てくれたシルバー人材センターの方は、素人のわたしから見ても実にバランスよく、梅の枝を刈り込んでくれた。心得のある人だったのかもしれない。

瓢箪から駒、金木犀も含めて、プロの庭師よりはるかに安く伐ってもらえたと思う。

 

 

 

     

三十数年前、苗木で買ったこの梅の木、いつの間にか樹肌が古木の風合いを帯びてきた。

こちら(わたし)も年取るわけだ。

おととい暑いくらいだったのに、きのう、きょうと真冬の気温に戻ってしまった。

今朝は夜来の雨。あすは雪の予報もある。

遠出をしようかと思ったが、やめて、すっきりした枝ぶりに咲いた梅花を肴に、梅見酒と洒落込むか。


ほめ言葉になっていない

2024-02-12 | 随感・偶感・歳時感

(すだれ)越しに入ってくる朝陽を受けて、観葉植物の葉に簾の縞模様が映っていた。

 

 

   

手前の葉には、奥の葉の影が落ちて、葉の濃淡がくっきり。これもなかなかおもしろい図柄である。

 

むかし、さる「生け花展」に行ったときのことを思い出した。

その展覧会の案内をくれた知人の作品は、部屋のすみに、白壁にいまにも接するような位置に置かれていた。

部屋の照明の加減で、その白壁には知人の生け花の影が映っていた。葉と枝の多いその作品は、壁のシルエットとともに微妙なハーモニー効果を醸し出していたのである。

「あれは影も含めて鑑賞するという演出だったの?」
と、後日その知人に会ったとき、わたしはほめるつもりで聞いた。

ところが知人はめんくらった表情を浮かべ、首をわずかに横にふりながら口をつぐんでしまった。彼女は生け花本体だけをほめてほしかったのだ。

考えてみれば一つの生け花展で、一つの作品だけそんな演出をするわけないではないか。

茶化すつもりはなくとも、無知と早とちりは人間関係を台無しにする。


2024 わたしの今年の漢字は「聴」

2024-02-05 | 随感・偶感・歳時感

        写真はわが家で作った恵方巻き。食べ始めだけ東北東を向きました。本記事と関係ありません。

 

2024年、わたしの今年の漢字一字は「聴」ということにしたい。
韓国語の勉強で、今年は「聴くこと」に比重を置こうと思うからだ。

わたしは長年韓国語の勉強を続けてきているが、とくに「話すこと」になかなか自信が持てない。
話すには、前提として十分に「聴くこと」ができなければならないのだ。

今通っている公民館の韓国語学習サークルでも、見ていると、韓国のテレビドラマが好きという人のほうが、上達が早いように思う。
耳が慣れているからであろう。

「文法」や「読解」、「作文」や「基本文型の反復練習」ももちろん大切である。しかし赤ちゃんは、おかあさんや周りの人たちの話を「聴くだけ」で話せるようになるではないか。

わたしは今年、 ‘韓国語学習の赤ちゃん’ になる。


カツサンド & Beer

2024-02-01 | 美酒・美味探訪

カツサンドをつまみに出してくれる「ホテルのバー」を、昔さるグルメ雑誌が写真入りで紹介していた。

「旨そうだな、一度行ってみたいものだ」
と思ったものだが、一流ホテルにも高級バーにもとんと縁のないわたしは、まだそれを果たせないでいる。

上の写真は、先日わが家で作ったカツサンド。

自家製のやわらかいパンと、厚みのある揚げたてのとんかつで作った、ほんのりソース味のするカツサンド。これは最高に美味しかった。

ところで、ホテルのバーでカツサンドをたのむ人は、どんな酒を飲んでいるのだろうか。

ウイスキー、ワイン、各種カクテル、いろいろだろうが、わたしなら断然ビールを選ぶ。

カツサンドのボリューム感に対抗するには、濃すぎないアルコール濃度で、ぐびぐびのどをうるおしながら飲めるビールが一番だと思う。

刺身には日本酒、ステーキにはワイン、カツサンドにはビールである。

休日には、日の高いうちに “カツサンド & Beer” を始めよう。