共感した言葉、心に残った言葉を、新聞・雑誌・書籍などから引用する「名言・佳言ピックアップ」。
今回は、池田清彦早稲田大学国際教養学部教授の言葉を取りあげます。
「原発再稼働とは、たかだか9社の電力会社の赤字を救うために、未来の日本人を危険に曝す暴挙に他ならない」
(週刊朝日2013.6.28号の連載コラム「池田教授の机上の放論・連載156」より)
池田教授は同じコラムの中で、このようにも述べています。
「現実には、地震の巣のような日本列島で再び大きな原発事故が起きない保証は全くなく、原発を稼働させれば溜まる一方の放射性廃棄物の処分については、その目処さえ立っていない」
池田教授の主張はその通りだと思います。いったん原発事故が起こった場合の被害の大きさ、悲惨さはいうに及ばず、稼働によって増殖され続ける放射性廃棄物のことを考えれば、原発はもうやめるしかないのです。
政府および国会議員の方々は、原発で「儲け」を得る人たちの声を代弁するのでなく、国民と「未来の日本人」の絶対安全を最優先で考えてほしいと心から願います。
http://dot.asahi.com/news/incident/2013061900039.html
*上の写真は阿佐ヶ谷「鳥久」にて。 本記事と関係ありません。