興趣つきぬ日々

僅椒亭余白 (きんしょうてい よはく) の美酒・美味探訪 & 世相観察

好かれ果報、嫌われ果報 

2010-05-31 | 余白の創作ことわざ

*(写真は池袋東口、炭火煎珈琲皇琲亭にて。本記事とは関係ありません)

「余白の創作ことわざ」の第6回です。

好かれ果報、嫌われ果報   すかれかほう きらわれかほう

<意味>
人から好かれるのは幸せなことだが、人間、時には誤解されたり嫌われたりすることもあるものであるから、反省はしても気に病みすぎることはない。むしろ嫌われるのも幸せの内というくらいに思って、開き直ってやれ。

<さらに一言>
「嫌われることにへこたれない」
という言葉をデザインしたトレイ(お盆)を、昔あるスーパーの食器売り場で見つけたことがあります。
‘嫌われることは誰にだってあることだからくじけるな’ という慰めと励ましのメッセージが伝わってきて、印象に残った言葉です。
誰の言葉だったのでしょう。

実際、嫌われることを怖れたり、人の思惑ばかり気にしていると、成すべきことも成せません。 したいこともできないものです。

また、嫌われてしまったことを気に病んでばかりいてもしかたがありません。 気持ちを切り替えて、新たな一歩を踏み出したいものです。

<もう一言>
嫌われていることに鈍感過ぎるのも問題かもしれませんが・・・。


布草履

2010-05-29 | My Favorite Things

綿の布(ぬの)でできた手作りの草履。 知人からわけてもらいました。
古い浴衣地を裂いて編んだのだそうです。

素足に履くと洗いたての肌着の感触。 風通しもよく、履き心地最高。 夏向きです。
汚れたら丸洗いできるそうで、清潔を保てます。

肌着は綿。 草履も綿。 好物は麺! (夏は素麺がいいですよね


靖国神社夕景

2010-05-23 | 散歩、時々旅

先日、市ヶ谷方面に行ったときに、靖国神社を覘いてみました。

平日、夕方の境内には、意外にもたくさんの人がいました。
若い人も、外国人もいます。学校帰りの女子学生も・・・。もちろん、通り抜けるだけの人もいることでしょう。


神殿に向かってお参りをしている人も少なくありません。

わたしも鳥居の外から一礼をし、この写真をパチリ。







こちらは神殿を背にした景観です。









 



ここは池袋北口の Shot bar梟。

忙し (くもな) かった一日の締めくくりは、薫り高いウィスキーで。


車間調整

2010-05-16 | チラッと世相観察

三か月ほど前、本ブログで 「時間調整 What ?」 という記事を載せました。(下部にURL)

後続の電車が遅れたからといって、先行の (今乗っている) 電車まで駅でしばらく止めおかれること (時間調整) の意味がわからない、という趣旨のものでした。

この記事をわたしが書いたから、というわけではもちろんないと思いますが、最近ちょっとニュアンスの違うアナウンスを聞きます。

JRだったか、私鉄だったか、地下鉄だったか覚えていませんが、
「当駅で ‘車間調整’ を行ないます」
と言っていました。
また、これは東京地下鉄で、
「‘運転間隔の調整’ を行ないます」
とアナウンスしていました。

いずれも  「お急ぎのところご迷惑をおかけします」  という言葉が続き、それはそれでいいのですが、それでも何かスッキリしない気持ちが残りました。
何も変わらないのに、「スルメ」 を 「アタリメ」 と言い換えただけのような・・・。

要するに、 「時間調整」 と同じく、 ‘何故この電車をここで止めおかなければならないのか’ の説明になっていないのです。

時間軸を空間という広がりに置き換え、「今この電車を遅らせる」 という直接的な響きを和らげただけではないかと勘ぐりたくなります。


せめて、「後続の電車にお客様が集中しすぎるので・・・」 くらい言ってもいいのではと思います。(もしそういう理由であればですが)

http://blog.goo.ne.jp/kyusan2/e/0a2923234736f0a6fbdc56c1efe3bb65


Breeze in IZAKAYA

2010-05-15 | 美酒・美味探訪

そよ風の入る居酒屋。

ここ池袋の居酒屋千登利は、この時季、入り口の戸を開け放しにします。
初夏、夕刻の爽やかな風が頬に当たります。 解放感に加え、 開放感にひたって飲む酒もいいものですね。

「家(うち)に帰ると、すきま風が吹いてるよ」
などと、ショーモナイことを言うオジサンもいます。







看板メニューの牛肉豆腐。 590円。
大鍋で何時間も煮込んでから出されます。

呑み助たちの幸せな時間が過ぎていきます。

http://blog.goo.ne.jp/kyusan2/e/f5d3321d6ea2dbd4c5065ac463ab3282


緑、こぼれ入る

2010-05-09 | 散歩、時々旅

ここは武蔵野の名刹平林寺の前にある庵(いおり)、睡足軒(すいそくけん) です。

三十年ほど前、ここで座禅会をやっていて、毎週日曜日の早朝通ったものです。

一年ほども通ったでしょうか。 まだ、今よりずっと若い頃です。


今は座禅会は行なわれておりませんが、静けさはそのままです。

 





今日の平林寺の教えは、

  一人の良い母親は、百人の教師に勝る。

 






大泉学園のカフェぶどう屋でひと休み。

テーブルにはハコネウツギが活けてありました。 隣の幼稚園に木があって、わけてもらったのだそうです。
もう、初夏ですね。


白バラの垣根

2010-05-08 | チラッと世相観察

       わが家の垣根です。 今、ナニワイバラが真っ盛り。





ナニワイバラの花びらは、真っ白です。 何の汚れも、やましさもない白です。

 

話題はガラリと変わりますが、官房機密費が複数の評論家に渡り、言論操作、世論誘導に使われていたとのことです。

野中広務元官房長官が先月、那覇市内で行なった講演でそれを明らかにしました。

自身が長官在任中(1998年7月~99年10月)、先例に従い、言論活動をしている著名な評論家複数に、内閣官房報償費(機密費)から数百万円ずつを盆暮れに届けていたとのことです。

「先例に従い」ということですから、野中氏の官房長官在任期間以前から行なわれていたのでしょう。
また在任期間以降も、この官房機密費による言論操作が継続していたことは十分考えられます。


本来権力者の恣意をチェックすべき言論人が、政府から高額なお金をもらっていて一体どんな評論活動ができたというのでしょう。

その 「複数の評論家」 とは一体誰なのでしょう。 彼らは何を書き、何をしゃべってきたのでしょう。
「機密」のベールを取り去っても、良心に恥じないと言い切れるのでしょうか。
言い切れるとすれば、名乗り出て堂々と弁明してほしい。


この官房機密費が複数の評論家に渡っていたという問題は、ネットでは盛んに取り上げられているのに、大手マスコミのほとんどは黙して語りません。

何故でしょう。 社会の木鐸を標榜する彼らにとっては絶対に看過できない、いや許すことのできない出来事であるはずです。

マスコミがこの話題を取り上げないのは、それら評論家たちが機密費まみれであることを知って、意図して番組に登場させていたからにちがいありません。
そうでないとすれば、これも堂々と弁明してほしい。


ともあれ、為政者が、国民から強制的に徴収した税金(官房機密費)を使って、姑息にも秘密裏に世論誘導を行なう。 国民をこれ以上馬鹿にした話もないでしょう。

現政権には、官房機密費の使途の全面公開を要望します。 五年経った時点で公開、あるいは10年経った時点で公開ということでもいいと思います。

これは、政権交代した今だからこそできることなのです。 みずからに対して “縛り” のない政権が腐敗するのは、ここ近年の歴史が証明しています。

http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2010/05/post-eb21.html