興趣つきぬ日々

僅椒亭余白 (きんしょうてい よはく) の美酒・美味探訪 & 世相観察

三音節短縮語

2015-03-27 | 時代が見える四音節短縮語

本ブログでは、ここはカテゴリー「時代が見える四音節短縮語」のコーナーですが、昨今 ‘三音節’ の短縮語をよく見かけるので、今回は四音節でなく三音節の短縮語をいくつかピックアップしてみました。

スマホ
スマートフォンの略。日常会話では今、スマホのほうがよく使われているのではないだろうか。
わたし自身は未だにガラケー(従来の携帯)である。スマホに替えるつもりはない。通話とメールしかしないので、必要ないからだ。
それに、維持費が圧倒的に安い。(なんだ、それでか)
ちなみに、ガラケーは ‘ガラパゴス携帯’ の四音節短縮語。携帯(ケータイ)は携帯電話の四音節短縮語。


アプリ
アプリケーション(応用ソフト)の短縮語。スマホとパソコンの関連用語。パソコンではアプリケーション、スマホではアプリといっている。
 ‘スマホ’ といい ‘アプリ’ といい、三音節短縮語は、若い人のあいだで生まれ、広まることが多いのかもしれない。


サプリ
サプリメント(栄養補助食品、健康補助食品)の略。ビタミンやミネラル、アミノ酸など、栄養成分を補助する食品のこと。


トクホ
特定保健用食品の短縮語。健康に役立つとして国に認定された食品。トクホマークを付けて販売することが許される。消費者には安心感を与え、食品会社には販売増をもたらす(であろう)。


コラボ
コラボレーション(協力、共演、共同作業の意)の略。よく聞くようになったのはここ10年くらいか。比較的新しい言葉である。


歴女  れきじょ
歴史の好きな女性のこと。 ‘歴男’ という言葉を聞かないのは、女性で歴史に興味を持つ人は少ない、というイメージが一般にあるからであろう。知的な響きを持つ言葉。


路チュー  ろちゅー
路上で(不倫)チューをすること。酔った勢いでする行為のようである(経験がないので分からない)。
路チューで話題になる人に、このところ政治家が多いのはなぜだろうか。酔って羞恥心をなくすのか、元からないのか。和製パパラッチの存在に思いがいたらないのか、それとも見せつけているのか。
政治家ほど ‘お気楽’ なショーバイはない、と思わせてくれる効果はある。

*上の写真はわが家の庭に咲いたムスカリの花。


たまご酒

2015-03-24 | 美酒・美味探訪

二週間ほど前に、わたしが作ったたまご酒です。
写真を撮って、ブログにアップするのを忘れていました。

卵に、酒(日本酒)と砂糖(少々)だけで作ります。
この三つを小鍋に入れ、よくかきまぜて湯煎にします。

湯煎にするのは、熱し過ぎてはいけないからです。
火がよく通らないと卵の生っぽさが残り、熱し過ぎると酒と卵が分離してしまいます。

コンロの火にかけた大きめの鍋のお湯に小鍋を入れ、かきまぜながら、熱くなり過ぎないように全神経を集中させます。

そして、ほどよく酒と卵がからんだ瞬間、小鍋を湯から離すのです。
このタイミングがむずかしい。いつも失敗するのですが、この日は上手くいきました。


考えてみれば、わたしは小さいころからたまご酒をよく飲んでいました。風邪をひいたといっては作ってもらっていたのでしょう。
たまご酒は身体がぽかぽかあったまるので、寝る前に飲むと、風邪のひき始めには効果的です。

小さい頃たまご酒をよく飲んだのが、わたしが酒好きになった遠因です。(関係ないよ)


先々週作ったたまご酒、いつも買っている地鶏の卵屋さんの、黄身の色の濃い卵で作りました。
仕上がりも黄みを帯びて、美味しそうでしょう?

風邪気味だと家内が言うので作ったのですが、元気なわたしのほうがいっぱい飲みました。


花の季節

2015-03-22 | 季節の移ろい

     今日はお墓参り。墓所のあちこちで、白モクレンが咲いていました。

 

 

 

わが家の花壇でも、少しずつ花が開いてきています。

 

 



ベロニカ。

 

 



ネモフィラ。

 

 



忘れな草。

来週くらいが‘お花見(桜)’好適週となりそう。いよいよ本格的な花の季節到来です。


一年前のわたしの記事です

2015-03-13 | 季節の移ろい
 
梅伐らぬ馬鹿
梅の一枝を伐って花瓶に入れ、書斎に持ってきました。梅は香りも、とてもいい。押しつけがましくない、控えめで上品な香りです。控えめでも、声高に自己主張しなくても、自然に自分の存...
 

 ♪ 昔の記事で 出ていますう~

とお笑いにならないでください。去年のブログ記事です。

わたしは毎年この時季、梅見酒をしていたのですね。 

毎年変わりばえしないね、と、これまた笑わないでください。
毎日毎日のくり返し、毎年毎年の平凡なことのくり返しの中にこそ、真実が宿るのです。

と、わたしがエラソーに言っているのではありません。 

天台宗大阿闍梨 酒井雄哉老師がおっしゃっているのです。

「(二度の千日回峰行も)みんなが思っているような大変なもんじゃない。
 何も変わらず、今もずーっと毎日歩いているしな」

酒井老師は、無理せず、ひがまず、焦らず、慌てず、毎日毎日、水の流れのように生きることの大切さを説いています。(朝日新聞08.2.8) 

毎日毎日の平凡なことのくり返しを、実は幸せなことと思って過ごしたいものですね。

わたしも明日から一生懸命歩こう、ダイエットのため。(違)


梅見酒

2015-03-07 | 美酒・美味探訪

つまみはイカの塩辛。

先日北海道旅行をした知人が送ってくれました。

さすが本場もの。とても旨みが濃い。

 アテの遠方より来る有り また嬉しからずや


「アテ」とは酒のつまみのこと。関西のほうでよく使われる言葉のようです。

新潟出身のわたしは、会社に入って大阪出身の人と付き合うまで、この言葉知りませんでした。


わが家の梅が咲きました

2015-03-06 | 季節の移ろい

   例年、開花の遅いわが家の梅も、ようやく開きはじめました。(3月5日)
 

   白梅も紅梅もそれなりにきれいですが、わたしはこの薄いピンクが好きです。

 

 

 




今夜は、ひと花手折って食卓に活け、梅見酒とするか。
 

 (かん)緩み 手酌の似合う 梅見酒   余白(お粗末)


寒さの中で発酵 大根の玄米漬け

2015-03-02 | 美酒・美味探訪

北海道に住む義姉から、手作りの「大根の玄米漬け」が届いた。

一見「たくあん」のようだが、たくあんとは違う。より‘ジューシー’で、より‘旨み’がある。

シットリとした食感に、酸味と甘みの効いた発酵途上の生きた味。今の時季にしか味わえない北海道の美味である。

作り方も、たくあんが糠をベースに漬けるのに対し、玄米漬けは炊いた玄米をベースに漬けるとのこと。だから「玄米漬け」。

北の大地でのびのびと育った大根は、炊かれた玄米に抱かれ、作り手の愛情に見守られながら、北海道の厳しい冬を過ごす。
その寒さの中でじっくり熟成、発酵させられるからこそ、ほかにはない美味しさをたくわえるのであろう。

日本に、いや世界に漬物、発酵食品の類は数あれど、「大根の玄米漬け」の旨さは、そのトップクラスに位置することまちがいなし、である。