興趣つきぬ日々

僅椒亭余白 (きんしょうてい よはく) の美酒・美味探訪 & 世相観察

新型コロナの前では誰もが平等です

2020-12-30 | 随感・偶感・歳時感

新型コロナウイルスが猛威をふるっていて、不安な年の瀬となりました。
一日も早い収束を祈るのみです。

 코로나-19 앞에서는 모두가 평등합니다.
 (新型コロナの前では誰もが平等です)

これは先日、わたしが通っている韓国語クラスの先生に教わった言葉です。

感染者などが不当に差別され、偏見の目を向けられる事例があるとの報道がありました。

しかし誰にだって、どんなに気をつけていたって、絶対に感染しないという保証はないのです。新型コロナの前では誰もが平等なのです。

偏見と差別は「無知と思い込み」から生まれるといわれます。
何事にも謙虚に、広く学んでいく姿勢が大切なのだと思います。これはわたし自身の自戒の言葉です。


今年このブログにおいでいただきました皆さま、この一年まことにありがとうございました。
コロナに気をつけて、お元気に過ごされますようお祈り申し上げます。

*写真は散歩道で見つけた蝋梅の花。本記事と関係ありません。


国内ストレンジャー

2020-12-27 | 随感・偶感・歳時感

10日ほど前、関越道が豪雪でストップした日あたりから、関東もぐっと冷え込んできた。

しかしその日もそれ以降も、ここ関東南部ではキリッとした寒さはあるものの、上の写真のような雪の無い晴天の日々が続いている。

小さいころ、新潟の雪深い町の、どんよりした雪雲(ゆきぐも)の下で育ったわたしは、故郷を離れて数十年経った今も、カラリと晴れ上がった青空と「冬」とが、すぐには結びつかない。

国内にあっても、いつまでもストレンジャー(よそ者)気分である。

 

 


 

きのう見た富士山。
雲にかすんで、少し青っぽく見えていた。

「人間到る所青山(せいざん)あり」と言うではないか。(意味違)


優雅に見える動作

2020-12-15 | 随感・偶感・歳時感

きのうからグッと冷え込んで、冬の寒さだ。

日課のウオーキングも、このところサボりがち。

でも、無理してはいけない。義務感が先に立つと、何事も長続きしないものだ。(ということにしておこう)


きのうの朝、コサギが羽を広げて川面を飛んでいた。(上の写真)
見ていると2~30メートル先で着水。

 

 

 

川のほとりを歩いて、そっと近づいて撮ったのがこの写真。

コサギは、飛んでいる姿が伸びやかで、とても優美だと思う。
羽を先端までスーっとまっすぐに伸ばし、ゆっくり上下させるからそう見えるのだろう。

人も同じ。何か動作をするときに、背筋だけでなく手も足も意識してスッと伸ばしてゆっくり体を動かすと、優雅に(上品に美しく)見えるという。
(雑誌「暮しの手帖」の小コラムで何年か前に読んだことがある)

このことを長らく忘れていたが、わたしも実行してみようか。
手始めに今晩の晩酌から姿勢を良くして、猪口をゆっくり口にもっていこう。

 

 

 

これはきのう菜園から収獲してきた野菜。

白菜と大根がデカい。白菜4㎏、大根3㎏。(抱えて体重計に乗って計測)

 

 

 

今年も家内がハムを作った。

今年はいいロース肉とモモ肉が手に入って、例年にもまして美味しいハムが完成。

一度に食べられないので、真空パックにして冷凍保存をする。


野菜の旨み、ここにあり

2020-12-12 | 菜園の四季

わが家の菜園から、数日前に収穫した野菜たち。

手前が紫キャベツ。時計回りに赤水菜、サラダ水菜、小松菜、聖護院大根。

 

 

 

 

紫キャベツのマリネ。
刻んで、酢と塩とごま油で和えている。

軟らかいのにシャキシャキとした紫キャベツの歯触りに、ごま油の香りとコクがまとわり、意外な美味しさが生まれる。

紫キャベツの紫はアントシアニンと呼ばれる色素で、目の眼精疲労や視力改善に効くといわれている。
目の弱いわたしにぴったり。

 

 

 

右はオレンジクイーン白菜(別の日に収穫)の白菜漬け。

中心部の軟らかいところの、オレンジに近い黄色が美しい。
薄塩にすると、サラダ感覚で食べられる。

左は聖護院大根を薄く切って、甘酢漬けにしたもの。
とても美味しくて、わたしの好み。

これをkiri(キリ)などのクリームチーズに巻いて食べると、ねっとり感が加わって、最高のつまみになる。


中韓友好の味 テフタンメン

2020-12-08 | 美酒・美味探訪

テフタンメンです。

と言っても知らない人も多いことでしょう。わたしも知りませんでした。

先週末、朝霞まで所用で行った折、お昼に、中華料理「あづま家」で食べた麺です。

お店の前に「朝霞で生まれたテフタンメン」と書かれたスタンド看板があって、興味を引かれたので入ってみました。

現物は、野菜たっぷりの上に、溶き卵をかけまわしたピリ辛麺でした。

担々麺のようでもあり、味噌味(のようだが分からない)のタンメンのようでもあり、辛味に卵のマイルドさが加わったユニークな味。

ボリュームがあって、全部食べ切れるかなと思ったのですが、けっこう美味しく、全部食べてしまいました。

わたしはタンメンに「テフ」が付いたものと思い、お店の人に「テフって何ですか?」と聞いてみました。
すると、亡くなった先代が自分で考え、作り始めたもので、今となっては分からないとの返事。

でも今は「あづま家」の看板メニューとなり、ネットで見ると朝霞市商工会選定の「あさかの逸品」にも選ばれているようです。

そこで、その「あさかの逸品」のサイトを見ると、なんと、お店の書いたテフタンメンの説明があるではありませんか。
以下要点を引用しておきます。

「1970年から親しまれてきた当店のオリジナルメニュー。韓国料理のテグタン スープをベースに、たっぷりの野菜とふわふわ卵でおいしく仕上げてあります。」

つまり、「テフ + タンメン」ではなく、「テグタン + 麺」で、韓国料理を加味した ‘中・韓友好’ の料理でもあったのですね。

ちなみに「テグタン スープ」とは、テグ(대구)はマダラ(真鱈)、タン(탕<湯>はスープの意で、「真鱈のスープ」のこと。トウガラシをベースにした辛味のスープ。(わたしはまだ食べたことがありません)

 

 

     

ユニークな麺料理でがんばっている「あづま家」。機会があればまた行ってみようと思います。
ご紹介まで。


新菜園現況 2020.11.30

2020-12-02 | 菜園の四季

わが家の菜園を(家内の手伝いで)ひさしぶりに耕してきた。

ゴボウとホウレンソウを植えていたところに、こんどはニンジンを植える。

天高く(わたしの)腹肥える秋、いや、冬がやってきた。

 

 

 

  

キャベツ。

毎朝のサラダに欠かせない。ロールキャベツは最高。

煮ても炒めてもいい。刻んで生でもいい。キャベツは野菜のホームラン王!(と王貞治さんが言っているわけではない)




 

  

ハクサイ。

鍋には欠かせないのはもちろん、漬けてもいい。
日本では白菜漬け。韓国のキムチなど、ハクサイなくして、その存在すら語れない。

炒めては、中華料理の八宝菜。ここではハクサイが主役である。
日本、韓国、中国、ハクサイは料理界の国際的スーパースターなのだ。


葉の上部をヒモでしばっているのは、防寒のため。これで霜が降りても大丈夫。

旨味を抱きかかえて逃がさない!