興趣つきぬ日々

僅椒亭余白 (きんしょうてい よはく) の美酒・美味探訪 & 世相観察

菜園の真打たち

2021-09-29 | 菜園の四季

9月末のわが家の菜園。

サトイモは近々収穫できそう。今年は去年より大きく育った。
去年は8月に雨が少なかったが、今年は適度な雨に恵まれたからであろう。

 

 

 



上の写真の真ん中の畝がハクサイ。右がキャベツ(秋冬用)、左がダイコンと聖護院大根。

 

 

ハクサイは日に日に大きくなっている。

ハクサイは漬けてよし、鍋にもよしの二刀流。野菜界の大谷翔平か。

 

 

ダイコンと聖護院大根は、これから間引きをして通風、採光をよくし、発育を促す。

間引菜はやわらかくて美味しい。サラダにも、お浸しにも、味噌汁の具にも最適である。

ダイコンはいうまでもなく煮てもいいし、漬けてもいい。干してもいいし(切干)、生でもいい(大根おろしなど)。まさに万能選手だ。

ダイコンと聖護院大根のわきには、短期栽培でミズナを植えている。これはすぐにサラダなどにでき、いわばスキマ栽培といったところ。

聖護院大根は薄切りにして、甘酢漬けにするのが美味しい。
そのまま酒のつまみになるし、炊き立てご飯を箸でくるんで食べても美味この上ない。

 

 

これはサツマイモ。左の畝は下仁田ネギと九条ネギ。


わが家の食卓には、これから ‘菜園の真打たち’ がぞくぞく登場する。


秋の実り

2021-09-26 | 菜園の四季

近所の農家から、今年も栗をいただきました。
庭に栗林を持っている大きな農家さんです。

ここの栗は甘くてとても美味しい。

 

 

 

   

ナスとショウガは、わが家の菜園の収穫物。

新ショウガは辛味と香気の中にみずみずしさがあり、今の時季にしか味わえないものですね。

カツオのたたきも食いたいなァ。

 

 

 

   

これもわが家の菜園で穫れた「こなゆきひめ」というミニカボチャ。
一つ一つは小さいものの、豊作です。

このあとわが家の菜園からは、サツマイモとサトイモが収穫を控えています。

美味しい新米も食べたいし、この秋も、わたしの腹が引っ込むヒマはなさそうです。


雲は日に新た

2021-09-23 | 季節の移ろい

今朝5時半頃の散歩道。新しい1日が始まりました。

たまには空を見上げよう、ということで撮った写真です。
北東方向の空。右方からもうすぐ日が昇ってきます。

雲は毎日ちがった形を見せてくれる。雲も日に新たです。

雲に光度を合わせると、周りの景色が暗く写ってしまいますが、実際はもう少し明るい。

わたしが雲を写真に撮っていると、すれちがったおばさんが、少し先に行って同じように空にスマホを向けていました。(上の写真左下)

 

 

 

  

こちらは西方向の空。

一昨日が十五夜で満月。まだ月は真ん丸の形をたもっています。




 

 

 

    

今日は秋分の日で、お彼岸の中日。お昼前、墓参りに行ってきました。

蒸し暑い1日でした。

暑さ寒さも彼岸まで。もう暑い夏も終わりますね。


律儀者

2021-09-16 | 季節の移ろい

今朝5時半頃の東の空。もうすぐ日が昇ります。

ひと月前には5時には明るくなったのに、日の出が遅くなりました。
季節は足早に夏から秋へと向かっています。

9月に入って雨がちの日が多く、朝のウオーキングをサボっていましたが、ひさしぶりに朝歩き。

空気はひんやりとしていて、Tシャツでは寒いくらい。
でも、肌に触れる冷気が気持ちいい。ウオーキングには絶好の季節です。

 

 

 

 

  

妙音沢の湧き水。

 

 


  

彼岸花も咲き始めました。

「あっ、もうお彼岸か」
と、お彼岸が近いことを忘れていましたが、彼岸花はこの時季にキッチリと咲く。

律儀者です。


自分がすればロマンス

2021-09-10 | 余白の創作ことわざ

韓国におもしろい ‘四字熟語’ がある。

    내로남불

これを日本語に訳すと、「自ロ(カタカナ)他不」となる。
意味は韓国語で「가 하면 맨스,이 하면 륜」、日本語で「分がすればマンス、人がすれば倫」。
(내=自分、わたし 로맨스=ロマンス 남=他人 불륜=不倫)

実体が同じでも、自分のことであればロマンスと美化し、他人がすれば不倫と悪く言う。
ものごとを自分に都合のいいように解釈し、主張する人の身勝手さを、端的に、皮肉をこめて表している。

これは四年ほど前の朝鮮日報の、政治論評コラムの中にあった言葉だ。
わたしがこの言葉を知ったのは、そのコラムがかつてわたしの通っていた韓国語講座の教材の一つに、たまたま使われたからだ。

編集委員と肩書のついた筆者は、この文の中で「내로남불が勢力をふるう時代」と書き、立場が変わって主張をコロッと変えたさる政治家を、痛烈に皮肉っていた。
この내로남불は、当時(今もか)韓国でよく使われていた言葉なのであろう。

今の日本でも状況は同じように見える。政界においても ‘내로남불人間’ は掃いて捨てるほどいる。
例えば、数年前、大臣になったとたん、自分のブログで脱原発を主張してきた記事をあっさり削除してしまった政治家もいた。

それはともかく、わたしもこの내로남불を下敷きに、「創作四字熟語」を作ってみたくなった。
苦吟の末できたのがこれ。

  自必他偶

意味は「分が上手くやれれば然、人が上手くやれば然」である。

この創作意図は、「人はとかく自分の幸運は自分の実力のなせるわざ(必然)と過大評価しがちで、他人の成功はその人の幸運にすぎない(偶然)と過小評価したがる」というものだ。

ひねくれ者の人間観と言われれば、そうかもしれない。

ついでながら、この「自必他偶」とその「意味」を、わたしなりに韓国語に訳してみた。間違いや改善点があれば、お教えいただきたい。

내필남우
가 잘 하면연,이 잘 하면연」
(잘 함면=上手くやれば 필연=必然 우연=偶然)

2021.9.10


【最近共感した言葉】
(小沢一郎氏の 9月9日ツイッターから)
信念は政治家の命。誰しも総理を目指すのはそれを実現するため。
今回の総裁選候補の一人は脱原発を信念として掲げてきた。ところが大臣になった途端、「所管外です」と封印。
仮にこの人物が総理になったとしたら実現できる立場になる。
もし権力欲のために信念を曲げるなら、もはや政治家とは言えない。


*上の写真の花はペチュニア。本文と関係ありません。


いま夏から秋へ

2021-09-06 | 随感・偶感・歳時感

つい数日前まで、30度超えの真夏日が続いていたのに、9月に入って急に冷え込んできた。

雨がちの日が続き、テレビの気象情報によると、日本列島に秋雨前線が停滞しているという。
いま夏から秋への、季節の変わり目なのだ。

これで、このあと大陸からの高気圧がさらに張り出して、前線を南に押し下げてくれれば、日本列島には爽やかな秋が到来する。

3日ぶりの散歩道には、落ち葉が降り敷いていた。(上の写真)
ここの桜の木、木々の紅葉はこれからなので、この落葉はここ数日続いた雨のせいであろう。

 

 

 

   

わが家の庭のマイヤーレモンも、少し色づいてきた。

実りの秋、成熟の秋の本番はいよいよこれからだ。