興趣つきぬ日々

僅椒亭余白 (きんしょうてい よはく) の美酒・美味探訪 & 世相観察

ファイル イン バッグ

2017-08-28 | My Favorite Things

カバンの中の書類、複数のクリアファイル、ノート、本などを整理するためのファイルです。
(カバンの大きさに合わせて、上部を少し自分でカット)

バッグ イン バッグ(カバンの中のカバン)というものがありますが、これは ‘ファイル イン バッグ’ ですね。

 



   
  
それをカバンの中に収納したところ。

中央部には電子辞書、ペンケース、小型カメラ、メガネ、小型傘を入れるケースを入れています。

 

 

 

    

このケースは、ボール紙で自分で作りました。
これで書類も小物もすぐ取り出せて、すぐ仕舞うことができます。

 

 

 

   

このファイル イン バッグ用のファイルは、先日、池袋に行った折、東急ハンズで買いました。

厚紙のファイルを二つ、5枚仕分け用クリアホールダーを一つ、それぞれ200円前後。バッグ イン バッグを買うことを思えば、安いものです。

ところで、東急ハンズは人でいっぱいでした。

言葉を聞くと外国人も多いと思われました。ここも日本観光コースの一つになったのか、それとも日本観光の案内書にでも載ったのか。
‘爆買い’ ならぬ ‘小物買い’ の・・・。

 

 

 

   

満留賀でしばし蕎麦屋酒。

この日は暑い日でした。
湯葉の突出しでびんビールを飲んだあと、シマアジの刺身でゆったり燗酒。
 忙中閑あり 憂中憩あり
です。

〆は盛り一枚。


朝焼け

2017-08-25 | 季節の移ろい

今朝5時頃の東の空。日の出直前の景観です。

見ていると、みるみる赤色が薄れ、空が明るくなってきました。
闇と明の間に空が見せてくれた、いわば一瞬のパフォーマンスです。

 朝焼けのけふ何ごとかあるらしき/万太郎 (「デジタル大辞泉」より)

きょうも暑くなりそう。


メロンの網目は語る

2017-08-19 | 美酒・美味探訪

北海道は恵庭の「エルシーメロン」です。

甘くて香りの高い、とても美味しいメロンでした。

網目のあるメロン(ネットメロン)は、その出来不出来が外側から見て分かるという話を、今回初めて聞きました。

天候に恵まれ、どんどん実が詰まってくると、外皮の網目が細かく増えてくるのだそうです。

ネット(PC)情報ですが、ネットメロンは中身が急に太ってくると外皮がその生長速度に追いつかず、表皮一面に細かいひび割れが出て、そこから実が浸み出て固まり、網目模様になるとのこと。

つまり網目の多いネットメロンは、太陽の恵みを十分に受けて、美味しさがいっぱい詰まっている、ということなのですね。

北海道は今年、7月から8月の初めまで暑い日が続きました。それがエルシーメロンの果肉を集中的に太らせ、網目を増やし、糖度を高めてきたということなのでしょう。

食べごろを見はからって、冷やしていただきました。


野菜の植替え時期です

2017-08-13 | 菜園の四季

明日から3日間、雨になるという予報で、早朝、菜園の一畝を耕してきました。(上の写真)

今は一部野菜の植替え時期です。

今までここに植わっていたもの → ニンジン、エダマメ、キャベツ、ダイコン。
これから植えるもの → ダイコン(秋用)とハクサイ。

一畝といっても長さが5メートルほど。シャベルで一回掘っても深く掘れないので、三回くり返しました。
(深いほど大きいダイコンができる)

ふだんろくな運動もしないわたしにとって、これは重労働。
曇りの比較的涼しい日だったのに、すっかり汗だくになってしまいました。

日頃の運動不足解消に、少しは役立ったのでしょうか。

 

 


   

ホースラディッシュの葉にとまったバッタ。

クルマバッタモドキかイボバッタか。ネットで調べても、よく分かりません。

 

 

 

   

家に帰ってシャワーをあび、一休みしてから、お彼岸の墓参りに行ってきました。
墓園も比較的近くにあります。

家に帰って昼はビールをいただき(慰労のためデス)、ぐったり疲れて、午後は2時間ほど昼寝をしてしまいました。

いろいろやらねばならないことも多いのですが、たまにはこんな日があってもいいですよね。


集中力と「体ほぐし」

2017-08-09 | 随感・偶感・歳時感

評論家の犬養道子さんが先月24日、96歳で亡くなられた。
犬養さんのエッセイの熱心な読者であったわたしとしては、心からご冥福を祈りたい。

上の写真は犬養さんの著書『幸福のリアリズム』。わたしの座右の書の一つである。

わたしはこの本で、ものの見方・考え方の基本や、生きていく上でのいくつかの具体的な知恵を学ぶことができたように思う。

その具体的な知恵の一つを、ここに紹介しよう。

「集中力」を高めるためには、頭と心が整理されていることが肝要であるが、それだけでなく、「体をほぐすこと」も大切であると犬養さんは言う。
そのことを野球のピッチャーを例に述べたあと、以下のように続けている。


 私はあるとき、9時20分に迎えが来るというのに、(泊まっていたホテルの)給水管が具合わるくなって、9時でないと湯がでないと言われたことがある。しかし、どうも疲れていたので、シャワーをあびないと、講演という精神集中はうまく出来ないと考え、9時5分すぎにシャワー室にとびこんだ。
 すっかり筋肉がほぐれて疲れもとれ、シャワーから出て時計を見たら、なんと、まだ9時8分だったのをおぼえている。そして、その3分のために、私は全力投球することが出来た。つまり、意外と「ほぐすため」の時間は「短くてよい」のである。
 (同書の中の1章「双眼鏡とひき出し」より)


この犬養さんの文章は具体的であり、実践的である。抽象的な教訓に終わっていない。
もちろん「シャワーをあびる」というのは一例で、「体ほぐし」の方法は、読者がそれぞれ自分なりに生み出せばいいことなのであろう。

わたしの場合は15分なりとも午睡をとると、不思議なほど頭と体がすっきりし、後の作業効率も上がる。
午睡できないまでも、しばし瞑目し、ゆったりした呼吸をくり返していると、しだいにリラックスしてくるのを感じる。

犬養さんも「3分、外に出て伸びをする」「5分、横になる」を例として挙げている。

また、「名優や指揮者や大手術をひかえる外科医等で、『呼吸をととのえ』食事について『ある節制』(規則正しい食事、バランスのとれた食事、腹7分目など)をしない者はいない」とも述べている。

その場の体ほぐしだけでなく、日頃から心身の手入れをしておくことも必要なのだ。

わたしについて言えば、日頃からの ‘酒の節制’ が必要なことは、自分で分かっている。

 

 

 

   

台風5号が去って、夕方、東の空に虹がかかりました。

 風雨去り 猛暑予知する 真夏虹(まなつにじ)