先々月、新潟から買ってきた日本酒「鶴の友 別撰」を飲んでみた。
蔵元の樋木酒造(ひきしゅぞう・新潟市内野町)関連の小売店サイトによると、「別撰」とは、一般的にいう本醸造酒のことのようである。
新潟の酒といえば「淡麗辛口」が多いとよく言われるが、この鶴の友別撰は、一口飲んでみて、それとは一線を画しているように思えた。
淡麗というより芳醇、辛口というより甘口、または旨口である。でも美味しい酒と素直に思えた。
また、同じ小売店サイトによると、この樋木酒造は自社の酒を「地酒(地の酒)」と位置付け、むやみに販路を拡大するより、地の人たちに普段酒として日々愛飲してもらえる酒造りを目指しているとのことであった。
淡麗辛口でなく、‘芳醇旨口’ と感じたのは、樋木酒造のこの経営姿勢が、味に表れたものだったのかもしれない。
わたしはすっかり気に入ってしまった。次に機会があれば、ここの「純米酒」をぜひ味わってみたい。
楽し嬉し懐かしの新潟旅 - 興趣つきぬ日々 (goo.ne.jp)