興趣つきぬ日々

僅椒亭余白 (きんしょうてい よはく) の美酒・美味探訪 & 世相観察

極薄グラス

2014-05-24 | My Favorite Things

飲み口の薄いグラスです。

「江戸硝子」の手作り‘極薄グラス’。

飲み口の薄いグラスは、酒の味を際立たせてくれます。

飲み手が自分のくちびるに意識が行って、酒の味に集中できるからでしょうか。

理由は分かりませんが、上の写真の「〆張鶴・雪」なども、お銚子に入れてお猪口で飲むより味が濃く感じます。
もっとも、お猪口で飲んでも最高に美味しいのですが・・・。


ワインもそのようですね。薄口のグラスがワインの味を引き立てるといいます。
ワインは日ごろ嗜まないので、わたしはそれを実感したことはありません。

今度チャレンジしよう。(わざわざ、しなくていいって)


ところで上の写真のグラスは、写真の量ほどの酒を入れると、ちょうど一合五勺くらいになります。
いつも飲み過ぎなので、これ一杯でやめとけばいいのですよね、ほんとうは。

‘これっきりグラス’と名前をつけ、これからは‘これっきり’にチャレンジしよう。

 ♪ これっきり これっきり 
    もう これっきりですか?

と、山口百恵さんから言われそう。(言われないって)


秋葉原夕景

2014-05-22 | 美酒・美味探訪

昨日は秋葉原の「赤津加」に、何年かぶりで行ってきました。

居酒屋の名店です。

刺身が新鮮、料理も美味しく、酒(菊正宗)が旨いので、わたしの好きな店の一つです。

店内も清潔感があり、女性を連れて行っても喜ばれそうですね。(そういう機会がトンとないなあ)


昨晩は男性三人の会でした。

何の利害関係もなく、率直に語り合える仲間との酒も、これまたいいものです。

 

上の写真に写っている女性は、中で働いている方でした。夕方5時半、お店はこれから忙しくなります。


大宮駅西口夕景

2014-05-10 | 時には芸術気分

JRの大宮駅西口を出たところです。

20年ほど前はこの西口を出ると、飲食店の多い、温もりのある商店街が雑然と続いていたのですが、今は再開発が進み、上のようにすっきりと、きれいになりました。

大都会の様相です。

あの、たくさんあった居酒屋はどこにいったのでしょう?

 

 

 



昨日は、大宮駅西口にあるソニックシティ大ホールに、オーケストラを聴きに行ってきました。

日本フィルハーモニー交響楽団の演奏会です。

曲目はメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲と、ラフマニノフの交響曲第2番。
(指揮:山田和樹、ヴァイオリン:成田達輝)


やはり生の演奏は迫力が違いますね。音が鮮明で、最強音がびっくりするほどダイナミックです。
わたしの‘お目当て’はラフマニノフの第2番だったのですが、‘交響楽’の多彩な響きを堪能してきました。


また、曲目を選んで、生の演奏を聴きに行こうと思います。


ユジャ・ワンとアバド

2014-05-07 | 時には芸術気分

今、ピアニストのユジャ・ワンに注目している。

中国出身、27歳の女性ピアニストである。

とにかく上手い。
難しいパッセージを軽々と弾きこなすかと思えば、ゆったりしたフレーズも最上の間合いで美音を奏でる。

上のCDは、ラフマニノフの「パガニーニの主題による狂詩曲」と、同じくラフマニノフの「ピアノ協奏曲第2番」のカップリング。

「パガニーニの主題による狂詩曲」は、ご存知の方も多いと思うが、この中の第18変奏がとくに有名だ。
昔、NHKラジオの音楽番組「立体音楽堂」でも、この部分が番組テーマ曲として使われていたのを、今でも記憶している。

ピアノとオーケストラで表現されるこの美しい旋律は、この曲を知らない人でもどこかで聞いたことがあるにちがいない。

 

 


オーケストラを指揮しているのは現代最高の指揮者の一人、クラウディオ・アバド。オーケストラはマーラー・チェンバー・オーケストラ。

アバドはユジャ・ワンのピアノ演奏にていねいに寄り添いながら、曲全体をきっちりとまとめ上げている。
 

カップリングの「ピアノ協奏曲第2番」も熱のこもった名演だ。このCDは、ベテランと新鋭の幸福な出会いがもたらした貴重な一枚といっていいであろう。

 

 

 

ところで、このクラウデディオ・アバド、今年の1月に、世界の音楽ファンに惜しまれつつこの世を去った。享年80。

現代のクラシック音楽界を代表するマエストロの逝去に、わたしもこの機会に遅ればせながら、心より哀悼の意を表する次第である。


花の街

2014-05-04 | 季節の移ろい

童謡「花の街」が好きです。

作詞は江間章子、作曲は團伊玖磨。

 ♪ 七色の谷を 越えて
   流れて行く 風のリボン

   輪になって 輪になって
   かけて 行ったよ

   春よ春よと
   かけて 行ったよ

これは1番の歌詞ですが、2番に、「あふれていた 花の街よ」というフレーズが出てきます。

5月の初め、今まさに街は花であふれています。


上の写真はジャーマンアイリスでしょうか。アヤメの種類ですね。

このところキアゲハもよく見ます。

 

 

 

 

こちらは矢車草。

 

 

 

 

これはわが家のナニワイバラ。
このナニワイバラ、今が花のピークです。


季節の上では、春は今日まで。
明日はもう「立夏」です。



https://www.youtube.com/watch?v=2B1ixKup0QE
東京多摩少年少女合唱団2015.05