キルトペンシル削り器。
キルトペンシルとは、パッチワークやキルトをするとき布地にしるしを付ける、芯の軟らかい鉛筆のことだそうです。
この削り器は、その軟らかな芯を削っても折れにくいとのことで、 色鉛筆 を削るのにもいいかと思い買ってみました。
わたしは色鉛筆をよく使います。
Simple & Small!
何より感心したのは、 “鉛筆を削る” というメカニズムのみに徹した、このシンプルさです。
削りカスの受け皿もない、指がすべらないように刻んだ側面の溝以外、余計な装飾もない。ボディの大きさも極限にまでしぼり込んでいる(1~2センチ四方)。廉価である(120円ほど)。
機能に徹し、ムダをそぎ落としたその先にあったのは、潔さと美しさです。
「美しいものはすべて単純である」 (ウィルヘルム・フルトヴェングラー)
「完成されたメカはいつも単純である」 (エンピツケズリー・ヨハック ← わたしです)