アオサギです。
水しぶきのかかる石の上にたたずんで、ジッと動きません。
石にぶつかり砕け散る水の、ジャブジャブ、シャワシャワという大きな音が、辺りを支配しています。
その中にあってアオサギは、独り静寂を聴き瞑想にふけっているようでもあり、獲った小魚を食べおわり、腹一杯になって ‘食休み’ しているようでもあります。
5分たっても、10分たっても微動だにしません。
アフリカにハシビロコウという ‘動かない鳥’ がいるそうですが、このアオサギはそれに負けていませんね。
(ハシビロコウについては、先日NHKの「チコちゃんに叱られる」という番組で紹介しているのを見て、初めて知りました)
これは、上のアオサギを見た3週間ほどあとに、ふたたび見たアオサギです。
同じアオサギか、別のアオサギか。
羽の付け根と目の周辺の黒模様を見ると、どうやら違うアオサギのようです。
わたしはこの川の近くに住んで30年余、コサギはときどき見るのですが、アオサギを見たことは一度もなかったのに、見だすと続くものですね。
このアオサギ、このときは瞑想には入らず、すぐに飛び去っていきました。