興趣つきぬ日々

僅椒亭余白 (きんしょうてい よはく) の美酒・美味探訪 & 世相観察

秋の箱根、のんびり旅

2014-09-24 | 散歩、時々旅

22日から一泊で、気のおけない友人たちと箱根に行ってきました。

まず小田原城を見て、小涌谷でゆっくり宿泊。

翌日は大涌谷で黒玉子(ゆで卵)を食べ、芦ノ湖の箱根海賊船(遊覧船)に乗り、箱根神社を参拝して帰ってきました。

二日間とも天気に恵まれ、宿でたくさん酒を飲み、とても楽しい旅でした。

上の写真は、宿の近くの林。
紅葉はまだでしたが、緑がとてもきれいです。

東京よりは少し涼しい空気に、早や金木犀が香っていました。

 




 


 



小田原城。

 

 

 



箱根登山鉄道小涌谷駅。

 

 

 



箱根ロープウェイ。

 

 




大涌谷。

噴煙地の途中まで登りました。
距離が百メートルほどのゆるやかな上り道で、階段がついているのですが、日頃運動不足の身にはきつかったです。
(宿で朝も、お酒を少しいただいたせいかもしれません

秋分の日、箱根はどこも、外国人も含め、たくさんの観光客がいました。

 

 





 



芦ノ湖の‘海賊船’。

箱根には2回ほど来たことがあるのですが、遊覧船に乗ったのは今回が初めてです。

 

 

 



箱根神社。

元箱根から神社への参道にある大きな杉の並木が、神社の歴史を感じさせます。


今回は行きませんでしたが、箱根には美術館も多く、観光・散策スポットもたくさんあることを知りました。
交通手段も豊富で便利です。

東京からも遠くはないので、チャンスがあればまた訪れようと思います。


お彼岸です

2014-09-21 | 季節の移ろい

お墓参りに行ってきました。

酒好きだった父に供えた一合の酒は、その辺のコンビニで一番安いのを買ったせいか、‘お相伴’してみると、お世辞にも美味しいとはいえないものでした。

「おまえは自分で、いつも旨い酒を飲んでるくせに」
などとはいっさい言いそうもない優しい父でしたが、今度は吟味して、もっと美味しい酒を買っていきます。

このブログに時折美味しい酒をアップしているのを、父も見てくれているかもしれませんから。


上の写真は、墓園から見える景色です。雲がなければ富士山が見えます。

 

 

 

 

彼岸花。

まさにぴったり、彼岸に咲く花なのですね。


夏は去りぬ

2014-09-14 | 季節の移ろい

涼しくなりました。

ついこの間まで猛暑日・熱帯夜が続いていたのに・・・。

季節は足早に通り過ぎていきます。

 

 

 

 

モンシロチョウ。

 







ツマグロヒョウモン。

 


 

 

キアゲハ。

羽が少し切れています。一つの季節の終わりを感じてしまいます。
それでもこのキアゲハ、そんなこと気にするでもなく、元気に飛びまわり、花の蜜を吸っています。

季節は待ってくれません。
結局、生きとし生けるもの、今を生きるしかないということなのでしょう。
さて、わたしも元気に、自分のなすべきことに‘着手’しよう。


鱈の親子漬け

2014-09-09 | 美酒・美味探訪

真ん中の皿は新潟の「鱈(たら)の親子漬け」です。

鱈のすき身とたらの子を、生姜、キクラゲなどを入れて甘酢で漬け込んだものです。

新潟県以外では見かけないので、知らない人が多いのではないでしょうか。

先日、表参道に行った折、新潟のアンテナショップ「新潟館ネスパス」で見つけ、なつかしくなって買い求めました。

 

 

                

鱈の親子漬けは、わたしの小さいころ、郷里の新潟でよく食べたものです。(むかし昔ですが)

昔は、決して化粧箱などに入っている‘高級’食品ではありませんでした。
どこの食料品店にも日常のご飯のおかずとして店頭にあり、‘量り売り’(古いなあ)で売っていたように記憶しています。

それに、色はたしか薄い赤みを帯びていました。美味しそうに見えるように食紅を入れていたのでしょう。

甘酸っぱい味がとても旨く、大好きなおかずでした。


新潟館ネスパスでこれを見つけたわたしは、なつかしさに加え、「酒のつまみに合いそうだな」という思いも脳裏をよぎりました。

思った通り、鱈の親子漬け、日本酒にピッタリでした。(ワサビを少し添えるとよいようです)


ところで、いちばん上の写真の酒は、石川県白山市、吉田酒造店の「手取川」純米酒大辛口。コクがあってキレのある旨いお酒でした。


美味しいコーヒーの店

2014-09-07 | 美酒・美味探訪

おとといは、久しぶりに明治神宮前(原宿)から、表参道、青山のほうに行ってきました。

各国語で書かれたごみ箱。(上)

以前はなかったように思うのですが、ここ原宿にも外国人観光客が増えてきたということなのでしょうね。

 

 



 

写真は、高級スーパー紀ノ国屋の入っているビル。

斬新なデザインです。

 

 

 



ここがこの日の目的、南青山の蔦珈琲店です。

 ‘コーヒーの美味しい店’として以前雑誌で紹介され、機会があれば一度行ってみようと思っていたのです。

 

 


 

店の前の看板。

「コーヒー700円」とあります。
ブラジルだのコロンビアだのと、あれこれ種類は無いようです。

 

 




小ぢんまりした店内は、こげ茶色の壁を基調にした落ち着いた雰囲気でした。
バックにクラシック音楽が流れ、大きなガラス窓の外には庭が見えます。

ここは六十代と思しきご主人が、一人で切り盛りしているお店でした。

「古い計りですねえ」
と、しばらくして目の前の「手動計り」のことを言うと、少しとっつきにくそうだったご主人、それをきっかけにいろいろと話を聞かせてくれました。

メニューに「コーヒー」しかないのは、あれこれ豆をおいても、それぞれを最高に美味しい状態で客に供することができないからなのだそうです。
(コーヒー豆は焙煎して三日が美味しさの限度で、あとは劣化するばかりであるとのこと)

事実ここの「コーヒー」、マイルドで香りが高く、とても美味しいコーヒーでした。
わたしはミルクも砂糖も入れずに飲めるコーヒーが好きなのですが、蔦珈琲店の「コーヒー」はまさにそんなコーヒーでした。

また是非訪れようと思います。


ここで「余白の独楽吟」。
 たのしみは旨き珈琲を淹れてくれるよき亭主の店に出会いしとき