木々は花の季節から、新緑の季節に移ってきている。
歩いていると、ところどころに初々しくつややかな若葉を見かける。
上の写真の木は、何という木だろうか。(ネットの樹木図鑑で調べても分からなかった)
萌え出でたばかりのフレッシュな葉が、左右に広がり、浮き出て見える。
萌葱(もえぎ)色系の爽やかな緑だ。若葉の季節がやってきた。
こちらは土手の遊歩道から、墓園に入ってすぐのところにある登り道。
段々が72段あって、一気に登ると結構しんどい。足の筋肉を強く使うのが分かる。
ウオーキングコースにここを入れると、有酸素運動に加え、筋トレ効果も期待できそう。
左右の斜面に、木々が斜めに傾きながら生えていた。
傾いていても倒れない。地面に必死にしがみついているという風でもない。
「斜めだってヘッチャラだい」と言っているようにも見えるのは、根が地中にしっかりと張っているからだろう。
相田みつをのエッセイの一節を思い出した。
根
花は見えても
根は見えない⋯⋯
さりげない平凡な
生活の中に
底のふかい
根張りのある人生を
築いてゆきたい
―『雨の日には雨の中を 風に日には風の中を』(米田建築株式会社、昭和55年刊)より