興趣つきぬ日々

僅椒亭余白 (きんしょうてい よはく) の美酒・美味探訪 & 世相観察

若葉の季節がやってきた

2021-03-31 | 季節の移ろい

木々は花の季節から、新緑の季節に移ってきている。
歩いていると、ところどころに初々しくつややかな若葉を見かける。

上の写真の木は、何という木だろうか。(ネットの樹木図鑑で調べても分からなかった)
萌え出でたばかりのフレッシュな葉が、左右に広がり、浮き出て見える。

 

 

 

   

萌葱(もえぎ)色系の爽やかな緑だ。若葉の季節がやってきた。

 

 

 

    

こちらは土手の遊歩道から、墓園に入ってすぐのところにある登り道。

段々が72段あって、一気に登ると結構しんどい。足の筋肉を強く使うのが分かる。
ウオーキングコースにここを入れると、有酸素運動に加え、筋トレ効果も期待できそう。

 

 


 

左右の斜面に、木々が斜めに傾きながら生えていた。

傾いていても倒れない。地面に必死にしがみついているという風でもない。
「斜めだってヘッチャラだい」と言っているようにも見えるのは、根が地中にしっかりと張っているからだろう。

相田みつをのエッセイの一節を思い出した。

 根
  花は見えても
  根は見えない⋯⋯
  さりげない平凡な
  生活の中に
  底のふかい
  根張りのある人生を
  築いてゆきたい
      ―『雨の日には雨の中を 風に日には風の中を』(米田建築株式会社、昭和55年刊)より


観桜の一つの形

2021-03-27 | 季節の移ろい

散歩道の桜が、満開になりました。

晴れて、気温が上がり、風もない土曜日。きょうはコロナがなければ絶好の ‘花見宴会日和’ だったのに、と残念な思いをした人も少なくなかったことでしょう。

でも ‘一人の歩き花見’ もいいものです。

ゆっくり歩き、時折たたずみ、花を見上げ、カメラを向け、満開を体全体で感じながらまた歩き出す。
これも観桜の一つの形、いえ最高の形かもしれません。

 

 

   

散歩道の “空気いす桜” も元気に花をつけていました。


虚偽も隠蔽もなく、美しい

2021-03-25 | 菜園の四季

これはハナモモ(花桃)

 

 

  

厚ぼったい花は、何の濁りも偽りもない純白。青空に映えて、そのままで美しい。

虚偽答弁をしたり事実を隠したりする、その辺の二流政治家や大臣、忖度官僚はよく味わってほしい。

 

 

  

これはモクレンの花。

 

 

  

花びらを開き過ぎない、しとやかで慎ましやかな花です。

わたしの周囲にはこういう女性(ひと)が多い。(ということにしておこう)

 

 

 

きのうは菜園を耕しに行ってきました。

一時間かけてまるまる二畝(うね)。疲れたけどいい筋トレ代わりになりました。
溜まったわたしの内臓脂肪は、これでグッと減ることでしょう。(ムリか)

来月早々ここにマルチ(地表をおおう黒いビニール。地熱を上げ雑草を防ぐ)を貼り、5月にナスとキュウリを植えます。

 

 

   

ジャガイモの畝の白いおおい(トンネル)を外してみました。

順調に育っています。


‘遅咲き’ 水仙がやってきた

2021-03-23 | 季節の移ろい

開きはじめたわが家の水仙が、朝の陽に輝いています。

去年の秋、近くの公民館から球根をもらってきて、花壇の縁に植えたのが11月。4か月ほどで咲きはじめました。

俳句歳時記を見ると「水仙」は冬の季語。わが家の遅植え遅咲き水仙は、いま春の花の仲間入りです。

きょうは朝からカラリと晴れ上がりました。きのうまでまる二日間降っていた雨がウソのよう。
気温も日中、朝より10度も上がる予報です。


♪ 白い花が咲いてる

2021-03-17 | 季節の移ろい

 ♪ 白い花が 咲いてる
   散歩道の 浅い 春の日

上の写真は対岸のコブシの花。

すっかり開いて、午後の陽に真っ白に輝いています。

このコブシの木は、先日開いて散った河津桜の、ほんの10メートルほど右にあります。
大きな木です。

落葉していた周囲の木々にも、うっすらと葉芽が萌え出てきて、彩りが出てきました。

 

 

 

これもコブシの花。

ここは地区の集会所前の遊園地。

 

 


    

   花をアップ。

 

 


 

これは白梅。

この時季、白い花が多いのでしょうか。ユキヤナギの花もこの季節です。



 

 

♪ 白い鳥も 飛んでる

これはダイサギですね。コサギよりは大きくて、首も長い。

 

 

 

これは今朝の朝食。(16日)

真っ赤なトマトは激甘。近くの農家の野菜スタンドで買いました。
ハウスで、水やりを抑えて栽培したものでしょう。


菜園が始動 2021.3.10

2021-03-12 | 菜園の四季

家の近くに借りているわが家の菜園に、‘菜園管理者’ の家内にムリヤリ引っぱり出されて、耕しに行ってきました。

 

今菜園に植わっているのは、タマネギ、ニンニク、ソラマメ、スナップエンドウ、グリンピース。
白いおおい(トンネル)の中には、ミニキャベツ、ジャガイモ、ニンジン、ゴボウなど。

 

今家で育苗中でこれから植えるのはエダマメ。何段かに時期をずらして育苗・植付をしていきます。
(一度に出来ても食べきれないので)

 

そのあと菜園では順次、キュウリ、トマト、ナス、オクラ、里芋、生姜などを育てていきます。

 

 

 

   
 
わたしがこの日耕した畝はここ。5月に落花生を植えます。

疲れました。

 

わが家の菜園が、今年も動き出しました。


“箸先 なめなめツマミ” の世界

2021-03-10 | 美酒・美味探訪

これは鶏レバーのレバーペースト。

貧血気味のわたしにと、家内が作ってくれた。

レバーペーストはふつう、トーストにぬったりフランスパンの薄切りにのせてワインのツマミにしたりするが、ワインを嗜まないわたしは日本酒のツマミにしてみた。

 

 



レバーペーストをそのまま少し箸先に取って、なめるように味わう。
旨みが口の中に広がったところに、ぬる燗を流しこむ。

このたとえようもない美味しさ。酒飲みの至福ここに極まれりである。


酒の肴やツマミには、このように箸先で少しずつ取りくずし、噛むというよりなめながら食べるものが少なくない。

 カニ味噌
 練り雲丹(粒雲丹)
 いかの塩辛
 このわた、うるか、酒盗など魚介類の塩辛
 たらこや明太子(火を通さないもの)

珍しいところでは沖縄の「豆腐餻とうふよう・豆腐の発酵食品)」がある。
蕎麦の神田まつやで酒といっしょに出す「蕎麦味噌」も、この仲間といっていいかもしれない。

これらの ‘箸先で少しずつ取って、なめなめ味わう酒の肴’ を何と総称するかは知らないが、とりあえず “箸先 なめなめツマミ” と呼んでおこう。

 

 

 

   

ところでこれを書いていてわたしは、昔、雑誌「サライ」が「正統派 酒の肴」という特集を組んでいたのを思い出した。(「サライ」1995年4月6日号の特集「正統派 酒の肴」)

(そのころサライを愛読していたわたしは、興味ある記事の載った号の当該ページを外し取り、今も保存している)

その中に、詩人草野心平が好んだという「梅肉の山葵和え」(上の記事写真右上)と「梅肉のおかか和え」(中)が取り上げられていた。

これらもまさに “箸先 なめなめツマミ” の仲間といっていいだろう。

梅肉は見ただけでツバが湧き出てきそう。こんど自分でも「梅肉のおかか和え」など作ってみようと思う。

2021.3.10


梅の花 まっ盛り

2021-03-04 | 季節の移ろい

紅梅。

散歩道にある家です。

 

 

  

枝垂れ梅。

これも近所の家の梅。毎年咲く見事な枝垂れ梅です。

 

 

  

花をアップ。


 

 

  

これはわが家の梅。

 

 

   

これもアップにしてみました。

もう散り始めています。





  

きのうは、ささやかに ‘おうちひな祭り’。

ちらし寿司とハマグリのお吸い物に自家製ハム。

美味しくて食べ過ぎました。体重一日で800グラム増。