興趣つきぬ日々

僅椒亭余白 (きんしょうてい よはく) の美酒・美味探訪 & 世相観察

自家製レモンのジンフィズ

2012-09-30 | 美酒・美味探訪

台風に備えて、部屋に待避させたレモンの木です。

鉢植えで、高さが170センチほどあります。
(レモン)が、去年は1個しか生らなかったのに、今年は12個生りました。

豊作です。

そのうちいくつかは、もう十分、市販のレモンの大きさがあります。

収穫にはまだ早そうですが、一個摘み取ってみました。
ジンフィズを作りたかったからです。

◎ネットで調べた<ジンフィズのレシピ>
 ○ジン45ml ○レモン汁20ml ○シロップ10ml ○ソーダ50ml
 氷を入れてシェイク。 ソーダは最後に入れる。

 

 


   

早速作ってみました。

各材料の量は、ほぼレシピの通り。
シロップは自家製。 事前に、砂糖を水に溶かしておいたものです。
シェイカーがないので、箸でかき混ぜました。

飲んでみると、これは美味しいジンフィズでした。
なによりもフレッシュ。 レモンの新鮮な香りが、フワッと立ちのぼります。
とれたてレモンならではの味です。

 

 

 

   

これはプロの作ったジンフィズ。(池袋のスタンドバー「梟」)

実は、わが家のレモンも大きくなってきたし、家でジンフィズを作ろうと、
先日下見に行ったのでした。

材料なり作り方を教えてもらおうと思ったのですが、この日は
この店に来るまでにすでに酔っぱらっていて、写真を撮るだけで満足し、
なにも教わらずに帰ってきてしまいました。(涙)

でも、さっぱりとした美味しいジンフィズだったことは、覚えています。


9月の赤トンボ

2012-09-28 | 季節の移ろい

グッと涼しくなりました。
「暑さ寒さも彼岸まで」 といいますが、ほんとにその通りです。

上の写真は赤トンボ。
赤トンボは、実は7月くらいから飛んでいるのですが、
その頃の赤トンボと今、この季節の赤トンボとでは、かなり違いますね。

7月頃の赤トンボは、草木に止まるということをしません。
飛びっぱなしで、まるで ‘疲れを知らない子供’ のようです。
写真も撮ることができないくらいです。

今の赤トンボは、草木にすぐ止まります。
‘すぐ疲れるオジサン(わたし)’ のようなものです。


今朝も家の前の道路に、赤トンボが落ちていたので、
こんなところで死んじまったのかな、かわいそうに、と思い、
ちょっと触ってみると、あわてて飛んでいきました。

疲れていたのではなく、7月の赤トンボとは「種」が違うのかもしれません。

 


 

 

彼岸花も咲き始めました。


痒いところに

2012-09-08 | My Favorite Things

木製の 孫の手 です。

先日、吉祥寺・東急での 「日本の職人展」 で見つけました。

先端の適度な薄さ、滑らかなカーブを描く美しいフォルム。 ‘職人仕事’ による逸品です。

孫の手は前から欲しかったので、つい買ってしまいました。

 

 

 

    

使い心地は最高です。

材質は岩手の銘木、斧折樺(おのおれかんば)。 つまり 「梓(あずさ)の木」 だそうです。

梓は弓の材にも使われるほど堅い木で、伐り出す時に斧も欠けるほどであるというところからついた名前とのこと。


辞書を見てみると、梓はその硬さから昔は印刷用の版木にも使われていた、とあります。

「上梓 (じょうし・書物を出版すること)」 という言葉はここから来ているようです。
わたし自身、手紙などでこの上梓という言葉をこれまで何度も使いましたが、語源を初めて知りました。



 

 

 

   

持ち手のところは、布ヒモで固く締めてあります。 この色合いとデザインも気に入りました。