興趣つきぬ日々

僅椒亭余白 (きんしょうてい よはく) の美酒・美味探訪 & 世相観察

ハナキン

2006-05-31 | 時代が見える四音節短縮語
 花の金曜日の略。
「会社員などが金曜の夜、繁華街などで飲食を楽しむ現象をこう呼んだ。バブル経済の拡大とともに1980年代半ばから言葉が広まった。好調な企業業績が続いていたうえ週休二日制が浸透、90年代初めまで定着していた。」(日経06.5.27夕刊)
 日本経済新聞によると、多くの企業で賃上げが実現した今、「ハナキン」復活の兆しがあるという。

 かつてハナキンが浸透したあと、ハナモクという言葉がよく聞かれた。「明日一日会社に行けば今週も終わりだ。今日飲みに行こう」と、木曜日にくりだすことをいう。
 サラリーマンはいつだって飲みたいのだ。

2006.5.31

ジャケスラ

2006-05-27 | 時代が見える四音節短縮語
 ジャケットとスラックスを組み合わせて着るファッションのこと。
 雑誌「BRIO」5月号の特集テーマ「ジャケスラに男の格が試される」を見て、この言葉を知った。
 仕事の中(ビジネスシーン)にあっても、無難なスーツだけで満足するのでなく、「ジャケスラ」で個性を主張しよう、というのが「BRIO」の特集の趣旨のようである。

 そういえば、「カジュアルフライデー」はどうなったのだろう。数年前、省エネのことも考え、金曜日くらいネクタイなしの私服で出勤しよう、というような動きがあった。そのカジュアルフライデー、最近はトンと聞かない。

 それを考えると、ジャケスラもビジネスの場面ではまだなかなか受け容れられにくいかもしれない。
「クールビズ」のほうは、結構広がっていきそうな感じがしないでもない。カジュアルに流れすぎない着こなしがしやすいからであろうか。

2006.5.27

自販機 (じはんき)

2006-05-14 | 時代が見える四音節短縮語
 自動販売機の略。
 英語でvending mashine(売る機械)という。人の対面販売の持つ温もりはないのに、缶・ビン類から切符類まで、今これだけ広く普及してきたのはその利便性による。
 コンビニ (コンビニエンス・ストアの略。これも四音節短縮語) ほど商品群の広がりはないものの、便利さ(convenience)を追求したという意味では 「ミニコンビニ」 といっていいかもしれない。

 温蔵・冷蔵のためか年中電気が入りっぱなしの自販機を見ると、エネルギー資源の無駄使いではないかと、わたしなどつい思ってしまう。

2006.5.14