興趣つきぬ日々

僅椒亭余白 (きんしょうてい よはく) の美酒・美味探訪 & 世相観察

腹に胆力、頭に弾力

2010-01-31 | 余白の創作ことわざ

「余白の創作ことわざ」 の第2回です。

腹に胆力、頭に弾力 はらにたんりょく、あたまにだんりょく

<意味>
人間、事に当たっての度胸と精神の柔軟性が大切である。

<さらに一言>
「度胸」 と 「精神の柔軟性」 を得るためには、イザという時、その場の現実をサッと受け容れてしまうことも大切なようです。

こんな経験があります。
あるパーティ(立食)で、日頃敬愛するMさんとご一緒したときのことでした。
「突然のお願いでまことに恐縮なのですが・・・」
と冒頭司会者が、その集まり(7~80人)ではたまたま長老格だったMさんに、スピーチ(乾杯の音頭)をふってきたのです。

Mさんはちょっと面食らった面持ちでしたが、
「 “下手でもいい。 逃げない”  だナ」
と隣にいたわたしを見て微笑み、壇上に上がると立派にその場の役割を果たされたのです。

“下手でもいい。 逃げない”
これはそれ以降、わたしの大切な言葉の一つになりました。

<もう一言>
「頭に弾力」といっても、サッカーの技術ではありません。


(写真は昨年のNHK大河ドラマ「天地人」の舞台の一つ雲洞庵(新潟県南魚沼市)の中庭。 本記事とは関係ありません)


大根の玄米漬け

2010-01-30 | 美酒・美味探訪

北海道の義姉から、今年も 自家製「大根の玄米漬け」 が届きました。

ボリボリかじるとジュワッと甘みが広がります。 うるおいもあってフツーのタクアンにはない美味しさです。
玄米と麹、それに北海道の寒さが絶妙の醗酵を促すのでしょう。

今の時期、わが家で毎年楽しみにしている北海道の味です。


駅のホームか一般道路か

2010-01-30 | 散歩、時々旅

ここは都電荒川線の庚申塚駅です。

ホームから甘味のお店や琴の教室にそのまま入っていくことができます。 どちらにも入らず、ホームをただ通っていくだけの人もいます。

ホームであり道路であり、ここは周りの住宅街、商店街にすっぽり入り込んだ駅だったのです。


昨晩は二駅先の西ヶ原四丁目駅までこの都電に乗り(160円)、近くの中華料理店で友人たちに会いました。


塩キャラメル

2010-01-22 | 美酒・美味探訪

塩羊羹、塩煎餅など、日本には塩を入れたお菓子がいくつかありますが、洋風菓子にはめずらしいのではないでしょうか。

先日家の近くのスーパーで見つけた塩キャラメル(写真)。 「和風」 のユニークな味でした。


ところで、この 塩味甘味(しおあじかんみ) とでもいうか、甘味に塩を入れ甘みを引き立たせるやり方は日本独自のものかもしれません。
というのは、洋菓子だけでなく、アジア方面にも無いようなのです。

知人のWさんは、数年前、中国を旅行したとき農家で西瓜をご馳走になり、塩をパラパラふりたいと思い、 「塩はないか」 と聞いたら怪訝そうな顔をされたそうです。

また、昨年甘味処にご一緒した韓国人のTさんは、お汁粉についてきた口直し用の塩昆布の意味がまったく分からない、と首をかしげていました。

日本には味噌餡入りの柏餅もありますし、桜餅をくるんでいる桜の葉にも塩味が効いていますね。
日本の “ソルティースウィーツ文化”、 世界に誇るべし。










これは巣鴨名物 「塩大福」。


余白の創作ことわざ

2010-01-14 | 余白の創作ことわざ

今回から新しいカテゴリーを追加します。 題して、

“余白の創作ことわざ”

わたしの作るオリジナルのことわざです。 一回に一つずつ、その意味や創作意図とともに提示してまいります。
このカテゴリーの新原稿は、だいたい月一回のペースでアップしていく予定です。 ご笑覧いただけましたら幸いです。

第一回目、今日のことわざは・・・、


下衆の勘繰り下衆知らず  げすのかんぐり げすしらず

<意味>
心の卑しい人は自分のレベルで臆測をし、みずからの品性を自分も知らないうちに露呈してしまいがちである。
人間誰しも自分の理解の範囲でしか物を見ることができないことが多いから、言動には気をつけなくてはならない。

<さらに一言>
せっかくの良い話にも、裏がないかと勘繰ってみたり、ケチをつけようと待ち構えていたりするのでなく、良いものは良いと素直に評価できる人になりたいものです。

<もう一言>
最近、テレビを見ていると、「関係者への取材で分かった」「○○という声もある」などと具体的な根拠を示さず報道、論評するキャスター、コメンテイターが多すぎるように思います。
報道番組は(新聞も)、予見のない独自取材による事実の丹念な発掘、報道のみにとどめてほしい。 論評やコメントは要りません。

*論は後(あと)証拠は先 (これは昔からあることわざ)


(写真は新宿駅東口 「自家焙煎珈琲 凡」 にて。 ここも美味しい珈琲を飲ませてくれるお店です。 本日の記事には関係ありません)


生姜紅茶

2010-01-08 | ダイエット

不肖 “ジンジャラー余白”、また新しい生姜製品を見つけました。

インスタントの生姜紅茶です。

医師の石原結實氏が著書などで、生姜紅茶がダイエットに効くと言っていたので、わたしも以前作ってみたことがあります。ところがこれが意外と手間がかかるのです。

紅茶に生姜の搾り汁を入れ、蜂蜜か黒砂糖を入れるだけ、とはいいながら、不精なわたしにはメンドクサイ。 生姜をすりおろし、搾り、後でおろし金なども洗わなきゃナンナイのです。

その点このインスタント生姜紅茶、三角ティーパックになっていて、カップに入れお湯を注ぐだけ。 あとはゴミ箱へポイ。

飲んでみるとなかなか美味しい。 紅茶の香りも上品です。
わたしには生姜の強さがもっとほしいという感じはありましたが、国産高級茶に国産生姜を原料に使ったということで、安心感があります。 (「ばんどう紅茶園」で検索可)


生姜は保温、発汗作用があり、体の代謝を高めてくれるといいます。ダイエットにも効く所以でしょう。

石原結實氏によれば、朝食を抜いて 生姜紅茶だけですますと (ダイエットに) いいということです。(毎日でなくとも)
あなたはその空腹に耐えられるか?

http://blog.goo.ne.jp/kyusan2/e/fceb08f9143f422f320778a6eaaea428


野鳥たちの楽園

2010-01-03 | 季節の移ろい

庭のえさ台に来る鳥たちの種類が増えました。

上は新顔です。 ツグミのようです。
びくびくキョロキョロしない鳥です。 目が合っても見返してきます。

人間にもこういう人、いますよね。 堂々としているというか、危機感が薄いというか・・・。

 




こちらは庭の隅にいて、えさ台に上がってきません。 アカハラのようです。

こういう人も時々いますね。 表に出たがらない。 (実はわたしが・・・)


 

 




この大きい鳥はヒヨドリでしょう。
大きい羽でばさばさとスズメやメジロを追い払って降りてきます。

それでいて警戒心が強く、人気(ひとけ) を感じるとサッと逃げていきます。

えさも一度にいっぱい食べて、 ・・・かわいくないなあ。



 




こちらは、前にもアップしたメジロです。 すっかりえさ台の常連になりました。

ミカンにはすぐ食いつきますが、梨はあまり好まないようです。

「ミカンはないのか」
という顔で、こちらを見ていることがあります。 贅沢な鳥です。


あちこちの林や木々の多い庭など、野鳥たちが立ち寄る移動経路を 「緑の回廊」 というようですが、わが家の狭い庭もその一角を占めることになるのでしょうか。
(環境に貢献しとるなあ)

ともあれ、今年のお正月は鳥たちを見ながら、お屠蘇をいただくことができました。


初詣

2010-01-02 | 季節の移ろい

明けまして おめでとうございます。

本年もよろしく お願い申し上げます。


ゆっくり二日の午後になって、近くの氏神様に初詣に行ってきました。

まだ3時過ぎなのに、もう陽が長くなっています。

まわりに立ちこめている煙は、旧年の御札などを燃やす火が手前にあるからです。
わが家も古い御札、お守りを燃し、新しいのをいただいてきました。