興趣つきぬ日々

僅椒亭余白 (きんしょうてい よはく) の美酒・美味探訪 & 世相観察

心華やぐ帽子

2019-08-23 | My Favorite Things

二か月ほど前に買った夏用の帽子です。

編み目が粗く、通気性抜群。汗っかきのわたしでも頭部が蒸れることはありません。

材質は帽子についているタグを見ると、「天然草木(麦)」とあります。

でも、いわゆる「麦わら帽子」にくらべると、きっちりと形の整った円筒形のせいか、‘カジュアル感’ が強すぎず、都心にもかぶっていくことができそうです。

先日もこれをかぶって神保町まで、友人の出版をお祝いする会に出席してきました。

ちょっと洒落た新しい帽子をかぶると、なにかちょっと、心華やぐものがあるものですね。

出版お祝い会の会場で、こんなことがありました。
会場の大広間の前で受付をすますと、旧知の女性に声をかけられたのです。

女性 「あら、余白さん、しばらくです。鮎川です(仮名)。まあ、素敵なお帽子ですね」

会うのは十数年ぶり。先に名乗ってもらわなければ、名前さえ思い出せなかったであろう女性(ひと)なのに、わたしの口から自分でも思いがけない言葉が飛び出しました。
わたし「これはこれは鮎川さん、いつまでも変わらず、おキレイで・・・」

周りには受付の人たちもいたのに、内気でおとなしいわたしの柄にはまったく似合わぬこの言葉、きっとかぶっていった新しい帽子が言わせたのです。


妙音沢の湧き水

2019-08-17 | 散歩、時々旅

対岸の土手から流れ落ちる水は、埼玉県新座市の黒目川沿いにある「妙音沢(みょうおんざわ)の湧き水」です。
土手の少し奥が段丘になっていて、その斜面から湧き出ているのです。

ここは「武蔵野台地」の断層面が地表に表出している箇所の一つ。湧き水は台地表土の下の火山灰層、その下の礫層を通って染み出てきた「地下水」です。

 

 


    

湧き水の近くまで行ってみると、武蔵野台地の断層崖と湧水(ゆうすい)箇所は斜面林に隠れて見えませんが、染み出てきた水は合流して小川のようになっています。 

 


    

結構水量が多く、流れのわきには木造の橋や通路が整備されています。
遠方からグループや家族連れで見に訪れる人も少なくありません。 

 

   

水は透き通っていて、とてもきれい。

ちょっと手を入れてみると、ひんやりとして、かなり冷たく感じます。
わたしの経験から言うと、これはスイカやビンビールを冷やすのに頃合いの温度です。

そばに立ててある妙音沢湧水の解説板には、「近くの台地上には縄文時代などの遺跡もあり、古くからの人びとと湧き水との関わりがうかがえます。」とあります。

縄文の昔からこの辺には人が住み、この湧水の恩恵を受けてきたのですね。 

 


   

水は土手まで流れてきて・・・。 

 

 

 

黒目川に注ぎます。


水分補給用の水筒

2019-08-11 | My Favorite Things

水筒を買いました。

ウォーキング時の水分補給用です。熱中症対策でもあります。

昔、小学校の遠足で持って行ったような、簡単な ‘扁平丸型水筒’ を買おうと思って近くのホームセンターに行ったのですが、それはありませんでした。

あったのは魔法瓶タイプばかり。値段も安くありません。しかも携帯用ポーチも別売。

たまたまサーモス(THERMOS)というブランドのものが、若干値引き販売をしていたので、やむなくそれを買うことにしました。(上の写真)

 

 

 

   

盛夏時の外出にも向きますね。

冷えた水を入れておけば、駅でも電車内でも、随時「おいしい水」を飲むことができるというわけです。

冷えた水は腹を冷やすので不得手だという向きには、麦茶やそば茶や黒豆茶などを “少し冷ましてから” 入れると良いようです。
(熱いまま入れると熱くて飲めない)



https://www.youtube.com/watch?v=19cST_GzNGM
  ボサノバに「おいしい水」という曲があります。


パックンの節約術

2019-08-05 | チラッと世相観察

先日、テレビ東京の「モーニングサテライト」という朝の番組で、タレントのパックン(Patrick Harlan氏)が、 ‘無駄遣いをなくす法’ を語っていた。

たいへんおもしろいと思ったので、ここに紹介しておきたい。

  “パックンの節約術”

 ① 出費内容を把握する
 ② 計画性をもって買い物をする
 ③ 5分待つ(衝動買いをなくすために商品の前で)
 ④ 現金を使う
 ⑤(買わないで済ますという)少しの我慢を習慣にする

わたしがとくにおもしろいと思ったのは、④の「現金を使う」である。

パックンの話は、アメリカ人の「衝動買い」や「成功を “もの” で見せたがる」性向に加え、アメリカ社会の「キャッシュレス化の広がり」を前提にしていた。

日本でも、クレジットカードとは別の、スマホで簡便に決済できる「○○Pay」といった新しいキャッシュレスシステムが、昨今テレビCMでも喧伝されているので、決して他人事ではないかもしれない。

現金に直接触れないことによって、「お金を使う」ことの ‘現実感’ が薄れたり、出費内容の把握がおろそかになったりするのは、わたしを含めた庶民にとっては問題であろうと思う。
気をつけよう。

パックンは話の最後に、こんな言葉を紹介していた。

 A penny saved is a penny earned.(1ペニーの節約は1ペニーを稼ぐこと)

*写真はムクゲの花。本記事と関係ありません。