興趣つきぬ日々

僅椒亭余白 (きんしょうてい よはく) の美酒・美味探訪 & 世相観察

気持ちはなにげない所作に表れる

2024-09-18 | 随感・偶感・歳時感

今朝コンビニで、とてもいいことがあった。

毎週水曜日、近くのコンビニに東京新聞を買いに行っているのだが、レジでお金を払い、出口に向かうと、先に出た若い男性が、ドアを押さえたまま、わたしが来るのを待っている。

わたしのあとにこの男性の知り合いでもいるのかと思い、チラと後ろを見ると、だれもいない。

わたしが出たあと再び中に入ろうとしているのかとも思い、一瞬様子をうかがったが、男性は中に入ることなく、そのままドアから手をはなした。
あきらかにわたしのために、開けてくれていたのだ。

「ああ、ありがとうございます」

と、わたしは急いで言い、感謝の気持ちをこめて頭を下げた。
この男性の行動は、今のわたしにもできないと思う。

人の気持ちは、なにげない所作に表れる。

この人、わたしを見て、「ここは敬老精神を発揮すべきとき」と思ったのかもしれないが、そうだとしてもそれだけでなく、ふだんから周囲に「ほっこりした気分」を与える気持ちを持った方なのだろう。

本人は今、目の前にいないが、感謝とともに敬意を表したい。


秋の朝焼け

2024-09-15 | 季節の移ろい

わが家から見た今朝の東の空。真っ赤な朝焼けだった。

ことわざ辞典を見ると、「朝焼けになると雨になる」という言い伝えや俗信が各地にあるようだが、夏から秋への季節の変り目、長い間に人々に蓄積されてきたこの経験則は、かなり当たっているように思う。

スマホに送られてくるウエザーニュースを見ると、「週後半は秋雨前線が南下。雨の降り方に注意」とあった。
*(『故事俗信ことわざ大辞典第二版』<北村孝一監修/小学館>)


またウエザーニュースには「彼岸の入り(19日)までは残暑が続きそう」ともあった。

もうこの暑さ、いいかげんにしてほしい。


自分が思うほど、人はあなたのことを・・

2024-09-08 | 名言・佳言ピックアップ

このカテゴリー「名言・佳言ピックアップ」は、書籍・新聞・雑誌などからわたしが「共感した言葉」、「心に残った言葉」を拾って、とり上げたもの。

今回ピックアップしたのは、往年の名女優・高峰秀子さん(1924-2010)の言葉。


 自分が思うほど、
 人はあなたのことを
 考えていない


これは、高峰さんの「日めくり」の中にあった言葉である。
(『高峰秀子の日めくり言葉31』<高峰秀子・著/キネマ旬報社・2023年刊>)

 

 

     

わたしなりにこの言葉を解釈すると、

「あなたが気にするほど、他人はあなたのことを考えてはいない。人目を気にせず、堂々と自分自身の人生を生きなさい」

というくらいの意味であろうか。

気が弱いのに見栄っ張りで、人の思惑がすぐ気になるわたし(*個人の感想です)にとっては、勇気を与えてくれる言葉である。


「大根十耕」続き

2024-09-06 | 菜園の四季

今朝、ひさしぶりに、近々大根を植える予定の畝を、耕しに行ってきた。

「大根十耕」といって、大根を植える前の畝は「よく耕す」のがよいということは、先月当ブログでも書いた。

ところがその記事を書いた直後、小生体調をくずし、家で静かに過ごさねばならないことになった。

畑が気になりながら、半月ほどが経ってしまったが、ゆっくり休むことができたからか、体調も明らかに回復してきたので、きょう思い切って行ってきた次第。

といって無理はできないので、早々に引き上げてきた。「大根十耕」にはほど遠い。(「三耕」くらいか)

いっそ、「大根ゆる耕」で行こう!

大根十耕 - 興趣つきぬ日々 (goo.ne.jp)