店頭に、通りを見ながら飲めるテーブルが一つある。店内に入ると、中はさほど広くないが、天井が高く壁面は古い木目が活かされている。
壁の中央に古い時計がでんとすえられ、天井からは古めかしい回転扇が、5、6基取り付けられている。夏場、日本ほど気温が上がらず、蒸し暑くないサンフランシスコではこれで十分なのであろう。
照明も落とし、落ちついたたたずまいの店だ。
ブリュウ・パブと銘うっているところは、ビールの醸造元の直営店か。五つほどのテーブル席に10人ほどがすわることのできるカウンターがある。
一人で来てカウンターにすわり、チーズをつまみにビールを1、2はい飲んで帰るというここでの生活も悪くはないなと思う。