prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

2009年12月に読んだ本

2009年12月30日 | 
prisoner's books2009年12月アイテム数:24
親鸞をよむ (岩波新書)山折 哲雄12月01日{book['rank']
子宮会議洞口 依子12月01日{book['rank']
星への旅 (新潮文庫)吉村 昭12月17日
自閉っ子、こういう風にできてます!ニキリンコ,藤家 寛子12月20日{book['rank']
自閉っ子、深読みしなけりゃうまくいくニキ リンコ,仲本 博子12月20日{book['rank']
ピアニストが見たピアニスト青柳 いづみこ12月22日
映画的建築/建築的映画五十嵐 太郎12月22日{book['rank']
怖い絵3中野 京子12月22日
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「シャッター」

2009年12月30日 | 映画

日本を舞台にして日本人プロデューサーと監督(一瀬隆重・落合正幸)で、タイのホラー「心霊写真」のアメリカ版をリメークしたというややこしい作り。東洋の西洋に対する目線と恨みをのんで死んだ女の目線が微妙にだぶっている気がする。

「サイコ」の母親の登場シーンを明らかに思わせる後ろ向きの女に近づいていくシーン、本家ではぐるっと横に回転して顔を見せていたのを、がくっと上にのけぞって顔を見せるのが工夫したところ。

奥菜恵のでっかい目がぐりっと動くと相当に気持ち悪い。小柄なところもかえって不気味。こういう怖さは東洋人の持ち味だろう。

クライマックスで西洋人のヒロインがどっかに行ってしまい関わりがなくなってしまうのは困ります。

ブルーレイで見たのだけれど、音響が思い切りメリハリがきいて静かなシーンと低音がどすんどすん響くシーンとのコントラストが強烈。
(☆☆★★★)