ラスト、試合が終わったあとのドニー・イェンの演説で、あ、こりゃ「ロッキー4」だとやっと気がついた。
遡って考えると、やたらとイギリス人ボクサーがほとんどプロレスの悪役なみに態度悪くて敵国に対する反感を煽りに煽り、初め敵役風に現れたキャラクター(「ロッキー」ではアポロ、ここではサモ・ハン・キン・ポー)が途中から味方になって殺されるあたり、そっくりです。
香港映画でパクリは昔からあたりまえでむしろご愛嬌みたいなものだったが、中国に返還されてからだと微妙にひっかかる。
実はこれがシリーズ一作目だと間違えて借りてしまったのだが(「序章」なんてついてるのだもの)、前作だと日本が敵役らしい。ここでの敵役の描き方を見ると、ちょっと見るのが怖い。
結局、サモとの戦いが一番おもしろかった。
(☆☆☆★)