prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「ソハの地下水道」

2012年10月16日 | 映画
地下水道の(おそらく)セットのリアリティと、本質的に光がない世界にライトをあてて撮らなくてはいけない矛盾をかなりの程度克服している。
外は多くのシーンで雪が積もって対照的に明るいが、トーンは暗鬱なのは共通している。

地下水道という、隠れ場であるとともに出入りそのものは自由で、しかもゲットーの内外のように地上では分割されている地域にも関係なく通っているという、自由と不自由が複雑にからみあった存在がリアルであるとともに象徴的な表現になっている。

ずうっと閉じこもっているから単調かというと、身を守るためにドイツ兵一人殺すと報復で何十人も殺されるという具合に、ひとつの出来事が玉突きのように次々と抜き差しならぬ展開をみせて緊迫感か途切れない。

登場人物たちが物欲・性欲まみれであることを率直に描いているのがいい。
ワイダの「地下水道」のラストを明らかに引用したシーンあり。
(☆☆☆★★★)

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10月15日(月)のつぶやき

2012年10月16日 | 映画

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戦後67年経ってもまだ不発弾が出てきます。 pic.twitter.com/niw7FE9K