prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「ハンガー・ゲーム」

2012年10月19日 | 映画
私見だけれど、殺し合いゲームを扱った映画っておもしろかったためしがない。特に未来で大衆の慰撫政策として行われているものとなると、「ローラーボール」の昔から「バトルランナー」「デスレース2000年」とヴィジョンの浅はかさばかりが目だってどうしようもない。「バトルロワイヤル」にしても、なんで殺し合いを人に強制されて始めるのか、放っておいても狭いところに押し込められたら自分から争い殺し合いを始めるのが人間なのだから、甘く見えててどうしようもなかった。

監督・脚本のゲイリー・ロスはビル・クリントン大統領のスピーチライターをつとめていたというから民主党支持者なのだろうが、この映画でも上流の連中がヨーロッパの貴族のパロディみたいな格好していたりするところを見ると、今の格差社会のメタファーということになるのかな。だけど、格差の下にいる連中の方がむしろ自由競争を望んでいたりするのはアメリカばかりでなく日本でもいえること。そんなに単純に割り切れるものではない。
誰かのせいにしているのは、ダメですね。

ゲームが始まるまでテレビドラマだったら一本分終わってしまうほど時間がかかるし、始まったらいやにあっけなく四分の一が死んでしまい、暴力の手ごたえがまるで伝わってこないという調子で、サバイバルアクションとしてはまるで腑抜け。山火事もCGであることが丸わかり。
ヒロインばかり描きこんでいて、他の大勢はただの殺され役の木偶人形。弓矢を使うのはロビン・フッドになぞらえているのだろうか。
未来世界の衣装・美術の安いこと安いこと、狙いにしてもひどい。
(☆☆★★)

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10月18日(木)のつぶやき

2012年10月19日 | 映画

海老のブラックタイガーを見てタイガーマスクの相手を思い出す #プロレスあるある


なんてこった RT @47news: 速報:都内でタクシーにはねられ重傷を負った映画監督若松孝二さん(76)が搬送先の病院で死亡した。 bit.ly/17n4iz


@Tanu2 あ、それは知りませんでした ご教示ありがとうございます。まあ、色々並べたてたけれど、内心少しありかなというのも混ざってます。スイトンなんて、ちくわぶと似たようなものだし。


涙がでるほど口惜しい。ぼくはケンカシャモだけれど、涙だってある。それにしても、読売新聞の社説で“そんな映画は国の恥だ。それを海外までさらけだすことはなかろう。即刻『壁の中の秘事』を焼いてしまうことを提案する”。焼いてしまえとはなにごとですか。見もしないで批判だけ。

小暮 宏さんがリツイート | 1 RT

コピペ日記 : PERSON of INTEREST 犯罪予知ユニット #7 #8 blog.livedoor.jp/katikujin/arch…


あれ、みみずくの竜は誰? イケメンばっか並べたからはみ出ちゃった。ブサイクはカメラに写っちゃいけないみたいだな。 movie00.seesaa.net/article/297378… 実写版ガッチャマンはアベンジャーズを超えるらしい。 キャスト発表。


最初に見たピンク映画がタイトルは忘れたが若松孝二監督作だった。といっても、妊娠している女性のおなかを凄まじい形相の男が踏みにじって流産させようとしている冒頭のシーンにびびって早々に逃げ出した。やわなスケベ根性などふっとばされた感じだった。


「胎児が密猟する時」も監禁ものの先駆けなのだが、昨今のひ弱なオタクがもっと弱いものをいじめるといった風ではなかった。ものすごいマグマのような怒りに駆られて暴力がふるわれる、というより噴出していた。


若松作品はべらぼうな量になるけれど、保存・管理ってこれからどうされていくのだろうか。もうかなり散逸しているのではないか。若松プロも新作の公開も来春に控えていて経営トップがいなくなってしまったのだから大変だろうし、国なり官なりがやるとも思えず故人も歓迎しないだろう。


PS3でやっと音声出力をRCAか光デジタルかHDMIかいちいち一つだけ選ばなくていいようにバージョンアップされる。なんであんな仕様にしていたのだろう。


モ・リ・ナ・ガ  #メロディーなしに読めない

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