ちなみに1956年に木村荘十二監督・脚本で日本に翻案映画化されている。王女役が当時25歳の宮崎恭子。つまりのちの仲代達矢夫人。
オペラといっても大仰なものではなく、基本ピアノ一台にチェロなどを加えた小編成で、それを役者が生で自分で弾くのが魅力。
役者の出入りが舞台の袖からではなく客席の通路を多用して観客のすぐそばを行き来するようにしているのは親しみが増していい。
大きなシーツのような布を振ると吹雪を表したり、巻物みたいに張った布を持って周囲をぐるぐる回るのが季節の変化を表したりといった表現は舞台ならでは。
兵士をやっていた役者、裸になるとびしっとボディが引き締まっているのに感心。
【作】サムイル・マルシャーク
【演出・指導】森 一
【翻訳】湯浅芳子
【作詞・作曲】林 光
【舞台美術・舞台監督】村雲龍一
【照明】東京舞台照明
【衣裳】越村華子
【音楽指導】天野眞由美
【振付】戸塚 梨
【特別共催】Kissポート財団
俳優座2015年度研究生1年公演『森は生きている』
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