とっかえひっかえ豪華というよりおそろしく手のこんだ美術工芸品のような料理が出てきて、目で食べる方は堪能できます。
見始めてしばらくはどうやってあんな高そうな料理を連続して食べられるのか不思議だったのだが、見ていくうちにどのような収入源があるのかある程度順々にわかるように構成されている。家に財産があったり、経営者だったり、普通の勤めで給料を貯めたり、(元?)モデルだったりとこれまた様々。
それぞれのブログを見てみたが(この映画の公式ホームページにリンクされている)モデル氏のは写真が驚くほど綺麗に撮れていて、その場でスマホで撮っただけであれだけ撮れるものかなと思わせる。
映画の中でブログの内容そのものには触れないのは、やや物足りない。
マカオの呆れるばかりに豪華な、個室の周囲を金箔で貼り巡らしているレストランに勤め人のあまりテイスティングも慣れていないような女の子が行く一方で、丸々とした経営者のおっさんが出身地の庶民的な店に入ったりしているのが食の世界の幅広さを見せる。構成的には総花的でやや散漫だが。
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99分,世界美味めぐり@ぴあ映画生活
映画『99分、世界美味めぐり』 - シネマトゥデイ