原題はただのDHEEPANだが、これに「闘い」とつけたのが結構意味深。ずうっと社会派的な我慢劇暴力反対劇かと思うとえっと思うような展開になる。
30になるかどうかくらいの男女と小学生くらいの女の子、という組み合わせを見たら当然家族だと思うのだが、実は亡命には家族の体裁をとっていた方が有利ということで偽装した赤の他人たち、という設定がすこぶる刺激的。
家族というのが無条件に社会の小単位として措定されていて、その無条件さが逆に圧力になり、またそれぞれが社会的な役割にあてはめられることに対する葛藤もあって外に対してだけでなくお互いにも緊迫感が途切れない。
(☆☆☆★★★)
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映画『ディーパンの闘い』 - シネマトゥデイ