大杉漣は前に「不貞の季節」で団鬼六の分身の小説家をやったことがあり、今回は室生犀星のやはり分身の文豪役だが、偉そうなのと情けないのとスケベなのとが混ざっているのは一緒。
というか、「文豪」という今ではいないタイプの小説家のテイストが出ている。
やはり幽霊役で真木よう子や高良健吾(芥川龍之介!)が初め普通の人間かと思うような人間そのままの恰好で出てくる手法など、大仰でない作りのレトロで美的なファンタジー。
緩すぎの感がないではないが。
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