ニコール・キッドマンならそりゃモテモテでしょうよと思うが、砂漠を旅し続けてお肌つるつるってどうよ。
アラビアの部族の描き方も「アラビアのロレンス」批判本が何冊も出ているような現状で五十年一日のようでは困ります。ラストの字幕でヒロインが部族間の境界線を引いたって出るが、それ後年のトラブルの元ではないか。
砂漠の風景は綺麗だけれど、70mmで見ている目には4Kだからどうという感じはしない。ドローンを使ったのだろう大俯瞰ショットは新鮮。
ロバート・パティンソンがロレンス役で出てくるのにびっくり。実際のロレンスは黒髪だから容姿はピーター・オトゥールより近いとはいえるし、変人ぶりはよく出ているが、イメージを壊すことが目的化しているみたいな感。
ヘルツォークとしては辺境でロケしたがる志向は満足させられたか知らないが、クラウス・キンスキーと組んだ時のような辺境をものともせず突破していくデモニッシュな迫力は出ようがない。
(☆☆★★★)
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映画『アラビアの女王 愛と宿命の日々』 - シネマトゥデイ
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