スマホで各種の言語に対応したサービスを受けられるのは現実化しているのを見ていると、世界市場を狙った作りなのかと思える。
製作中に製作母体のプロダクションが倒産したのを後を別のプロダクションが継いで完成したという、本来見る側にしてみれば関係ないといえばないが、アニメは世界展開できる可能性が見こせたから出来たのではないかと門外漢は考える。
特殊部隊の動きがモーションキャプチャを使っているというのはなるほどと思った。
子供まであっさり射殺してしまうところや、美女の目が撃ち抜かれて向こう側が見えるといった、様式化した画でクイックカットで処理しているとはいえ、相当にショッキング。
チェコの街並みのロケ効果が大きい。背景画とはいえ、相当に取材して描いていると思える。
人間に残虐行為をさせる要因が古代の生存競争していた時の名残りとして存在していて、それがコトバの中に言語の違いを超えて埋め込まれている、といった世界観は原作を読んでいなくてもある程度納得できる。
ただ、セリフで説明せざるをえないところで、もうひとつそういった要因が実際に残虐行為に結びつくのかといった肉体感は薄い。
(☆☆☆)
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