prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「未来を花束にして」

2017年02月05日 | 映画
洗濯工場で働いていたヒロインがイギリスの女性参政権を獲得する運動にふとしたきっかけから参画し次第に本格的な活動家になっていく話。

公安による弾圧はまるっきり非合法活動の取り締まりそのもので、女性たちのデモを警棒をふるって制圧したり、刑務所内のハンガー・ストライキに対して押さえつけて無理やり流動食を鼻から流し込む(窒息しないか?)といった凄惨な描写が多い。

周囲からも白眼視され職を失い家から追い出され息子も養子に出されると悲惨な展開で、さらに弾圧されたことで行動がエスカレートして爆弾を作って破壊活動するに至っては、いささか引いた。
今でこそ当たり前みたいになっている権利を獲得するのにここまでの犠牲を払ったのかと思わせるが、一方で女性たちの行進が実現するきっかけというのが死者が出たからというのは、なんだかすっきりしない。

スパイを作ろうとするなど公安のやり口の陰険さ、周囲の無理解や偏見など今でも通じるところは多い。

エンドタイトルで世界各国の女性参政権が確率した国とその年号がずらっと出るのだけれど、日本が入ってないのは見逃したのだろうか。それともスルーされたのか。

未来を花束にして 公式ホームページ

映画『未来を花束にして』 - シネマトゥデイ

未来を花束にして|映画情報のぴあ映画生活



本ホームページ

2月4日(土)のつぶやき

2017年02月05日 | Weblog