prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「マリアンヌ」

2017年03月02日 | 映画
オープニングのパラシュート降下シーンや砂嵐の中の車のラブシーンなどでロバート・ゼメキスらしい映像技術の使いこなしっぷりが見られるけれど、全体とすると大がかりなセットを一見オーソドックスに生かした作りがクラシックな「カサブランカ」調のテイストが魅力。セットも衣装も良く出来ていて、爆撃シーンなどもプロセス使っているっぽい画調にしてある。

ブラッド・ピットとマリオン・コティヤールと珍しいくらい美男美女がそろったロマンスで、最初は芝居として愛し合っているふりをしているうちに本気になりまたウソではないかとくるりくるりとひっくり返るプロットはしっかりしていて、あまり意外性を狙いすぎていない。

フランス語のセリフがかなり多くてケベック訛りをパリ訛りに直すように言うシーンがあったりするが、どの程度訛りを正確に再現しているのかわからないけれど、ちゃんとフランス語で通している。ハリウッド映画は平気で非英語圏の人間に英語使わせるけれど、フランスは多少別なのか作り手の見識か内容が当然要求するからか。
(☆☆☆★★)

マリアンヌ 公式ホームページ

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映画『マリアンヌ』 - シネマトゥデイ



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3月1日(水)のつぶやき

2017年03月02日 | Weblog