prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「ウォーリアー」

2017年03月03日 | 映画
骨太。熱血。
もうアメリカの映画やドラマではおなじみになったとはいえやはり深刻なさまざまな苦しみが描かれる。アルコール依存症の男に悩まされる妻子、父を憎みながら父に叩き込まれた格闘技で貧乏生活から抜け出そうとする兄弟。

ジョエル・エドガートンとトム・ハーディが感じが似ていて本当に兄弟に見える。応援している人たちがグリーンの上着を着ていることやコンロンという姓からしてアイルランド系だろう。それだけ本来は家族の結びつきが強いのだろうが、アルコールに溺れる男も多いということだろう。

ローンを払えず家を銀行に取られようとしているというのは何度となく見せられているシーンだが、アメリカ人の家というモノに対する執着というのはやはり一方で開拓して定着した証としての意識があるのだろうか。
戦争に行くこと、戦場から逃れることの重さがまたそこに加わる。

アメリカ映画ではもう当然とはいえ総合格闘技を役者がやって説得力のある画にするってどれだけのトレーニング(演者だけでなく映画的な力全般)を積んでいるのだろうと思わせる。

初め夫の試合のテレビ中継も見られなかった妻がやがて見られるようになり会場に行って応援するまでになる変化も細かい。
(☆☆☆☆)





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