prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「ブルックリン」

2017年03月14日 | 映画
アイルランドからニューヨークのブルックリンにわたってきた女の子が同郷の人たちと暮らす昔ながらの人情劇としての情感たっぷり、それがいったん実際にアイルランドに戻るとずいぶん旧弊なとこがあるのに気づいてしまい、なんで故郷からアメリカに渡ったのかわかる、という、新しい故郷を見出すドラマとしても良くできている。

1951年から52年にかけての時代色の出し方、単色で毛糸織りの多い衣装の色の合わせ方、恋人との関係で変にイヤな性格やジャマになる設定を入れずに素直な展開になるのも好ましい。

水着をあらかじめ上着の下に着こんでいくというアメリカ式の着替え方にびっくりしたり、故郷に帰って得意げに教えたりするのがいかにもお上りさん的な感覚も可笑しい。

シアーシャ・ローナンはこれに出た当時まだ二十歳をちょっと過ぎた程度なのだけれど、「つぐない」に出た十四歳の頃に比べてかげろうみたいな体形がずいぶん丸々としたのにびっくり。
(☆☆☆★★★)

ブルックリン 公式ホームページ

映画『ブルックリン』 - シネマトゥデイ

ブルックリン|映画情報のぴあ映画生活



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