隠すものだから周囲もフォローのしようがなく、転んだり刃物で手を切ったりと当人がケガするのみならず、人にぶつかり物を壊し、特に子供を預かって迷子にするのはいくらなんでも無責任だろう。
はっきり弱視であることをオープンにしてその上で希望を述べて努力するのが筋ではないかと思っていたら実際そういう風に展開するのだが、大きな失敗を何度もするまで隠すというのはいただけないし、孤立せず周囲と協力していくようになるようにドラマが組み立てられている割にそちらの方向に舵を切るのが遅すぎてとってつけたようになってしまった。
スリランカ系というマイノリティなので特に排除されるのに敏感なのかもしれないが、それにしてはクライマックスのテストの採点の仕方も甘いし、その後どうするのかという着地の仕方も要領を得ない。
(☆☆★★★)
「5パーセントの奇跡 嘘から始まる素敵な人生」 公式ホームページ
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