ただ、移民を受け入れるわけではなく警察の眼を逃れさせて他の国(この場合イギリス)にフランスから渡るのを手助けするだけなので、移民問題とすると割と話が簡単で済んでいる。
カリウスマキ調というか独特の間合いによるユーモアや、貧乏くさいようで背景が入念に色分けされて目を楽しませるようになっている画面作り、犬を含めたおなじみのメンバーがぶすっとした顔をしながら主に音楽で人生を楽しんでいる感じなどは相変わらず。
これが一歩社会劇的に踏み出さざるを得なくなるだけ状況の方が変わったのだろう。
「ル・アーヴルの靴みがき」 - 映画.com
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